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星 明彦 院長の独自取材記事

しんばし内科・脳神経クリニック

(港区/新橋駅)

最終更新日:2020/04/01

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「なんとなく不調が続く」「頭痛の原因がわからない」。こんな悩みを持っている人はいないだろうか。新橋駅より徒歩2分の「しんばし内科・脳神経クリニック」では、内科の疾患から専門である脳の分野まで、全身的な診療を受けられる。院長の星明彦先生が「専門性を生かして幅広い層の患者に貢献したい」という想いで2019年10月に開業した。星院長は「脳だけを治療すれば脳の働きが良くなるわけでない」と語り、全身的な診療の必要性を強調する。星院長が新規開業にかける想いや診療に対する心がけ、クリニックの今後の展望など幅広く話を聞いた。
(取材日2020年2月10日)

自営業の家庭で育ち、福島から上京して開業

はじめに、先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

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家族に医療関係者がいたわけではなく、両親は地元である福島で床屋を経営していました。僕が医師をめざすきっかけとなったのは、小さい頃に負った目の大ケガです。4歳くらいの時だったので母から聞いた話が中心なのですが、当時兄と僕はガラスを割って遊んでいたらしいんです。明らかに危ないですよね(笑)。そうしたらガラスの破片がまぶたに刺さり、反射的に目をこすってしまい眼球が傷ついてしまったんです。大学病院で治療を受けたんですが、失明のおそれもあったくらい重傷で。でも、治療のかいあって無事失明せずに済みました。母によれば、その経験を境に「医師になりたい」と言い出したらしいですね。その後も医師以外の道を考えず成長し、福島県の医科大学に進学しました。

大学では脳神経内科を選ばれたんですね。

そうですね。もちろん眼科にも興味はありましたが、医療漫画の影響で他の科も勉強したいと思い始めたんです。その中で特に面白そうだったのが脳神経内科領域です。まだ解明されてない分野をやりたいなと思っていて、脳もその一つでした。実際勉強してみるとやはり面白いと感じましたね。当時、専門分野を決めるのは6年生の卒業間際か卒業後が一般的でしたが、僕の場合は4年生の時から脳神経内科に進むことを決めていました。医学博士を取った時の研究は「脳虚血耐性」という分野で、脳梗塞になっても後遺症を残りにくくする治療や、脳梗塞の予防法などについて研究していました。

開業にはどのような背景があったのでしょうか?

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両親が自営で床屋をやっていたこともあり、「いつかは独立したい」と考えていました。福島で診療を続けるのも良いと思っていましたが、「さまざまな人達が集まる東京で仕事をしてみたい」という想いがあり、まずは都内の医療法人でお世話になりました。開業の地を探し始めた当初から新橋はお勧めしてもらっていましたね。新橋は「サラリーマンの聖地」ともいわれていますが、自分の専門だと脳卒中やパーキンソン病、認知症など、比較的ご年配の方がかかりやすい病気が中心なんです。でも逆にそれは新しいチャレンジだと思いました。つまり、働き盛りの方に、脳神経内科の専門性がどう生かせるかということに興味が湧いたんです。今までの患者さんと違う年齢層の方を幅広く診れるのではと思い、新橋での開業を決めました。

「たかが頭痛」ではない。身近に潜む危険性

クリニックの特徴を教えてください。

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一番大事にしているのが「脳と体の健康をサポートする」という治療方針です。脳神経内科領域ですと脳ばかりが注目されることもありますが、脳に特化した治療をしていれば脳の働きが良くなるというわけではないんです。やはり体全体の健康が重要ですので、内科一般の診療の中で、脳神経内科という専門性を生かしてサポートしたいと考えています。全身を診ながら脳も診るというのは、これまで大学病院などで培った経験とは少し異なる難しさがあるんですが、新しいことをしたいというチャレンジ精神があり、このような治療方針を掲げました。患者さんの中で特に多い悩みは頭痛ですが、それ以外でも「しびれ」や「めまい」でお悩みの方もいらっしゃいます。近隣の大学病院とも連携していますので、緊急の検査を要する方はすぐ紹介しておりますし、認知症やパーキンソン病の患者さんなどは大学病院から逆紹介を受けることもあります。

頭痛の相談が多いのですね。なぜ頭痛の診察に力を入れているのでしょうか?

