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足立 竜寛 院長、足立 佐恵子 副院長の独自取材記事

あだち歯科

(佐倉市/地区センター駅)

最終更新日:2019/11/18

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京成本線のユーカリが丘駅から車で約5分。八千代バイパスに面してひときわ白く輝く建物がある。それが「あだち歯科」だ。ここは足立竜寛院長、足立佐恵子副院長夫妻が2018年10月に開業。以来、地域に暮らす人々の口の健康管理に心血を注いでいる。中でも注力しているのが予防歯科で、同院では、唾液の測定によるデータに基づいて虫歯や歯周病のリスクを科学的に評価し、ライフステージに即したきめ細かな予防ケアに取り組む。「歯科医院にお口のメンテナンスに来ることが日常生活の中に自然と組み込まれればいいですね」と話す足立院長と、開業前にはオーラルケア製品のメーカーで予防歯科の臨床・研究に携わってきたという佐恵子副院長の2人に、クリニックの特徴について話を聞いた。
(取材日2019年9月20日)

乳幼児から高齢者まで安心して通ってほしい

ユーカリが丘に開業なさった理由を教えてください。

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【足立院長】私は静岡の出身ですが、父も母も早くに他界しています。以前は開業するなら静岡に戻って、と考えていた時期もありましたが、その必要もなくなり、妻の地元であるこの佐倉で開業しようと思いました。
【佐恵子副院長】この辺りは2~3年前から急速にニュータウンとして開発が進められてきています。30代のファミリーからご高齢の方まで幅広い年齢層の方がお住まいです。小さなお子さんを持つファミリー層に向けた診療をしていきたいという思いも強かったので、開業するには最適な場所ではとも考えました。また、2人の子どもを育てる母として良い環境であることも一因です。

開業にあたってどんなことにこだわったのですか?

【佐恵子副院長】清潔感と気持ちが明るくなるようにと白を基調にしています。ただあまりに白すぎると無機質なイメージになりますので、少し温かみも感じられるよう工夫しました。歯科医院は怖いというイメージをお持ちの方が多いと思うので、少しでも入りやすく明るい気持ちになれるように工夫しました。隣にある喫茶店に来られた方が目にして、受診に来られるケースも多いですね。
【足立院長】ユニットも工夫していて、一番奥を個室にしています。個室ならば小さなお子さんが泣いても周りを気にしなくて済みますから、お子さんを連れて通いやすいのではないでしょうか。

そもそもお二人が歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

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【足立院長】父が歯科医師でその姿を見ながら育ってきました。時々歯科医院に遊びに行ったり、自分の歯を診てもらったりしたこともありましたので、歯科医師をめざしたのはごく自然な流れでした。
【佐恵子副院長】私の父も歯科医師で、予防歯科のエキスパートとして長年歯科医療に携わっています。私が小さい頃、父の仕事の関係でスウェーデンで暮らしていたのですが、その時、同級生の歯のケアなどを見て、子どもながら日本の歯科はずいぶん遅れているなと感じていました。歯科医師をめざしたのは、父がきっかけというよりは、女性として何かしら手に職をつけたいと思ったからです。一生働ける仕事は何かと考えた時に、やはり身近だった歯科医師を選びました。理数系が得意だったこともちょうど良かったのかもしれません。

唾液の測定でリスクを科学的に評価し予防へ

ふだん心がけていることはどんなことですか?

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【足立院長】歯科医院に治療に行くとなると、少し敷居が高いでしょう。そうではなくて、歯科医院にお口のメンテナンスをしてもらいに行く、それが日常生活の中でごく普通のことになればと考えています。何ヵ月たったから掃除に行こうという感覚で、気軽に通ってもらえる歯科医院でありたいと思っています。その一つの方法として当院では予防歯科に力を入れています。
【佐恵子副院長】大切にしていることは「患者さんの気持ちに寄り添うこと」「気持ちを受け止めること」です。患者さんと一緒に考え、支えられるよう心がけています。私も母親として子育てに悪戦苦闘している一人です。少しでも気持ちが楽になるよう気軽に頼っていただけるような存在になりたいと思いながらいつも診療しています。

こちらの予防歯科の特徴はどんなことですか?

