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西洋医学では対処の難しい症状に
漢方薬でアプローチ

西国立整形外科クリニック

(立川市/西国立駅)

最終更新日:2019/12/23

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  • 保険診療

「西国立整形外科クリニック」では整形外科の診療に、漢方薬を取り入れている。院長の韓哲舜(はん・ちょるすん)先生は「西洋医学の薬では対処の難しい痛みのある患者さんがいらっしゃって、なんとかその悩みを解消できないかといろいろ探っているうちに、漢方にたどりつきました」と話す。韓院長は漢方の研鑽を積んで、日本東洋医学会漢方専門医の資格を取り、現在は整形外科だけでなく、内科、婦人科、皮膚科、精神科などの診療でも漢方薬を処方している。漢方薬と西洋医学の薬との違いや、その特徴はどういったところにあるのか、どういった症状へアプローチできるのかなど、漢方薬について詳しく話を聞いた。 (取材日2019年11月28日)

整形外科の診療に漢方薬を取り入れる。西洋医学では対処の難しい症状や慢性的な痛みにアプローチ

Q漢方薬の特徴はどういったところにありますか。
A
1

▲いつでも漢方について相談してほしいという

西洋薬は単一成分で成り立っていることが多いため、その分作用が強く、急性期の痛みに対して効果的ですが、多成分薬剤である漢方薬は、数ヵ月も続くような慢性的な痛みに有用です。また漢方薬は長い歴史の中で生き残ってきた実践医学という面があり、西洋薬では対応の難しいような症状にも対処できることがあります。そのため検査をしても病名がつかないような症状にアプローチできるケースも少なくありません。漢方薬は生薬の組み合わせから成り立っているため、複数の症状に一つの薬で対応できる可能性を持った薬ともいえます。

Q先生はどのように漢方を学ばれてきたのでしょうか。
A
2

▲韓院長は漢方の研鑽を積み日本東洋医学会漢方専門医の資格を持つ

整形外科で診療をしていると、通常の鎮痛剤では対処しきれない痛みのある患者さんがいらっしゃるんですね。そういったとき、何か痛みを緩和するための他の方法はないかと探っているうちに漢方薬に出合いました。処方した患者さんにたいへん喜ばれ、それならもっと本格的に漢方を治療に取り入れようとしっかり勉強することを決めました。まず千葉大学医学部附属病院の和漢診療科で学んで漢方専門医の資格を取り、その後母校の順天堂大学の大学院でも漢方の研究で学位を取得しました。その間は臨床の力が落ちないように、整形外科の診療と漢方の外来もずっと続けていました。

Q整形外科に漢方を取り入れるのは珍しいのではないでしょうか。
A
3

▲整形外科の診療にも漢方薬を取り入れている

痛みに対しては西洋薬の鎮痛剤が使われることが圧倒的に多いので、確かにあまりないかもしれません。当院では整形外科はもちろんのこと、消化器などの内科、皮膚科、婦人科、精神科の症状に対しても漢方薬の処方をしていますので、整形外科以外の患者さんにもおいでいただきたいですね。ただ処方をするためには、当然西洋医学的な検査も必要です。CTや胃カメラ、血液検査など必要な検査をなさっていない場合には、こちらから内科をご紹介して西洋医学的なチェックを受けていただくこともあります。西洋医学で対応の難しい症状があるのは事実ですが、病気を見落とさないことが大事で、そこは注意しています。

Q漢方薬にも副作用はありますか。
A
4

▲穏やかな口調で丁寧に説明してくれる韓院長

あります。主な副作用としては肝機能障害、血圧の上昇やむくみが見られる低カリウム血症、間質性肺炎の3つがあげられます。当院では最初に血液検査を受けていただき、患者さんの状態を確認した上で治療を始めています。服薬中は定期的に血液検査をして副作用が出ていないかチェックするほか、咳が出ていないか、むくみが出ていないかなどの症状に注意し、副作用に気をつけながら薬をお出ししています。それ以外の作用に関しても、患者さんお一人お一人、処方の内容を見ながら、気をつけなければならない症状は随時チェックし気を配っています。薬を出したらそれでおしまいということはなく、必ずフォローアップしています。

Q漢方薬はどのような疾患に向いていますか。
A
5

▲一人ひとりの患者に寄り添い、丁寧な診療を心がける

更年期障害や冷え性など婦人科系の症状、皮膚病、胃もたれや食欲低下などの消化器系の症状に漢方薬は非常に向いていると思います。病気の前段階の症状を未病といいますが、西洋医学では病気と診断されないようなちょっとした不調、そういった未病への対処に役立ちます。一般的に処方から2週間から1ヵ月くらいで再度診させていただき、状態を確認していますが、慢性的な症状で長い間悩んできた方の場合、「焦らず1〜2ヵ月飲んでみましょう」ということもあります。また漢方薬だけではなく、生活習慣や食事を見直すことも治療の柱になります。昔から「食事と睡眠と運動」とよくいいますが、合わせてそういった指導もしています。

ドクターからのメッセージ

韓 哲舜院長

漢方薬は敷居が高い、飲んでもあまり変わらないのではというイメージをお持ちかもしれませんが、まずはご自分に合うかどうかご相談いただければと思います。健康管理に関して漢方薬は非常に有用で便利なものだと思います。僕自身も風邪をひいたときや眠れないときなど、漢方薬を飲んで対処しています。長く飲み続けなくてもよい場合も多いことはあまり知られていないかもしれません。だからといって何が何でも漢方薬だけでというわけではなく、西洋薬も使うべきものは使い、両輪で対応していくべきだと考えています。また処方は院内で、生薬も含め基本的に保険診療の範囲で行っています。お気軽に一度ご相談ください。

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