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歯科嫌いや泣く子供たちでも
やる気・自信を引き出す小児歯科

やまぐち夕陽ヶ丘歯科クリニック

(大阪市天王寺区/四天王寺前夕陽ヶ丘駅)

最終更新日:2020/09/04

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  • 保険診療

「診療台に座れない」「泣いて治療ができない」など、歯科診療に苦手意識を持つ子どもに苦労している保護者も多いのではないだろうか。実は毎日の仕上げ磨きのやり方や、診療後にたくさん子どもを褒めるなど、少しの工夫が「歯科診療を受けられる子ども」に成長させることもあるという。診療困難な子どもたちが多く訪れるという大学病院の小児歯科など、長年子どもの歯科治療に携わってきた「やまぐち夕陽ヶ丘歯科クリニック」の山口傑平院長は、その治療ノウハウと小児患者の心を惹きつけるその人柄で、子どもの「できる」を引き出してきたスペシャリスト。「大人になってもきちんと歯科医院に通える習慣をつけてもらう」ことを使命と捉え、子どもと正面から向き合う山口院長に話を聞いた。(取材日2020年7月18日)

子どもと同じ目線で正面から向き合い、本人のやる気を引き出し自信をつける診療を

Q子どもの口腔内ケアは、いつ頃から意識するべきでしょうか?
A
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▲清潔感漂う院内

いつからと決まった時期はなく、前歯が生え始める生後10ヵ月くらい、自治体での検診がある1歳半、乳歯が生えそろう2~3歳など、何かをきっかけに気になることがあったら、いつでも連れて来ていただければと思います。大切なのは、将来虫歯になったときのために、治療の必要のない頃から歯科治療用の機材で遊び、器具から出る音や水に慣れてもらうこと。早急な治療を要す虫歯になってから初めて受診・即治療ではうまくいきません。歯科医院に来たら自ら進んで診療台に乗れるようにあらかじめ訓練しましょう。歯磨きは、歯が生えてきたらすぐにスタートして習慣づけ、小学校3~4年生くらいまでは保護者の方の仕上げ磨きが必要だと考えます。

Q治療の際に心がけていることを教えてください。
A
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▲院長は、患者に寄り添った治療を心がける

お子さん本人のモチベーションを大切にするために、当院では母子分離を基本とし、保護者の方には待合室で待機していただいています。例えば麻酔をして虫歯治療をする場合、可能な限り痛みを抑えることは当然ですが、治療を終えたら、お子さんには保護者の方のもとに報告に行ってもらい、保護者の方からはめいっぱい褒めてもらいます。お子さんにとって「できたら褒めてもらえる」といううれしい体験は、次回以降の歯科医院に通う動機や治療へのやる気・自信につながります。また私がお子さんと接する際に心がけていることは、同じ目線で話すということ。まるで友達とおしゃべりするかのように話せる関係を築けるよう工夫をしています。

Q定期検診の頻度と、その内容を教えてください。
A
3

▲キッズスペースは知育玩具を中心に置いている

保護者の方の仕上げ磨きがしっかりできているケースであれば2ヵ月に1回、乳歯から永久歯に生え替わる時期などは月1回の通院を推奨しています。それは、乳歯や生えたての永久歯は外側のエナメル質が弱く虫歯になると一気に進行してしまう恐れがあること、生え替わりの時期に歯がグラグラしたらすぐに対処できるようにという理由からです。検診内容は、虫歯などトラブルがないかの検査、歯に染色をしての歯ブラシ指導、歯のクリーニング、フッ素塗布です。来院前には、保護者の方が仕上げ磨きをしている場合は保護者の方に、自分で歯磨きをしている子は本人に、歯を磨いてから来ていただき、磨き残しを確認しながら歯ブラシの指導をします。

Q保護者の方に、普段から気をつけてほしいことはありますか。
A
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▲トイレは子どもと一緒に入れるよう十分なスペースがある

「甘いものは食べさせないほうがいいですか」と聞かれますが、私は悪いことだとは思いません。小さいお子さんは一度にたくさん食べられないため、おやつも含めて一日分の栄養を摂取しています。ですから甘い物やジュースを与えないのではなく、食べた後は「必ず口をゆすぐ」という習慣をつけていただくことが大切だと考えています。学校に通いだすと、学校行事や習い事で毎食後の歯磨きは難しいかもしれませんが食べたら口をゆすぐ、夜寝る前に必ず歯を磨くというルーティンを作っていきましょう。また仕上げ磨きは必ず「寝転んで」行ってください。歯科医院の診察台と同じような環境で口の中を見せることも歯科診療へのトレーニングになります。

Q歯科治療が苦手なお子さんの保護者にメッセージをお願いします。
A
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▲院長は相談のしやすい人情深い人柄

暴れて泣き叫ぶお子さんが、周りの患者さんに迷惑になってしまうと悩んでいる方も多いと思います。どんなことがあっても時間のある限りお子さんと向き合いなるべく自ら「歯医者さんに行きたい」と思い「できた」という自信をつけてもらえる診療をご提供したいと思います。また、きょうだいがいるのなら上のお子さんの治療風景を見せることは効果的。例えばお兄ちゃんがきちんと治療できていれば、下のお子さんも機械の音を恐れることもなくスムーズに治療に入りやすいです。小児歯科を得意としていますが治療自体は大人と変わらないことが多くあります。お子さんの治療が落ち着いた所で、お母さん、お父さんとご家族でかかられる方も多いですよ。

ドクターからのメッセージ

山口 傑平院長

長年、小児歯科診療に携わり、特に大学病院では「一番暴れる子が、どうしたら一番できるようになるのか」を考えて取り組み、そのノウハウは持っているつもりです。保護者の方にも根気強くお付き合いいただかねばなりませんが、もし私のやり方を受け入れてくださるのであれば、お任せください。私たちの仕事は、子どもたちが大人になってもきちんと歯科医院に通える習慣をつけてもらうことだと考えています。そのために小さい頃から歯科医院の定期的な受診を習慣化するのはもちろん、虫歯など何かトラブルが起こっても、歯をできるだけ削らず負担の少ないケアで済むようにサポートし、お子さん自ら通いたくなるような環境を提供したいと思います。

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