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平田 栄秀 院長の独自取材記事

デンタルオフィス 8 コスモルソ渋谷神南

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2021/09/13

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渋谷スクランブル交差点から原宿方面に延びる神宮通り沿いの一角にある「デンタルオフィス8 コスモルソ渋谷神南」を訪ねた。歯列矯正の中でもマウスピース型装置を用いた矯正をメインに手がけており、20、30代の若い女性を中心に多くの患者が訪れている。診療にあたっているのは院長の平田栄秀先生。夜間診療も行う横浜市の大規模クリニックで培った一般歯科治療の豊富な経験を生かしつつ、全身の健康を意識した質の高い矯正の提供に努めている。朗らかで話しやすい雰囲気の平田院長に、クリニックの成り立ちや患者と向き合う上で大切にしていること、ストイックに学び続けた勤務医時代のエピソードなど、インタビューでじっくり話を聞いた。
(取材日2021年7月26日)

ゴールを明確に示し、患者の理解と納得を促す

こちらは歯列矯正専門のクリニックだそうですね。

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歯列矯正の中でも、マウスピース型装置を用いた矯正をメインに提供しています。矯正というと、単に歯を並べるものというイメージかもしれませんが、当院では歯をきれいに並べることにとどまらず、顔全体のバランスや姿勢なども考慮し、顔のゆがみや全身の健康状態の改善にトータルで寄与することを念頭に置いた矯正をめざしています。渋谷という土地柄もあって、幅広い性別・年代の患者さんがいらっしゃいますが、現状では19歳から30代前半の女性が多い印象です。当院は後戻りしないよう、じっくり時間をかけた丁寧な矯正をモットーにしていますので、長年歯並びにコンプレックスを抱えていた中で「マウスピース型装置で対応できるなら、ぜひ取り組んでみたい」という、意欲の高い患者さんが多いですね。

このクリニックの成り立ちと、院長に就任された経緯を教えてください。

当院は、全国の歯科医師向けにマウスピース型装置を用いた矯正のセミナーなどを主催している企業が母体となっています。セミナーの開催に加え、一般の患者さんに向けた診療拠点を立ち上げるにあたり、院長就任のお話をいただきました。僕自身、研修医時代から横浜市にある大規模な歯科クリニックに勤めていたのですが、一般歯科から口腔外科、インプラント治療、矯正とオールラウンドな診療を手がける中で、歯をあるべきスペースに並べていく矯正の重要性を痛感いたしました。その中でさまざまなご縁で、長年にわたり矯正歯科臨床や研修に携わってこられた中島榮一郎先生や、マウスピース型装置を用いた矯正のスペシャリストである伊藤剛秀先生と出会い、学ばせていただくことができました。伊藤先生とのご縁がきっかけでこのクリニックの院長に就任することになり、早いもので2020年12月の開業から8ヵ月がたとうとしています。

患者さんに接する上で心がけていることはありますか?

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「今、自分の口の中で何をされているのか」。そのことをよくわからないまま、歯科治療が進んでいくのは不安でしかありませんよね。歯も患者さんご自身の大切な体の一部なわけですから、これから何のためにどういう処置を始めようとしているのか、最初の段階で矯正のゴールとその目的についての情報をできるだけわかりやすく共有するというプロセスを一番重視しています。説明を受ける中でわからないことは逐一質問してもらいながら、患者さんが施術内容に対する理解を深め、納得した上で矯正を受けてもらいたいのです。歯科医師が一方的に対応するのでなく、「患者さんと一緒に進めていく」というスタンスで日々の診療にあたっています。

勤務医時代に学んだ「丁寧さ」へのこだわりを大切に

先生が歯科医師の道を志したきっかけは?

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幼稚園の頃にまでさかのぼるのですが、僕の祖母が当時入れ歯をしていて、一緒に食事をしている時、自分が食べられない硬い食材はいつも決まって僕のお皿に移してくれていたんです。幼心に「僕が大きくなったらおばあちゃんの歯を治して、硬いものも何でもおいしく食べられるようにしてあげたい」と思ったことが、歯科医師を志す最初のきっかけでした。成長する過程で別の道をめざそうと思った時期もあったのですが、進路を選択するタイミングで祖母が亡くなり、祖母との思い出を振り返る中で当時の思いがよみがえってきて、歯科医師をめざすことを決めました。

どのような勤務医生活を過ごされたのですか?

