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高木 誠 院長の独自取材記事

コスギコモンズクリニック

(川崎市中原区/武蔵小杉駅)

最終更新日:2024/02/29

高木誠院長 コスギコモンズクリニック main

超高層住宅と充実した商業施設、多摩川の自然にも恵まれた川崎市中原区。その中心となる武蔵小杉駅から徒歩約5分の商業ビル1階にある「コスギコモンズクリニック」は、2019年に開院。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本内科学会総合内科専門医の高木誠院長の診療に加え、脳神経外科を専門とする医師による診療も行っている。「専門性を生かした診療はもちろんですが、地域の一次医療施設として、病気の早期発見、早期治療も重視しています」と話す高木院長。救急科での経験を生かし検査機器の整備に注力するだけでなく、触診や問診も重視した診療が特徴だ。平日は18時30分まで診療、ウェブ予約やオンライン診療を導入するなど、さまざまな工夫でかかりやすいクリニックをめざす高木院長に話を聞いた。

(取材日2023年12月5日)

専門医療とプライマリケアで地域に貢献

まずは、クリニックについてご紹介ください。

高木誠院長 コスギコモンズクリニック1

当院は2019年に開院しました。私の専門である内科と呼吸器内科の他、脳神経外科にも対応しており、脳神経外科を専門とする2人の先生に診療をお願いしています。内科に関しては私の他、2人の先生に来ていただいています。当院は開院当初から20~40代の働き盛り世代の患者さんが多く、特に会社が休みの土曜が込み合うため、土曜は私と総合内科が専門の先生との二診制で対応しています。かかりつけ医ですから、風邪症状や胃痛、腹痛、高血圧症や糖尿病といった生活習慣病など、内科疾患全般に幅広く対応していますが、多いのは喘息や気管支炎など呼吸器の病気の患者さんですね。また、全身用CTを備えているので、小児や中高生ぐらいのお子さんが転んで頭を打ったなど頭部打撲での受診もあります。頭部打撲なら必ずCT検査というわけではありませんが、必要だと判断した場合は当院で検査しています。

院長の専門である呼吸器内科診療の特徴を教えてください。

特に力を入れているのは、喘息の治療です。喘息患者さんには、子どもから大人まで幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。また、風邪などをきっかけに始まった咳が2~3週間以上続くようなら、咳喘息を疑い治療を行うのが良いと思います。ゼーゼーといった息苦しさはありませんが、放っておくと気管支喘息に移行することが多いので注意が必要です。また、当院では従来の吸入ステロイド薬や気管支を広げるための薬を使用してもコントロールが難しい重症患者さんに対して、生物学的製剤という注射剤での治療も行っています。当院は、喘息に関しては入院以外はさまざまな診療に対応できるように体制を整えています。川崎市は喘息患者に対する医療費助成制度を導入しているため、受診しやすい環境ですし、このエリアでは呼吸器を専門とする開業医が少ないそうなので、咳や喘息でお困りの方はご相談ください。

先生はなぜ呼吸器をご専門に選ばれたのですか?

高木誠院長 コスギコモンズクリニック2

呼吸器内科を専攻したきっかけは、当時の上司からの勧めです。体全体をトータルに診療できる医師になりたという思いから小児科を志望していましたが、始めてみると呼吸器内科はとても奥の深い分野で、今もやりがいを感じています。その後、呼吸器内科で4年を過ごし、そろそろ他の科も経験したいと思った際に、救急科ならば全身をオールマイティーに診療できることから、信州大学医学部附属病院の高度救命救急センターに入職しました。救命救急では素早く全身を診て迅速に処置することが求められてきましたから、それらの経験を当院の診療にしっかり生かしたいと思っています。

全身用CTなどの機器をそろえ専門性を生かした診療を

脳神経外科ではどのような患者さんを診察されていますか?

