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金海 剛士 院長の独自取材記事

たか歯科クリニック

(春日市/大野城駅)

最終更新日:2021/10/12

金海剛士院長 たか歯科クリニック main

JR鹿児島本線・大野城駅から車で6分の場所にある「たか歯科クリニック」。白と木目調の外壁と大きな窓ガラスが通りからもパッと目を引く。クリニックに足を踏み入れると、さまざまな種類の観葉植物が出迎えてくれる。壁にはかわいらしいシールが施され、清潔感がありながら親しみやすさも漂う。院内はすべてバリアフリーで、小さな子ども連れや高齢者でも通いやすい。院長の金海剛士(かなうみ・たかし)先生は、明るい笑顔が印象的な歯科医師。一般的な歯科治療から小児歯科、審美歯科、義歯(入れ歯)治療、インプラント治療まで幅広い診療に取り組む。「特別なことは一切していないんですけどね」と語る金海院長に、歯科医師をめざしたきっかけや診療で心がけていること、今後の展望について話を聞いた。

(取材日2021年4月10日)

当たり前のことを当たり前にできる歯科医師でありたい

まず、先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

金海剛士院長 たか歯科クリニック1

僕の両親も親類も、歯科医師や医療関係者というわけではなかったのですが、高校時代、進路を決めるにあたり、どうせ大学に行くのなら会社員になるよりも、何か手に職をつけたいと思っていました。そして、できればお金持ちになりたい(笑)。そう考えて、歯科医師の道を選びました。だから正直言って、この仕事に特別な思い入れはなかったんですよ。でも実際に歯科医師になってみると大変なことがわかりました。人によって噛む力が違うし、同じ治療をしても同じ結果に結びつかないこともある。「これだ」という正解がないんです。難しい分野ですけれど、その分やりがいは大きいですね。僕は「みんなを笑顔にしたい」とかきれいごとを言うのは好きじゃなくて。正しい治療を丁寧に、当たり前のことを当たり前に、淡々とこなすことを大事にしています。

こちらに開業されるまでの経緯をお話しいただけますか?

大学卒業後、研修医を経て、幅広い診療を行う総合歯科で勤務医として経験を積みました。ただ、自分は1人ですべてをこなすのが向いていると思っていたので、最初から開業は意識していましたね。それを実行に移したのが2019年。開業するにあたり、クリニックをゆったりした造りにしたいと考えて、広い土地を探していたところ、ちょうどこの場所が空いていたんです。もともと僕は大阪出身で、福岡は地元ではないのですが、この辺りは以前勤務していたクリニックにも近く、土地勘がある程度あったことも決め手になりました。適度に都会でありながら、住宅街で緑も多く、いいところだなと思います。開業してまだ2年目ですが、地域に根差した歯科医療を提供して、地域の方々が気軽に通えるクリニックにしていきたいです。

患者さんはどのような方が多いですか?

金海剛士院長 たか歯科クリニック2

近くにお住まいの方やお勤めの方がほとんどですね。下は0歳から上は90代まで、幅広い年齢層の方が来院されています。この辺りはファミリー層が多いので、小さなお子さん連れのお母さんもたくさんいらっしゃいます。主訴としては、虫歯や歯周病、銀歯が取れた、入れ歯を作ってほしいといった一般的な治療から、矯正歯科、審美歯科までさまざまです。症状はなくても全体を診てほしい、クリーニングをしてほしいという予防目的で来られる方も2、3割いらっしゃいます。患者さんの多様なご要望に対して、オールマイティーに対応できる体制を整えています。

通いやすさを重視したクリニックづくりに力を注ぐ

設備のこだわりはどんなところでしょうか。

金海剛士院長 たか歯科クリニック3

通いにくいクリニックだと、自然と足が遠のいてしまいますよね。ですから、通いやすさを重視しました。まず、クリニック全体をバリアフリー設計にして、ベビーカーや車いすでお越しの方でも通院しやすい環境を整えています。トイレにはおむつ交換台も設置していますので、赤ちゃんと一緒でも安心です。また、プライバシーにも配慮して、診療スペースはすべて半個室にしました。それぞれの空間に壁があり、隣を気にすることなく、治療に専念していただけます。患者さんとスタッフの導線はきっちり分けているから、患者さんとスタッフがぶつかったり、ユニットのそばをスタッフが横切ったりすることもありません。スタッフ側も効率的に動くことができるので、よりスムーズな治療につながります。

先生が得意とされる治療は何ですか?

