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後藤 阿裕美 院長の独自取材記事

大串歯科MARK IS福岡ももち

(福岡市中央区/唐人町駅)

最終更新日:2021/10/12

後藤阿裕美院長 大串歯科MARK IS福岡ももち main

2018年に開院した「大串歯科MARK IS福岡ももち」。飲食やファッションなど多種多様なショップが集合した商業施設内で、土日祝も診療を行っている同院は、長崎にある本院の分院にあたる。院長の後藤阿裕美先生は、病弱だった幼少期から医療系の職に就きたいと思っていたそうで、「痛い、怖いというイメージを少しでもなくすことができたら」という思いのもと、歯科医師を志したという。一般歯科や小児歯科、矯正、インプラント治療などに加え、同院の特徴として挙げられるのは、管理栄養士によるカウンセリング、そして通院が困難な人への訪問診療も行っていること。予防を中心に、口の中から体の健康へつながる診療を心がけているという後藤院長に、クリニックのさまざまな取り組みについて話を聞いた。

(取材日2020年10月22日)

2018年、大型商業施設のオープンと同時に開院

こちらは、長崎の佐世保にある本院の分院にあたるそうですね。

後藤阿裕美院長 大串歯科MARK IS福岡ももち1

はい。ほかにも東区にある福岡アイランドシティにもクリニックなど福岡市内に計3院の分院がある中、当院は2018年にこの大型商業施設のオープンと同時に開院しました。私は大分出身で、大学は東北だったのですが、卒業後しばらくして、九州に帰って仕事がしたいと思い、大分に帰ってきまして。それから3年ほど歯科医師ではなく、医療系専門学校の教員をしていたんです。人と接するという意味では教員も歯科医師も同じですが、さまざまな患者さんと向き合える歯科医師としてもう一度やってみたいと思い、こちらのクリニックの求人に応募したのがきっかけで、現在に至ります。

では、開院までは長崎にある本院で勤務されたのですか?

ここが開院するまでの半年ほど、長崎の本院で診療し、歯周病が専門の理事長から、歯周病治療について詳しく学ぶ機会に恵まれました。ですので、当院でも歯周病の治療や予防に力を入れています。やはり患者さんの多くは、目に見える部分に歯石がなければ大丈夫だと思っておられるんですよね。しかし、そう思われている方の口腔内をよく診ると、歯茎の奥の見えない部分に歯石がしっかりついていて、歯周病が進んでいる方も少なくありません。そういった重度の方にはGBR法という骨誘導再生など、歯周組織再生療法を行いますが、そうならないためにも、まずは定期的なメンテナンスの重要性を患者さんにしっかりお伝えしています。

歯周病治療のほかに、こちらのクリニックの特徴として挙げれるものは何でしょう。

後藤阿裕美院長 大串歯科MARK IS福岡ももち2

お子さんから高齢者まで幅広い年代の患者さんがおみえになるということと、商業施設の中にありますので、お買い物も兼ねて来られるという利便性の良さはあると思います。あと、治療内容では、一般歯科はもちろん、噛み合わせや歯並びなどお口の中全体を診て、患者さんの健康につなげていけるような診療やケアを、スタッフ全員で取り組んでいることも特徴です。そういったことから、予防や矯正歯科には特に注力していますね。多くの方の矯正に対するイメージは、見た目を良くするためといった審美的な印象が強いと思うんです。しかしそれよりも重要なのは、ご自身の歯でしっかりものを噛むため、それによっていつまでも健康でいられるための手段であるということ。そのことを多くの方に知っていただけたらうれしいですね。

さまざまな事情で来院が困難な人への訪問診療も実施

診療では、噛み合わせについても重要視しているそうですね。

後藤阿裕美院長 大串歯科MARK IS福岡ももち3

噛み合わせは大事です。まずうまく噛めないと、それだけ胃腸にも負担をかけますからね。また最近は、舌を前に出す癖がある方が多く、舌で前歯を押してしまい歯列にも悪い影響が出ているケースが増えています。歯並びというのは舌が歯を押す力の影響がどうしても出てくるので、前歯がきちんとした位置に当たっていなかったり、奥歯が内側に倒れていたりするケースが多くなります。そうなると、虫歯ではないのに痛みを感じる、不定愁訴などの症状が出てくる、といったことも起こります。しかし、患者さんご自身は癖による噛み合わせが原因とは思わないので、どうしても来院される時期が遅くなるんです。ですので、そういったケースもあるということをぜひ知っていただけたらなと思います。

