豊富な装置のバリエーションから
自分に合ったワイヤー矯正を
ハリウッド・スマイル矯正歯科
(新宿区/新宿駅)
最終更新日:2024/10/15
- 自由診療
近年、マウスピース型装置を用いた矯正が話題に上ることも増えているが、やはり歯列矯正法の中でも長い歴史を持つワイヤー治療に安心感を覚える人もいるだろう。ワイヤー矯正には表側矯正と裏側矯正があり、どちらも幅広い症例に対応できるのが特徴だ。ワイヤー矯正はここ20〜30年で急速に進化を遂げたが、一般への認知は不十分で、「いまだに昔のイメージで誤解されている部分もあります」と語るのが「ハリウッド・スマイル矯正歯科」の宮島桜院長だ。ワイヤー矯正の中でも裏側矯正とも言われる舌側矯正について、専門的に研鑽してきたという。矯正はどうしても年単位の時間が必要なだけに、患者が途中で挫折しないようどのような工夫をしているのか、ワイヤー矯正の具体的な流れとともに詳しく教えてもらった。
(取材日2024年9月26日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qワイヤー矯正のメリットを教えてください。
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A
ワイヤー矯正はマウスピース型装置を用いた矯正と比較して幅広い症例に対応できるのがメリットです。一般的に普及している表側矯正は、歯の表面にブラケットという固定装置を付け、そこにワイヤーを通して歯を動かすことを図る方法です。装置の設置が容易で費用を抑えたい人に人気が高いですね。ただ、金属アレルギーのリスクが気になりますが、当院では白いセラミックを使っているので心配ありません。表側矯正が可能な症例ならば、舌側にブラケットとワイヤーを取り付ける舌側矯正を選択することもできます。単に装置が外から見えにくいというだけではなく、前歯が引っ込みやすい、虫歯になりにくい、後戻りしにくいといった点が特徴的です。
- Q治療期間と通院頻度について教えてください。
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A
治療期間は表側矯正でも舌側矯正でも変わらず、抜歯をした場合は2年半前後、抜歯をしなければ1年から1年半というのが目安です。かつて舌側矯正は表側矯正の1.5〜2倍の時間が必要だった時代もあり、いまだにこの時の認識のまま誤解している方も少なくありません。しかし、実は叢生(乱杭歯)などは舌側矯正のほうが早く終わるケースもあるほどです。特に下の歯がねじれて生えていると表側矯正では動かしくいのですが、舌側矯正ならば短期間での解消が期待できます。通院頻度も表側矯正、舌側矯正ともに1ヵ月に1度のペースになります。
- Q矯正の種類や流れ、費用形態について教えてください。
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A
まずは、頭部エックス線規格写真やパノラマ写真の撮影などの精密検査・診断を実施。矯正治療に進む場合は、表側矯正、舌側矯正、上顎が舌側で下顎が表側のハーフリンガルなど患者さんの要望と適したものをご提案します。矯正装置を固定するために小さなインプラントを入れるといった対応も可能です。いずれの矯正も、毎月の調整料や装置代まで含むトータルフィーで、治療途中で新たにコストがかかることはありません。後戻りを防ぐための保定装置もすべて込みの金額でご提供しています。ワイヤー矯正では治療後の保定が大事なので、治療費を気にせずに通い続けてほしいためこのようなシステムも導入しました。なお、矯正相談は無料です。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
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電話やメールで予約をしてカウンセリングを受ける。歯並びで気になっている点、希望する矯正法、矯正装置、これまでの矯正経験の有無について質問される。口の中を診てもらい、抜歯の可能性、おおよその費用と治療期間などを教えてもらう。似ているケースの症例写真なども見せてもらいながら、所要時間は30分から1時間。精密検査を希望する場合は次回を予約する。
- 2精密検査
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頭部エックス線規格写真や歯科用3DCTによるパノラマ写真を撮影してもらう。同院では、歯模型を製作するための型採りを口腔内スキャナーで行っており、従来の印象材を使った方法が苦手だった人もほとんど苦痛を感じることなく型採りができる。その後、虫歯や歯周病の有無も細かくチェックされ検査は終了。所要時間はトータルで1時間ほどだという。精密検査のデータをもとに歯科医師が数週間かけて治療計画を立案する。
- 3治療計画の説明
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検査結果と治療計画について詳しく説明してもらう。歯が何ミリ動き、横顔はどう変わるのかなど、約1時間かけてじっくりと聞く。虫歯治療や抜歯の必要がある場合は紹介状を書いてもらい、かかりつけの歯科医院や大学病院などで治療を受け、装置が着用できるように口腔内を整える。
- 4矯正開始
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矯正装置を取りつけてもらう。表側矯正はダイレクトボンディング法が主流で一つ一つの装置を歯に直接貼りつけていく。一方、舌側矯正では歯型模型で装置の位置を決めてから口腔内に戻すインダイレクトボンディング法を用いるため、表側矯正よりも時間がかからない。
- 5定期通院
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1ヵ月に1度のペースで定期通院する。装置の調整や口腔内のクリーニングを受ける。歯が問題なく移動しているか、虫歯や歯周病に罹患していないか診てもらう。矯正終了後は、後戻りを防ぐための保定期間に入る。自宅でも指示どおりにリテーナーと呼ばれる器具を装着して、矯正後の歯並びのキープをめざす。
自由診療費用の目安
自由診療とは精密検査・診断/6万円、舌側矯正/160万円、表側矯正/110万円、ハーフリンガル(上顎が舌側矯正・下顎が表側矯正の場合)/140万円、部分治療/40万円、インプラント(アンカースクリューを用いた矯正)/1本5万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。