高木誠院長 コスギコモンズクリニック3

主に、頭痛やめまい、体のしびれや痛み、転んで頭を打ったなどの頭部打撲といった症状を診察しています。特に、頭痛に悩まされている方が多いですね。頭痛の治療は近年、飛躍的に進化していて、片頭痛に関しては発作予防の目的で使用できる注射薬が2021年に登場しました。この注射薬は脳神経内科や脳神経外科など、頭痛を専門とする医師が処方できる薬であり、処方できる施設が限られていますが、当院は脳神経外科専門の医師が診療していますので処方が可能です。片頭痛は女性に多い病気です。当院には女性の医師がおりますので、悩みを相談しやすいのではないかと思います。つらい痛みを我慢しながら生活している方は、ぜひ受診していただきたいですね。

CTをはじめ、さまざまな検査機器がそろっているそうですね。

はい。救命救急の現場に携わった経験を生かそうと、小さな病変も見逃すことなく確認できる検査体制の整備に力を入れ、開院当初から全身用CT、超音波検査機器、内視鏡、デジタルエックス線撮影機、感染症診断装置などを導入しています。全身用CTは1.25ミリ幅の断層画像の撮影が可能で、脳や肺、腹部の小さな病変まで確認できます。例えば、咳や痰、胸痛、息苦しさなどの症状がある場合はまず胸部エックス線検査を行いますが、エックス線検査で異常が見つかった場合は、より精度の高い胸部CT検査をお勧めしています。患者さんが了承されればすぐに検査を行い、結果説明まで1時間ほどで終えることも可能です。検査のために他の医療機関を受診する必要もなく、結果もその日のうちにわかりますので、不安な気持ちを翌日に持ち越さずに済むのはメリットだと思います。

その他、力を入れている領域はありますか?

高木誠院長 コスギコモンズクリニック4

地域のニーズの高い診療に積極的に取り組みたいと考えており、川崎市の健康診断や予防接種、花粉症の舌下免疫療法、睡眠時無呼吸症候群などの診療にも対応しています。睡眠時無呼吸症候群は睡眠時に無呼吸状態が繰り返される病気で、夜よく眠れないために昼間の大事な会議で眠くなる、車の運転中に眠気がくるといった症状が現れます。日常生活に影響が出るだけでなく、将来的には生活習慣病の他、脳卒中・心筋梗塞の発症リスクが高まると考えられています。睡眠時のいびきや日中の強い眠気などの兆候があれば、一度検査を受けてみることをお勧めします。

大型モニターを用いて、わかりやすく丁寧に説明

先生が診療で大切にしていることを教えてください。

高木誠院長 コスギコモンズクリニック5

患者さんに病気の原因や治療内容をしっかりとわかりやすく説明することです。患者さんの理解が深まるよう、診察室の卓上に大型で高精細なモニターを備え、詳細なエックス線画像などを患者さんにも見てもらいながら、疾患部分がどのようになっているのかを説明しています。また、当院ではスマホなどからのウェブ診療予約も導入しています。ウェブ上で問診票に記入してもらうこともでき、そこに「原因を詳細に説明してほしい」という項目を設けています。ウェブ予約・問診票は、患者さんの待ち時間を減らすことや、院内の滞在時間を短くして感染症のリスクを減らす目的で導入しました。もちろん、ウェブ予約なしの急患にも対応しています。

お忙しいと思いますが、どのようにリフレッシュされていますか?

時間があれば、スポーツジムで汗を流していますね。スポーツ観戦も趣味の一つなので、アメリカプロバスケットボールリーグの試合をテレビで観ています。何年か前には、日本人選手がプロ契約したことで注目が集まりましたが、私はそれ以前からずっと見ている長年のファンなんですよ(笑)。ドラフト制度がうまく機能しているので、一定周期で強豪チームが変わるのも、面白さの一つだと思っています。時間のない時は、昼休みに診察室のモニターで試合を観戦してリフレッシュすることもあります。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

高木誠院長 コスギコモンズクリニック6

私の専門は呼吸器内科ですが、日本内科学会の総合内科専門医でもあります。地域に密着したクリニックとして、幅広い患者さんに対応していくのが当院の務めです。患者さん一人ひとりのニーズにしっかりとお応えすることで不安な気持ちを払拭し、寄り添う立場でともに病気に立ち向かっていきたいと思っています。「忙しそうだから」「こんなことを言って怒られないか」などの理由で、思ったことを医師に伝えられない患者さんもいらっしゃるようですが、当院ではそのような遠慮は無用です。なんでも気兼ねなくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

CT/各部位1万円
上部消化管内視鏡/1万円
腹部エコー/3000円

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