はい。僕の母校である大阪大学歯学部は、卒業後の受け入れ先がだいたい決まっていて、そのルートに乗っていけば誰かしら知っている先輩がいるような環境が用意されていました。それ自体は幸せなことなのですが、一方で自分が将来どんな歯科医師になっていくのか、先輩たちの姿からある程度想像できてしまうことに違和感を覚え、せっかくなら新たな環境で挑戦してみたいという思いに駆られていたところ、大阪まで学生向けの説明会にやってきていた横浜の開業医の先生と出会ったんです。「うちでの1年の経験は、よその3年に匹敵する価値がある」というその先生の言葉が僕の心に響き、横浜行きを決めた時のことは今でもよく覚えています。「ここで3年頑張れば、9年分の経験値が積めるはずだ」と信じて、勤務医生活をスタートさせました。

さまざまな経験を積まれたのですね。

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24時間365日対応している大きなクリニックでしたから、当番制ながら、本当に幅広い経験を積むことができました。特に急患で夜間に運ばれてくる患者さんは、転んで前歯が折れてしまった方や急な激痛が治まらない方などさまざまでしたから、どんな状態の急患が来られても動揺せず、冷静に対応する判断力と自信を身につけることができました。設備の整ったクリニックで、夜間は当番医が使う以外のユニットが空いていることもあり、非番の日もひたすら練習できる環境があったという点でも恵まれていましたね。僕自身、もともと手先が器用なほうではなかったこともあり、勤務時間以外は必死に練習に明け暮れていました。歯科医師に大切なのは器用かどうかよりもむしろ、丁寧かどうか。当時の練習の成果と「丁寧さ」へのこだわりが、現在の診療にも生かされていると自負しています。

患者目線に立つことを忘れず、より満足度の高い診療を

ワイヤーが主流だった矯正は、マウスピース型装置の登場で変わりつつありますね。

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ワイヤーによる矯正は歯科医師がその場で手作業で行っていくため、歯科医師の持つ技術力がものを言う世界です。しかしその点、当院が手がけるマウスピース型装置を用いた矯正は、チェアサイドで僕が手を動かして作るというよりは、患者さんの口腔内や顎に関するデータをもとにコンピューター上でシミュレーションして矯正計画を作成するという手法のため、学んできた知識や発想、一般歯科での診療経験を生かした計画をつくり上げることができるわけです。装置が目立つ、装着時の痛みや違和感があるといった矯正のネガティブなイメージも、マウスピース型装置を用いた矯正が出てきたことで様変わりしました。今後はますますマウスピース型装置を用いた矯正に取り組む方が増えていくと思います。

矯正では患者さんと年単位で長く関わっていくことが多いですね。

2~3年と長い期間を要する矯正は、患者さんと歯科医師との間の信頼関係が欠かせません。通院を続けている中で「本当にちゃんと治るんだろうか」と不安になるときもあるでしょう。そういうときこそ、僕たちが患者さん目線に立って共感し寄り添う姿勢を示すことで、長い矯正期間を乗り越える支えとなり、患者さんのモチベーションを保つことができると思っています。諦めずに最後まで通院し、「先生ありがとう」と言ってくださったときの患者さんたちの笑顔は、ずっと記憶に残っています。

最後に、今後の展望と読者に向けたメッセージをお願いします。

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マウスピース型装置はあくまで道具の1つにすぎません。同じ装置であっても、それを誰がどう扱うかによって、診療の方向性は大きく変わってくるのです。当院の矯正費用は他院と比べて安くはないと思いますが、正しい診療を誠心誠意提供し、患者さんが一生後悔しないような矯正を手がけていきたいと思っています。矯正の精度をより高いものにするべく、近くエックス線や歯科用CTなど院内設備も一部リニューアルすることが決まっています。他のエリアに系列クリニックも増やしていく方針ですので、将来的にはそれらをリードする統括クリニックになっていくことも念頭に、今後も患者さんに満足していただける、質にこだわった矯正に取り組んでいきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/132万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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