一通りの治療を1人で行えるよう経験を積んできたので、何かの治療に特化したスペシャリストではありませんが、あえて一つ挙げるなら小児歯科でしょうか。研修医時代は大学病院の小児歯科に在籍して経験を積んできましたし、プライベートでは子を持つ父親ですから、親御さんの気持ちもよくわかるのが強みです。生えたばかりの乳歯から永久歯まで、お子さんの成長に合わせた治療を行っています。「乳歯はどうせ生え変わるから、放っておいても大丈夫」と思われる親御さんも少なくありませんが、これは間違いです。乳歯の時の口腔環境は将来の歯並びや永久歯に大きく影響するので、何か問題があれば早めにご相談ください。お子さんの歯並びが気になる場合も適切なタイミングで適切な治療法を提案します。目立ちにくい歯列矯正を行うことも可能です。

お子さんの対応で工夫されていることを教えてください。

金海剛士院長 たか歯科クリニック4

大人でもいきなり治療を始めると怖いですよね。子どもだったらなおさらですから、できるだけ不安を感じさせないようにしています。当然のことですが、無理に押さえつけるようなことはありません。診療室のチェアに座ってもらうことから始めて、口の中を触るなど、恐怖心がなくなるまで練習してから治療に入ることを心がけています。スタッフも優しい声かけをしてくれていますね。「できたね」と褒めてあげると、自信につながって上手に治療を受けられるようになるようです。キッズルームも設置しているので、楽しく通っていただいているお子さんも多いですよ。

患者の話に耳を傾け、納得のいく説明をするのが信条

患者さんと接する際にどのようなことを心がけていますか?

金海剛士院長 たか歯科クリニック5

患者さんの訴えにきちんと耳を傾けることを大切にしています。こちらの意見を一方的に押しつけたり、患者さんの同意なしに治療を始めたりすることはないのでご安心ください。口の中の現状を写真やエックス線画像を実際に見てもらってわかりやすく説明した上で、いくつかの選択肢を提示し、ご本人にとって納得できる治療を進めていきます。また、自分に手に負える疾患かどうかを見極めることも大事なポイントです。歯科治療は後戻りできないものが多いため、慎重に行うべきだと考えます。僕の手に余るものは「できない」「わからない」と包み隠さずお話ししていますよ。例えば複雑に生えている親知らずの抜歯など、難しい症例の場合は大きな病院をご紹介することも可能です。

お忙しいとは思いますが、リフレッシュの時間はありますか?

子どもと一緒に出かけることが多いです。家族でキャンプに行ったり、フルーツ狩りに行ったりすることもあります。あとは、歯科の勉強のために、本を読むことくらいですね。僕はバイクで通勤しているので、それもリフレッシュの時間になっているかもしれません。正直言うと、日々の診療で手いっぱいな感じです。とにかくゆっくりしたいのが本音ですが、なかなかそういうわけにもいかないですね。60歳でリタイアするのを夢見て(笑)、今は目の前のことにベストを尽くすことを大切にしています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

金海剛士院長 たか歯科クリニック6

クリニックを大きくしたいとか、分院を開設したいとか、そういう考えはないんです。自分の目の届く範囲で一人ひとりの患者さんに向き合うことが大切だと思っています。それから、これからはもっと予防に意識を持ってもらえるといいですね。残念ながら、歯は治療すればするほど寿命が短くなっていきます。治療にも時間がかかりますし、費用面での負担も増えていきます。一生ご自身の歯を使い続けていただくには、予防に勝るものはありません。特に若いうちからの予防歯科が大事なので、定期的な検査とメンテナンスに通っていただきたいです。大変かもしれませんが、長い目で見ればコストも少なくて済みます。お子さんも気軽に通っていただけるよう、敷居の高くないアットホームなクリニックをめざしています。何かあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/27万5000円~、矯正歯科/66万円~、小児矯正/22万円~、審美歯科(セラミック)/4万4000円~

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