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多様な原因で起こるアトピー性皮膚炎
正しい知識と生活改善が重要

神田ホリスティックひふ科

(千代田区/小川町駅)

最終更新日:2020/08/19

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  • 保険診療

かゆくて夜も眠れない、薬を塗るのをやめると再発してしまう、薬を長期間使うのは不安など、アトピー性皮膚炎に悩む患者は少なくないが、抱えている悩みはさまざま。さらに症状を引き起こす原因も多様で、ダニやほこりが原因となることもあれば、汗や乾燥が症状を引き起こすこともある。また、アトピー性皮膚炎の治療薬というと、ステロイド剤がすぐ思い浮かぶが、使い方によっては副作用も気になるといわれる。「神田ホリスティックひふ科」の若松順子院長は、自身も小さい頃からアトピー性皮膚炎に悩んでいたことから、患者の気持ちに寄り添った、丁寧な診療に力を入れている。現在は健康な肌を取り戻しているという院長に、この疾患の特徴や同院の診療について聞いた。(取材日2020年2月26日)

適切な薬の使用と正しいスキンケアで症状を抑えつつ、薬に頼らない状態をめざして生活改善の指導にも注力

Qアトピー性皮膚炎とはどういった疾患ですか?
A
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▲穏やかな口調で丁寧に説明してくれる若松先生

アレルギー疾患の一つで、主な症状はかゆみを伴った湿疹です。顔や首回り、脇の下や肘の内側、腿のつけ根、膝の裏など特徴的な場所に、左右対称で出ることが多いですね。湿疹には、赤みのある湿疹、じゅくじゅくして引っかくと水分の出てくる湿疹、ささくれだってむけてしまう湿疹などがあり、長引くとかきむしった皮膚がごわごわと固くなって苔癬化(たいせんか)と呼ばれる状態になる場合があります。症状が良くなったり悪くなったり、繰り返すのも特徴で、なかなか治らず、慢性化しやすい疾患です。多くは乳幼児期に発症しますが、成人で発症する例もあり、一度治ったように見えてまた再発してくることもあります。

Q何が原因と考えられますか?
A
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▲一人ひとりの患者に寄り添い、丁寧な診療を心がける

症状がさまざまであるように、原因も1つではなく、いくつもの要因が重なって症状が出てきます。大きく分けると、家族がアレルギー疾患を持っていたり、もともと皮膚のバリアー機能が低かったりする体質的な原因と、食べ物やダニ、汗、乾燥など外からの刺激でアレルギーを起こす環境的な原因の2つがあります。皮膚のバリアー機能はもとからの体質もありますが、外からの刺激で低下することもあります。私たちの皮膚は、体の中に何か入って来ないように、自分の皮脂などが表面を防御してバリアーを張っています。この機能が落ちると、皮膚の中にアレルギーのもととなる物質や刺激性の物質が入りやすくなってしまうのです。

Q悪化させないために、日常生活での予防方法を教えてください。
A
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▲自分の体をいたわり、生活を整えることが大切

全身がすべてつながっているように、体が元気なことが予防につながります。バランスの良い食事をよく噛んで食べ、睡眠・休養をしっかり取ることが基本です。運動も健康には欠かせません。また、身に着けるものは麻・綿など体に触れたとき静電気が起きにくい、肌触りの良い素材を選びましょう。髪の毛が触れるだけで刺激になることもあるので、顔や首に触れないようにヘアスタイルを整えることも気をつけたい点です。花粉が原因ならマスクをするなど、自分に必要なケアを心がけたいですね。悪化しやすい時期も人それぞれで、汗の刺激に弱い方は夏、乾燥で悪化する方は冬が要注意です。普段の生活で自分の悪化ポイントを見極めることが大切です。

Qスキンケアのポイントを教えてください。
A
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▲年齢によっても対処方法も変わっていく

まず冬の乾燥しやすい時期に悪化しやすい方は、せっけんで洗いすぎないこと。お皿を洗うときに水で落ちない油汚れがお湯だときれいになるように、お風呂のお湯につかるだけで体の油分と一緒に汚れも落ちていきます。基本的に、せっけんで洗うのはお尻や脇の下、股、手足など必要な部分だけで大丈夫です。逆に汗で症状の出る方は、夏にはシャワーなどで汗をこまめに流したいですね。紫外線には免疫抑制効果があり、アトピー性皮膚炎の治療に用いられることもありますが、過度な日焼けは炎症を起こすもとになるのでお勧めできません。当院では敏感肌用のスキンケア用品の紹介もしていますので、興味のある方はご相談いただければと思います。

Qこちらのクリニックでの治療の特徴を教えてください。
A
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▲チーム医療で一人ひとりの患者のニーズに幅広く応える

「ステロイド剤はあまり使いたくないが、ノンステロイドの治療はつらい」「薬をやめるとまた症状が出てしまう」など、患者さんによって悩みはそれぞれです。ですから、一人ひとりに合った方法で症状を抑えつつ、最終的には薬に頼らないことをめざし、生活する中で何に気をつければいいかをアドバイスしています。症状を抑える治療は塗り薬が基本で、実際に塗りながら丁寧に使い方をご説明します。ステロイド剤は赤くなった部分のみに塗り、保湿剤は皮膚のしわに沿って横方向に伸ばします。ステロイドの副作用やリバウンドを起こさないために、ステロイドの使い方はとても重要なので、よくご相談しながら治療を進めています。

ドクターからのメッセージ

若松 順子院長

私も子どもの頃から長い間アトピー性皮膚炎で悩んできたので、患者さんの気持ちはよくわかるつもりです。原因はいろいろあり、患者さんの生活スタイルもそれぞれ違うため、治療法も一つではありません。一番大切なのは、「自分で治す」という気持ちをご自身で持つことです。みんな違う体を持ち、環境を持っています。何か特別なことをすればすべての人が治るという治療法はありません。当院では負担の少ない薬の塗り方など治療法を丁寧にお話しして症状を抑えていくとともに、薬に頼らない健康な体をめざしてアドバイスしています。患者さんが笑顔になれるよう、スタッフ一同力になりますので、どんな小さなことでも気軽にご相談ください。

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