新宿ブレストセンタークサマクリニック

新宿ブレストセンタークサマクリニック

日馬幹弘院長

乳がんの日帰り手術
低侵襲で働く女性や高齢者にも受けやすい工夫

新宿ブレストセンタークサマクリニック

保険診療

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日本女性に増え続けている乳がん。検査の結果、手術適応となった場合は、早期がんであっても、人工呼吸器の必要な全身麻酔下で乳房部分切除手術を受けるのが一般的で、1週間程度の入院が必要となることが多い。しかし、乳がんになりやすいとされる世代は、仕事でも家庭でも中心的な役割を果たす、忙しい世代でもある。そこで、働く女性にも受けやすい乳がん検査や治療を行う「新宿ブレストセンタークサマクリニック」では、乳がんの日帰り手術を実施。全身麻酔でなく静脈麻酔や局所麻酔で手術を行うため短時間の手術となり、翌日から仕事に復帰することも可能となるのだとか。また体への負担が少ないため、全身麻酔が受けられない高齢者や、合併症のある人にも対応可能だという乳がんの日帰り手術の実際をレポートした。(取材日2019年3月13日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

乳がんの日帰り手術の特徴とメリットを教えてください。

早期の乳がんの場合、乳房部分切除という手術を行います。当院では日帰り手術に適応すると判断される場合、局部麻酔と軽い静脈麻酔を用いて乳房部分切除手術を行っています。メリットは入院の必要がないこと、人工呼吸器や筋弛緩剤の必要な全身麻酔を行わないため体への負担が軽くなること、翌日から入浴も可能で、速やかに日常生活に戻れるようになることです。翌日から仕事に復帰したり、家事を行うことも可能となりますので、日常生活への負担はそこまで大きくはないと思います。また高齢の方の場合、入院や全身麻酔のストレスがきっかけとなり認知機能の低下が起こる場合がありますが、日帰り手術ならばそれも回避できます。

手術にかかる時間について教えてください。

早期の乳がんの日帰り手術の場合、がん周囲を切り取る乳房部分切除の手術と転移の有無を調べるリンパ節のセンチネルリンパ節生検を行っても、手術時間は麻酔を含めて1時間から1時間半程度です。その後、回復室でしばらく休んでから帰宅していただきます。治療費については健康保険が適用され、早期がんの場合では、局所麻酔のみで十分なことも多く、また、静脈麻酔を併用する場合でも、一般的な入院を必要とする手術に比べるとかかる費用は大幅に抑えられますね。

どんな患者さんに向く手術でしょうか。

基本的には早期の乳がんが対象ですが、少し進行したがんの場合も、手術前に抗がん剤やホルモン剤を使った治療を行ってがんを縮小させることで、日帰り手術を選択することもできます。乳房切除も日帰り手術で対応できます。1回で乳房部分切除とリンパ節の生検の両方を受けるのが心配な方は、別の日程で行うことも可能です。日帰り手術をお勧めしたいのは、子育てや家事、仕事が多忙で時間の取れない方。また全身麻酔など高侵襲の治療に耐えられない高齢の方、合併症などのある方ですね。入院の煩わしさ、心理的・経済的負担を避けたい方にも向きます。当院では、高齢の親御さんなど家族に心配をかけたくないという方も多いですよ。

検診・治療START!ステップで紹介します

外来で問診を受ける

外来で問診を受ける。今まで乳がん検診を受けたことがあるかどうか、結果はどうだったか、また乳房に異常があるか、家族に乳がんの患者がいるかなどを聞かれる。同院には、自治体の乳がん検診を受け、精密検査が必要と診断された人が訪れることが多いのだとか。乳がんの日帰り手術に対応する施設は多くないので、首都圏だけでなく、全国各地からも患者が来院するという。

マンモグラフィ、超音波などの検査を行う

胸を挟んで撮るレントゲンのマンモグラフィ、そして超音波検査などを行い、しこりが触れない乳がんも見逃さないように精密な検査を行う。また検査は原則として女性技師が行うので恥ずかしいという人にも配慮されている。がんが疑われた場合には、その日のうちに針生検や、関連施設でのMRI検査を行い、およそ1週間から10日でがんのタイプまでを診断して、速やかに治療方針を決定する。

診断結果や、手術について説明を受ける

診断結果により日帰り手術に適応すると判断された場合は、症状や手術についての詳しい説明を受ける。同院では、「良性です」「心配ありません」というような、あいまいな表現でなく「乳腺症です」「乳がんです」「線維腺腫です」というように明確にするのが特徴。その上で、症状や治療法を詳しく説明することによって、できる限り患者の不安を解消することをめざしている。

日帰り手術を受ける

早期の乳がんの日帰り手術の場合、局所麻酔と、必要に応じて静脈麻酔を組み合わせることにより、ほとんど痛みを感じることなく手術が終わるのだそう。手術に要する時間は、1時間〜1時間半程度。手術後は回復室で少し体を休めてから帰宅する。局所麻酔と静脈麻酔を併用した場合、手術終了後、すぐに意識は戻り、術後の痛みがないようにもケアをしてくれているのだそう。

経過観察のために再受診

手術後、1週間後に抜糸をするが、その間の通院は必要ない。その後、病理診断結果が出てから、今後の治療方針を決める。一般にがんの治癒の目安は5年とされるが、乳がん細胞はゆっくり増殖する性質があるので、10年間はチェックが必要とされている。そのため、検査や治療が受けやすい施設を選ぶことは重要だ。同院では多忙な人も通院しやすいように平日は19時まで、土日にも診療を行っている。

ドクターからのメッセージ

日馬 幹弘院長

全身麻酔を行わないため、日帰り手術は体への負担が軽いと考えています。乳がんは体の表面にできることが多く、人工呼吸器や筋弛緩剤を使う全身麻酔でなくても、局所麻酔と静脈麻酔で手術を行うことができるのです。またがんの周りの部分を必要以上に切除しても、その後の生存率に差がないことがわかってきています。当院では精密に行う画像診断をもとに必要な部分だけの切除に努めるため、その分、術後の早い回復が期待でき、傷痕が目立たない点もメリットと考えています。乳がんは、職場や家庭で活躍される世代の女性に多く、また、高齢の患者さんも増えています。病気に負けず、充実した毎日を送るために、日帰り手術を役立ててください。

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