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中村 圭輔 院長の独自取材記事

せたがや泌尿器腎クリニック

(世田谷区/桜新町駅)

最終更新日:2020/04/01

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東急田園都市線桜新町駅から徒歩約4分。都道427号線沿いの医療ビル2階にあるのが「せたがや泌尿器腎クリニック」だ。院長の中村圭輔先生は、公立学校共済組合関東中央病院泌尿器科医長や帝京大学医学部附属溝口病院泌尿器科助教を歴任した後、桜新町や用賀界隈に暮らす人々に地域貢献したいと、2019年12月に開業。中村院長は従来の泌尿器科のイメージを一新したいとの思いが強く、女性でも気軽に受診できる泌尿器科をめざしている。「病院勤務時代に『勇気を出して来ました』と話す女性の患者さんがとても多かったんです。尿失禁などで悩んでいる女性の方々に、気軽に相談に来ていただきたいですね」と話す。具体的なクリニックの特徴や診療内容などについて話を聞いた。
(取材日2019年12月27日)

女性や子どもが気兼ねなく受診できる医院をめざして

まずこちらのクリニックの特徴や診療ポリシーを教えてください。

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私はこれまで世田谷区内の病院や大学病院の泌尿器科に勤務してきましたが、患者さんの多くが男性の方でした。女性の患者さんはやはり泌尿器科には行きにくいと感じているのでしょう。泌尿器疾患で悩まれている女性は多いですから、当クリニックは女性の方や小さなお子さんでも気兼ねなく受診できる泌尿器科をめざしています。具体的には待合室やトイレ、診療室など男女別々に設置している点が大きな特徴です。診療ポリシーは、ちょっとしたことでも親身になって相談に乗ることです。泌尿器科の疾患は生死に関わる類のものではありませんが、誰にも相談できず人知れず悩んでいる人も多いと思います。そういった方々にもぜひ受診していただきたいですね。

先生は日本泌尿器科学会泌尿器科専門医の資格をお持ちですね。

はい。もともと泌尿器科の医師は、内科や外科に比べると圧倒的に少ないです。さらに日本泌尿器科学会泌尿器科専門医の資格を持っている医師は、全国で7000人弱ぐらいだと思います。病院にはその資格を持つ医師も多いですが、地域のクリニックとなるとかなり少ないでしょう。ですので、困ったことがあれば気軽にご相談いただければと思っています。

桜新町に開業した理由はどんなことだったのですか?

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私は昭和大学医学部を卒業した後、公立学校共済組合関東中央病院の泌尿器科に約10年勤務しました。その後、帝京大学医学部附属溝口病院泌尿器科に約5年間勤務していました。これらの病院の診療圏が玉川地区でしたので、診療エリアが重なる場所で開業したいと考えました。また、田園都市線沿線の用賀・桜新町エリアには泌尿器科クリニックがほとんどなく、桜新町や用賀辺りで場所を探したところ、この医療ビルと出合いここで開業することを決意しました。

女性に配慮して待合室やトイレなどを男女別々に設置

開業にあたり内装には非常にこだわられたようですね。

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先ほども少しお話しましたが、男性患者中心という泌尿器科のイメージを覆したいと思っています。そのため待合室やトイレは受付を挟んで男性用、女性用別々に配置しました。男女ともにトイレの入口が死角となり出入りが見えないように工夫してしています。女性専用待合室に他の女性が待っていれば、自分と同じように悩んでいる人がいるんだ、悩んでいるのは自分だけじゃないんだと少しは安心するかもしれません。診察室も男女別々にしています。また、男性の診察室椅子は座ったまま仰向けに倒れる電動のものを設置しています。超音波検査を行う際、普通は診察台に移動してもらうのですが、靴を脱いだり診察台に上がったりという動作が必要になります。高齢の方やお体の悪い方などはそれだけでも負担になります。座ったままその場で仰向けになって検査できれば、時間も短縮できますし、その時間をより詳しい説明にあてることもできます。

いろいろな工夫がされているのですね。診察ではどんな相談に対応してもらえるのでしょうか?

