噛み合わせ治療の専門家による
人生の質を上げるための歯科治療
一宮かみあわせ歯科
(一宮市/今伊勢駅)
最終更新日:2021/12/10


- 自由診療
噛み合わせの調整は、技術や理論が確立されているわけではなく、歯科医師個人の知識や力量によるところが大きい。確かに噛み合わせが悪くても、命に関わることはまずないだろうし、歯の痛みや頭痛などの症状がなければ気にする人は少ないかもしれない。しかし、噛み合わせはすべての歯科治療の根本でもあり、そこに不具合があれば少しずつ局所に負担がかかり、口腔内だけでなく全身の健康にも影響が出ることも。そんな噛み合わせを専門に経験を積み、診療の主眼に置いて「一宮かみあわせ歯科」を開業した野田和秀院長。インプラント・矯正・セラミック修復・義歯などを駆使し、一人ひとりに時間をかけ質重視の歯科治療をトータルコーディネートする野田院長に、噛み合わせの専門家だからできる治療法について聞いてみた。
(取材日2021年7月15日)
目次
インプラント・矯正・セラミック・義歯などのトータルな治療で、機能的で長持ちする噛み合わせづくりを
- Qそもそも噛み合わせ治療とは、どのようなものですか?
-
A
▲健康に導いている噛み合わせの治療
上下の歯がちゃんと機能的に噛み合っている状態に導く治療のことです。歯がきちんと噛み合っていないと、噛んでいる部分だけに負担がかかり歯が痛んだり、知覚過敏や顎関節症につながったり、機能障害に発展することも。専門の科があるわけではありませんが、インプラント・矯正・セラミック修復・義歯など、すべての治療において大事なもの。そのために歯科医師は、噛み合わせについて専門的に理解し、包括的な診療をプロデュースできることが望ましいと思います。当院ではできるだけ理想的な噛み合わせにしてお口の健康を維持していくことを目標に、さまざまな選択肢からその方にとってベストな治療法をコーディネートしたいと考えています。
- Q噛み合わせ治療の専門家が考えるインプラント治療は何ですか?
-
A
▲機能性、永続性にこだわった治療を行っている
歯のない部分にインプラントを入れるだけでなく、一口腔単位として見た上で、噛み合わせを考えた治療をします。インプラントを必要とするのは歯を失っている人ですから、まず失った原因から考えることが大切です。例えば、前歯の噛み合わせが悪いせいで、奥歯に負担がかかってボロボロになった人に対し、奥歯にインプラントを入れても、そのインプラントは長持ちしません。噛み合わせが改善しない限り、同じ場所に負担がかかるからです。ですから場当たり的に治療を繰り返すのではなく、先を読んで長く維持できるように、噛み合わせを考えた治療を提供しています。
- Q噛み合わせ治療の専門家が考える矯正治療とは何ですか?
-
A
▲プライバシーに配慮した治療空間
永久歯の矯正については、理想的な噛み合わせをつくることで、より後戻りがしにくいという利点が期待できます。正面から見た歯並びだけではなく、エステティックラインと呼ばれる横顔から見た口元の状態も大切に、ワイヤー矯正、マウスピース型装置による矯正などを行います。小児矯正の場合は、その後の人生が長いので、根本的に噛み合わせを整えることで、健康に貢献できると考えています。舌や唇の筋肉のバランスを整える訓練をし、顎の成長を促すことで、抜歯しない、ワイヤーを使わない矯正につなげます。当院では、歯並びや噛み合わせが悪くなる前に、生え替わり時期である小学校低学年くらいからのお子さんの矯正にも対応しています。
- Q噛み合わせ治療の専門家が考えるセラミック治療とは何ですか?
-
A
▲セラミックの耐久性について詳しく聞いた
セラミックを使った修復は、銀歯をセラミックに変えるなど、一般的には審美歯科のイメージがありますね。しかし、セラミックによる修復も審美と機能の両方を兼ね備えていないといけません。見た目だけではなく、噛み合わせも良くできれば、結果的にセラミックも割れにくくなるなど耐久性の向上が期待できます。また、歯に欠損がなければセラミックのかぶせ物や詰め物で、噛み合わせを調整することもできるんですよ。こうした治療に取り組んでいる歯科医師は少ないですが、僕の専門でもあります。すり減って低くなった歯もセラミックで高さが調整できますし、顎関節症の場合も全体的な噛み合わせを整えることで顎の負担の軽減を図ります。
- Q噛み合わせ治療の専門家が考える入れ歯治療とは何ですか?
-
A
▲噛み合わせの重要性を丁寧に語ってもらった
義歯を入れてもちゃんと噛めない場合、それは噛み合わせ調整ができていないことが考えられます。どの位置に歯があるといいか、どの位置にあると痛いか、それらがわかっていないとちゃんと噛める義歯は作れません。また義歯単独だと、外れやすかったりしますが、部分的にインプラントを装着することで、快適性を上げることを図れる方法もあります。今は「人生100年」といわれている時代ですから、そうなると当然噛む時間も長くなります。見た目と機能に留意しながら良質な治療で口腔環境を包括的にケアすることで、食事を楽しむ健康寿命を延ばし、患者さまの「人生の質(QOL)」が向上するお手伝いができればと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/38万5000円~、マウスピース型装置を使った小児矯正/22万円~、成人矯正/55万円~99万円、セラミック修復/6万6000円~