集中治療室や小児用の個室も備えているとお聞きしました。

何度も来院できない方のために、1回で凝縮した治療が行えるよう集中治療室を設けています。中には休憩を挟んで朝から夜までいた方もいらっしゃいますよ。もちろん治療内容によっては一度で終わらせられない場合もありますが、できる限り短い期間で治療を終えられるようにしています。「この日までに終わらせてほしい」とおっしゃる方や、渡航や出張を控えておられる方などからの要望が多く、お仕事をされている方のニーズは高いですね。そして小児用の個室に関しては、最初からフラットになっている小児用のユニットが2台あり、天井にテレビをつけて寝ころんだ状態で見られるようになっています。リラックスした中で治療を受けていただけると思います。

そんな診療の合間を縫って訪問診療もされているそうですね。

後藤阿裕美院長 大串歯科MARK IS福岡ももち4

訪問診療は昨年の8月から始めました。というのが、当院の患者さんに入院された方がいまして、その方から要望があったのがきっかけなんです。いろいろと手続きが必要でしたが、患者さんに喜んでいただけたので良かったなと思います。もちろん私自身も訪問しますが、その時々の勤務に入っている歯科医師でうまく調整しています。訪問診療は今後もっと力を入れていきたい分野ですし、これからニーズも多くなってくると思うんですよね。長崎の本院や、東区の福岡アイランドシティにある分院も訪問診療に取り組んでいるので、当院が訪問診療を行う日は、本院で訪問診療を担当している歯科衛生士に応援に来てもらっています。

土・日・祝日も診療。スタッフには管理栄養士も在籍

土・日・祝日の診療が受診のきっかけになっている人も多いのでは?

後藤阿裕美院長 大串歯科MARK IS福岡ももち5

それは大いにあると思います。実際、土・日・祝日は患者さんも多いですし、お勤めされている方はお休みしか来られないという方もたくさんおられますから。家族でお買い物に来られた際に来院されるケースもあります。そうやって家族全員そろって来られるというのは、土日診療をしているからこそ。多くの方がもっと歯に関心を持って、将来ご自身の歯を失わずに自分の歯でしっかり食べられる、そんな毎日を送っていただきたいので、休日診療がそこに少しでもつながるとうれしいですね。当院では歯を失った方にインプラント治療なども行っていますが、多くの方が歯を失わずに済むよう、今後も予防にはより力を入れて取り組んでいきたいです。

スタッフについても教えてください。

歯科医師、歯科衛生士、助手、受付事務など、非常勤も含め総勢15人でシフトを組み、しっかり情報共有できる体制になっているので、そこはうまく診療にも生かせていると思います。ちなみに受付事務は4人いるのですが、全員管理栄養士の資格を持っていて、カウンセリングもそのスタッフたちが担当しています。歯周病は歯茎に栄養が足りていないことも一つの要因となっていますし、離乳食など食育も予防歯科につながりますので、そういった部分にも力を入れたいという理事長の思いから、管理栄養士が在籍しているんです。今後は子育て中のママや、高齢者の食に関するお悩みなどにも積極的にアドバイスができるよう強化していきたいです。

ところで、お休みの日の過ごし方は?

後藤阿裕美院長 大串歯科MARK IS福岡ももち6

今は時間を取るのが難しいですが、落ち着いてきたら旅行がしたいです。東北や各地を回って大学の友人に会いに行きたい。あとは音楽が好きなのでライブにも行きたいですね。そうやってプライベートも充実させたいなと思うのですが、やはり今は仕事の比重が大きいですね。歯科医師としては、患者さんが喜んでくださるのが自分にとって何より大事な糧。アドバイスしたことがその方の生活習慣の一部になり、良い方向に変えられた時などはやりがいのある仕事だなと実感します。

読者へのメッセージをお願いします。

お口の健康のために大事なのは、まずご自身の口の中を知ることだと思っています。当院は土・日・祝日も診療していますので、ぜひファミリーでお越しください。お口の中から体の健康につながるよう、歯科医師をはじめ、歯科衛生士、管理栄養士が、患者さんそれぞれのライフスタイルに合った口腔ケアや食に関するアドバイスをさせていただきます。さまざまなご事情で通院が難しい方には訪問診療をいたしますので、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本:34万円~、矯正歯科/80万円~

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