腎臓から尿管、膀胱、尿道まで泌尿器疾患ならどんな症状でも対応します。具体的には前立腺がん、腎臓がん、膀胱がんなどの悪性腫瘍や血尿、前立腺肥大症、尿路結石、過活動膀胱、膀胱炎や腎盂腎炎などの尿路感染症などさまざまです。泌尿器の悪性腫瘍についてはこれまで数多くの診断・治療をしてきました。適切に診断し、手術などが必要であれば提携先の病院を紹介しています。尿失禁や頻尿などの症状で悩まれている女性もとても多いですから、しっかり相談にのっていきたいです。泌尿器科では産婦人科と同じように内診をすると思っている方が多いようですが、泌尿器科では内診はせず、尿検査やエコー検査などで診断しますのでご安心ください。小児の夜尿症や包茎、先が赤く腫れたといった男の子の心配事にも対応します。夜尿症で小児科に行くこともあるかと思いますが、泌尿器科ならでの専門的なアプローチもありますのでご相談ください。

患者さんと向き合う中で大切にされていることを教えてください。

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とにかく丁寧に説明することです。専門的な話もできるだけ噛みくだいて、わかりやすく説明するようにしています。同時に、患者さんの話もよく聞くようにしています。患者さんはなかなか言いにくいと思いますが、話を聞いてもらうだけでも安心したり、気が楽になったりすることもあるでしょう。できるだけ話しやすい雰囲気づくりをしています。患者さんには診療後に明るく笑って帰っていただければと思っています。泌尿器科の疾患の中はコントロールしながら長く付き合っていくものもありますので、当クリニックとも良い関係でお付き合いいただきたいですね。そして治療が終わった後に、また何かトラブルがあればここに相談に来ようと思っていただけるクリニックでありたいと思っています。

泌尿器疾患の治療によって生活の質の維持・向上を

そもそもなぜ医師を志し、泌尿器科の道に進まれたのですか?

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自然科学系に進みたいと思っていて、特に生物に興味がありました。人間の体も生物の一つですし、病気を治すということにやりがいがあるのではないかと思ったのです。もともと外科系志望で、学生時代は脳神経外科や整形外科などを考えていました。しかし研修で各診療科を回った時、泌尿器科は診断から治療、手術まで自分の手で完結できることや幅広い診療内容に魅力を感じました。例えば内科で診察して手術が必要になったら外科の医師に任せることになり、自分の手を離れてしまいます。その点、泌尿器科は自身で治療や手術をすべて行えると思ったのです。実際に病院勤務時代には、ロボット支援手術や尿路結石症の内視鏡手術などに積極的に取り組んできました。

医師としてやりがいを感じるのはどんなときですか?

患者さんの困っていることが無事解決して笑顔で元気に帰っていかれるときは、いつもとてもうれしく感じます。泌尿器疾患は生死に関わることは多くないので軽く考えられがちですが、生活の質を下げてしまいます。頻尿が気になって映画館に行けない、旅行に行けないなどと悩んでいる人が多くいらっしゃいます。当クリニックの診療によって、そのように悩んでいる方々の生活の質の維持や向上につながればと思っています。

最後に今後の展望についてお願いいたします。

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とにかく泌尿器科のイメージをがらりと変えていきたいと思っています。一般的に泌尿器科を受診する男性と女性の比率は、これまでの経験から感覚的におよそ8対2から7対3くらいです。それを5対5にまで変えていきたいですね。出産を機に尿漏れが起きる場合もありますし、若い女性では膀胱炎になる人も多いです。40代以降になると骨盤底筋群が衰えて尿失禁が起きやすくなります。ですので、男女問わずこのような症状や泌尿器系のことで悩んでいる方は、気兼ねなく相談に来てください。

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