【佐恵子副院長】唾液の測定を行って口の中の細菌の種類や数などを詳細に調べ、その検査結果から虫歯や歯周病のリスクを数値化し、科学的に把握しています。そのリスクを踏まえた上で、今後どのように予防していくか、例えばフッ素をどの程度の濃度で、また、どんな方法で塗布するか、次の検診はどのタイミングが良いかなど、システム化した予防ケアを実践している点です。予防歯科のカウンセリングは一般的に歯科衛生士が行うことが多いですが、当院では歯科医師が診断し、施術及び、ケア方法を決めています。
【足立院長】カウンセリングでは、ご自宅でのホームケアと歯科医院でのプロケア、両方をしっかり行うことが大切であることをわかりやすくお話しています。フッ素の濃度も年齢によって異なりますし、歯磨き剤も年齢や症状に即したものを使用しないと効果が得られないのです。

歯磨きだけしていれば予防になると誤解している人も多いのではないでしょうか。

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【足立院長】歯磨きさえしていればいいということではなく、目的に即した歯磨き剤を使うことが大切です。虫歯予防はフッ素が入っていてこそという点も大きいのです。
【佐恵子副院長】歯磨きを過信していたり、間違ったセルフケアをしている方も多いですね。ですが、ここで正しい情報をお話ししますと、皆さんきちんと守ってくださり、熱心な方が多いなという印象です。

定期的なプロケアと正しいセルフケアが大切

こちらでは口臭の測定や口臭ケアも行っているそうですね。

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【足立院長】妻がかつてオーラルケア製品を作る会社の研究所に勤務しており、口臭ケアや検査の研究に携わってきました。ここではそれらの経験を生かした口臭ケアを行っています。何が原因なのか、どう伝えればよいのか、どのように診療を進めていけばよいのかなど、彼女のそれまでの経験と知識がとても役立っていると感じています。

ご夫妻2人で歯科診療を行うことについて何かお感じですか?

【足立院長】歯の治療は繊細な作業のため、治療に集中していると周りのことに気づかないこともあります。しかしそんな時に、妻が女性の目線で「ここはこうなのでは」「ここはこうしたほうが良い」など、違う視点から物事を考えて指摘してくれる点が良いと感じています。
【佐恵子副院長】お互い歯科医師ですから、いろいろなことをわかり合えると思います。何げない会話一つでも仕事の大変さを共有できるのが利点ではないでしょうか。お互いの今までのキャリアがまったく異なる分野でしたので、分担して治療と予防にあたれるのも強みだと思ってます。また、スタッフはみんなとても理解があり、忙しい時に子どもの面倒を見てくれたりと、とても助かっています。

これまでで何か心に残ったエピソードはありますか?

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【足立院長】前の職場が調布にあったのですが、開業後もわざわざ調布から通ってくださる方がおられ、とてもうれしかったですね。「近くであれば先生のところに通うよ」と言ってくださる方もいらっしゃいましたが、千葉の佐倉市はさすがに遠いですからね。でもその方は2時間くらいかけて通ってくださって、とてもありがたいなと思っています。
【佐恵子副院長】前職時代、口臭に悩んでいる患者さんがおられ、家族にも言えないような悩みだったと、とても気になさっていました。検査の結果、口臭があると患者さんにはっきり告げて専門的に改善指導を行いました。その後、その方は、指導を受けたことで楽しく会話ができるようになったと明るく話されていたのがとても印象に残っています。夫婦関係も良好になったとおっしゃっていました。

最後に今後の展望をお願いします。

【足立院長】ユーカリが丘に暮らすお子さまから大人の方までそれぞれのライフステージにあったケアを安心して受けていただける、そんな歯科環境を整えていきたいと思っています。
【佐恵子副院長】予防歯科、特に虫歯予防に関しては「発病リスクの先送り」というのが根本的な考え方です。乳歯の段階から歯を守り強くして、その後も継続して適切なケアを続けることで結果的に虫歯を防ぐという考え方です。そのためには、1回だけではなく定期的にプロケアを受けて断続的に予防をすることが大切です。地域の皆さん方にそういったことをより深く理解していただけるよう、これからも予防歯科について正しい情報を発信をしていきたいと思います。

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