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つらい鼻炎や蓄膿症に悩む人のための
鼻の日帰り手術について

おおの耳鼻咽喉科クリニック

(瀬戸市/三郷駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

長年にわたり鼻詰まりや鼻水があるという人は意外と多いのではないだろうか。常に鼻が詰まっているため慣れてしまったり、こんなものだと諦めたりしているのかもしれない。しかし症状がひどく生活に支障が出ている場合や薬を飲み続けても効き目がないと感じている場合、原因によっては手術で改善が見込めることもある。中には、鼻の構造自体に問題を抱えているケースもあるという。「おおの耳鼻咽喉科クリニック」の大野伸晃院長は「鼻の手術はあまり認知度が高くありませんが、最近では機械も進歩し、日帰りも可能となってきました。長年症状が良くならず悩んでいる方は一度ご相談していただければ」と呼びかける。普段からわかりやすい説明を心がけている大野院長に手術について具体的に教えてもらった。

(取材日2021年4月20日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q鼻の手術にはどのようなものがありますか?
A

鼻の手術には大きく分けて、花粉症を代表としたアレルギー性鼻炎を軽くするためのレーザーやラジオ波を用いた鼻粘膜焼灼術、鼻中隔弯曲や下鼻甲介腫脹などの構造による鼻詰まりを改善するための鼻中隔矯正術や粘膜下下鼻甲介骨切除術、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に対する手術の3つがあります。すべての手術を鼻の穴から内視鏡と呼ばれるカメラを用いて行うため、術後顔に傷が残るといったことはありません。また、いずれも当院で行う手術は日帰りとなりますので、心臓疾患などのリスクの高い持病をお持ちの方やご高齢の方、お子さまや痛みに対して敏感な方に対しては総合病院での全身麻酔での入院手術をお勧めする場合があります。

Q痛みや手術時間について教えてください。
A

鼻粘膜焼灼術では、手術時間が短く体への影響も少ないため、まず鼻の中に麻酔薬に浸したガーゼを直接入れた後に、注射麻酔を併用します。これでほとんどの方が痛みを感じにくくなるので安心して治療を受けていただけます。所要時間は30分ほどです。その他の鼻中隔矯正術や副鼻腔炎の手術などは、手術時間がやや長くなることが多く、術中に器械の大きな音や骨を削る音などで不安に感じる方のため鎮静剤を手術室に入る直前で注射します。これにより術中痛みも感じにくくなり、うとうとしている間に手術が終わります。術者の技量により痛みの程度が変わるので、できるだけ患者さまの負担が少ないように配慮した治療を心がけています。

Qこちらで受ける手術の特徴やメリットをお聞かせください。
A

当院の特徴は、患者さまの鼻の状態に応じて適切な手術を日帰りで提供できることです。鼻炎や副鼻腔炎といっても、患者さまによって苦痛に感じている症状も病態も異なります。私は鼻領域が専門で、これまで20年にわたり手術を行ってきた経験をもとに患者さまの不調に対し適切な治療を提供できると考えています。入院は家庭の事情で避けたい、自宅でゆっくり休養したい方などにはお勧めです。日帰り手術であっても、妥協のない丁寧な手術を行うため手術室内に先進の医療機器を取りそろえ対応しています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診

現在の症状をはじめ既往症、仕事などの生活スタイルも聞き取り、患者の希望についても話を聞く。「大事なのは、患者さまが望まれる治療でも症状の改善につながらないことがあるということ。経験を積んだ医師としてどのような治療が適しているのか、その説明はしっかり行っています」と院長。耳鼻科用CT撮影、内視鏡検査を行い結果を共有。患者は日帰り手術のメリット・デメリットについて説明を受け、同意してから治療に進む。

2手術説明

患者が納得し手術と決まったら、手術日を仮押さえし、手術の2週間程度前に術前診察日を調整。血液検査を行って体に問題がないことを確認する。術前診察日には血圧の測定や手術当日の予定などあらためて説明があり、患者は同意書を受け取る。

3手術

患者の不安を軽減させるために鎮静剤を投与。鼻の中に麻酔のガーゼを挿入し、切除する部位に局所麻酔薬の注射をした後、内視鏡や組織を吸引、除去する器械を鼻の中に挿入する。病状により、骨組織の一部除去や粘膜の減量、病的なポリープの吸引、切除などを行う。骨を削るような手術の場合は圧迫止血用のスポンジやガーゼを鼻に挿入し、手術終了となる。

4術後処置

術後は、再出血の防止および麻酔薬の覚醒のため1~2時間、手術室のベッドあるいはリカバリー用のベッドで休む。抗生剤や痛み止めの薬を受け取って帰宅。食事は通常どおりで構わないが飲酒や喫煙はNG。翌日も安静に過ごし手術翌々日に受診、鼻内の止血用スポンジまたはガーゼを抜去する。このとき若干の痛みや出血があることもあるが、同院ではできるだけ痛みを感じさせないようにやわらかい素材を使用するように工夫している。

5経過観察

鼻の粘膜が再生、治癒するまでは多少の出血が続くこともあり、かさぶたが付着するため、抜去後は、処方された鼻洗浄液を使って患者自身で鼻を清潔に保つ。日常生活では仕事は可能だが、術後1週間はあまり無理をしないよう注意する。抜去後1週間したら受診し、傷が安定していることが確認できたらその後は2週間に1度程度の通院となる。粘膜がきれいになるまでには2~3ヵ月ほどかかるので、定期的にきちんと通うことが大切だ。

ドクターからのメッセージ

大野 伸晃院長

鼻の手術といっても一般的に認知度はあまり高くないと思います。鼻を触られるのは何となく嫌なものですし、鼻の中がどうなっているのかわからないことも一因でしょう。しかし鼻詰まりや鼻水などで悩んでいる方は結構多いのが現状です。耳鼻科に通って薬を飲み続けているのに治らないというお悩みを聞くこともあります。そうした方々に治療の選択肢の一つとして手術のことをもっと知っていただきたいですね。昔に比べると技術も機械も格段に進歩し、リスクや痛みを抑えつつ症状の改善が望めるようになりました。手術するかどうかは別として、ご相談だけでもいらしてください。

Dr
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