一口に「頭痛」と言っても緊張型頭痛や片頭痛、さらには市販の頭痛薬の飲みすぎによる薬物乱用性頭痛など、実にさまざまな種類があります。その中で最も恐ろしい頭痛の一つが、くも膜下出血からくる頭痛です。くも膜下出血は、脳の血管が膨らみ、やがて破裂して起こる脳出血です。たいへん危険な病気ですが、そのきっかけの一つが高血圧。高血圧といえば、よく知られている生活習慣病の一つですよね。また、複数の生活習慣病を抱えている場合には、脳卒中の危険性も相当に高まります。ですから、単に「頭が痛い」と来院される患者さんでも、生活習慣病を抱えている場合は本当に気をつけなくてはなりません。また、薬物乱用性頭痛なども普段の乱れた習慣が原因となり起こりやすい頭痛です。「たかが頭痛」ということはなく、頭痛にはさまざまな危険が潜んでいるんですよ。

診療で心がけていることは何ですか?

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丁寧にお話を伺うことが大切だと考えています。特に初診の患者さんは問診を重視していますね。初診では「何に困ってるのか」「どういう治療をしてほしいのか」といった点について時間をかけてお聞きしています。新橋では、それこそ生活習慣病を抱えているビジネスパーソンも多いですが、生活習慣病を油断して見ている方も少なくありません。血圧が少し高くても、今は痛くもないし脳が急に悪くなるわけではないと考えている方もいらっしゃると思いますけれど、それが蓄積されていくと、くも膜下出血などの脳卒中のリスクが高くなります。その危険性は専門の医師が伝えていかないとなかなか理解されないと思いますので、特に注意して患者さんにお話をしています。

気軽にアクセスできるクリニックへ。電話相談にも対応

今後の展望についてお聞かせください。

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多くの患者さんにこのクリニックを知っていただき、足を運んでほしいというのが正直な気持ちです。大学病院に勤務していた時は脳神経内科に特化した治療を行っていましたが、ここでは一般内科も含めて幅広く診ています。なので脳神経内科的な難しい患者さんだけを専門的に診るというよりは、全身を診て困っていることがないかという観点から診察を行います。その中で専門的な治療を必要とする人はいないか、いつも気をつけていますね。20年、30年を見越して、新橋で働くビジネスパーソンの方々をサポートしていければなと思います。

力を入れたい取り組みはありますか?

年に数回はセミナーを開きたいと思っています。内容は「頭痛」にはじまり、認知症や脳卒中など、生活の中で気になる症状を取り上げていく予定です。参加者の皆さんにお話をするとともに、このクリニックに親しみを持っていただけるとうれしいですね。また、長期的な展望としてはオンライン診療の体制を整えていきたいですね。生活習慣病を抱えており、ある程度お薬が決まっている患者さんの中で、忙しくて来院できないという方にお薬を処方できればと思っています。あとは花粉症の外来や禁煙の外来も行っていますので、そういう患者さんにもぜひ来ていただきたいですね。「脳神経内科」に限らず、気軽に相談していただければなと思っています。

それでは、最後に読者へのメッセージをお願いします。

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「脳神経内科」と聞くと敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、あまり身構えず気軽にアクセスしていただきたいなと思っています。症状を放っておくことによって重大な病気につながることもあります。気になった時はお電話でご相談いただいても構いません。そこから受診の必要性などもお伝えしますのでぜひご活用ください。「実は頭痛があるけど病院には行かず我慢していた」という患者さんもいらっしゃいますよ。「このくらいの頭痛で受診していいのかな」と思っても、皆さんの健康を守るためにはとても大切なことですので、一度ご相談いただければうれしいですね。

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