全国のドクター9,284人の想いを取材
クリニック・病院 158,654件の情報を掲載(2024年4月18日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 立川市
  4. 砂川七番駅
  5. 柏町内科・消化器内科クリニック
  6. 味生 洋志 院長

味生 洋志 院長の独自取材記事

柏町内科・消化器内科クリニック

(立川市/砂川七番駅)

最終更新日:2023/09/20

味生洋志院長 柏町内科・消化器内科クリニック main

砂川七番駅近く、五日市通り沿いにある「柏町内科・消化器内科クリニック」。院長の味生洋志(みのお・ひろし)先生の専門は消化器内科だが、へき地医療、救急医療にも従事し、血液内科、神経内科、循環器、呼吸器、腎内分泌代謝、総合内科と幅広い分野で研鑚。喘息や糖尿病から白血病や脳梗塞まで幅広く治療に携わってきた。「自分の取り組みたい医療より、必要とされる医療を提供したい」という信念を持ち、地域のニーズを見据え勉強を欠かさない熱心なドクターだ。立川エリアでは、大腸の内視鏡検査を行うクリニックが少ないことから、下部消化器内視鏡検査機器も導入。「地元で気軽に検査を受けていただくことで、進行がんを予防したい」という味生院長に、診療の特徴や医療にかける思い、今後の展望などを聞いた。

(取材日2023年3月23日)

へき地診療や救急医療の経験が、その後の診療の糧に

まず、医師を志したきっかけを教えてください。

味生洋志院長 柏町内科・消化器内科クリニック1

小さい頃から、仕事をするなら人を笑顔にできる仕事に就きたいと思っていました。学校ではクラスの中心になって場を盛り上げるタイプでしたね。勉強のほかにスポーツにも全力で取り組んでいたので、小学校では人気者でしたよ(笑)。その後、高校生の時に所属していたサッカー部の先輩が医学部に進学したのを見て、医師という職業に興味を持ち、志しました。医師になってからはへき地医療に携わり、そこで内視鏡検査のニーズの高さを感じましたね。将来は地域医療に貢献したいという思いがあり、その上で内視鏡検査を軸にして診療することが必要だと考え、消化器内科を専攻。診療に対しては当時から、自分のしたいことをするよりも必要とされることをしたい、という考えが常にありました。

へき地医療も経験されたのですね。

へき地医療とはその名のとおり、へき地と言われる場所や離島で診療を行うことで、さまざまな訴えや症状を診療することが求められます。一番印象に残っているのは日本最南端病院といわれる石垣島の病院に勤務したことですね。その後、病院にて内科を全般的に診療し、救急医療も経験しました。患者さんとコミュニケーションを取りながら行う医療が好きでしたので、もしいつか必要とされる機会があれば開業したいと考えていたところ、こちらのクリニックの院長が退職後の後任者を探しているということで、引き継がせていただくことになりました。本当に良いタイミングで良いクリニックに巡り合え、培ってきた幅広い診療経験を生かすことができています。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

味生洋志院長 柏町内科・消化器内科クリニック2

専門である消化器内科はもちろん、血液内科、神経内科、循環器内科、呼吸器内科、総合内科、そのほかにも腎内分泌代謝など幅広い分野で診療を行ってきましたので、お困りのことがあれば、どんな症状も診させていただきたいと思っています。消化器内科では、内視鏡検査が必要な場合、同じ院内で検査を行えることも当院の強みの一つだと思います。総合内科においては日本内科学会総合内科専門医の資格も取得しました。また、超音波検査では腹部、心臓用など3種類のプローブを用意しており、ほぼ全身の検査ができます。睡眠時無呼吸症候群の検査と治療、血管年齢の検査も始めました。おなかのことに限らず、気になる症状があれば何でも気軽にご相談いただける、窓口のような存在になりたいと考えています。

大腸内視鏡検査に注力。多様な検査が行える体制を整備

専門である消化器内科では、大腸の内視鏡検査にも力を入れているそうですね。

味生洋志院長 柏町内科・消化器内科クリニック3

立川市では大腸内視鏡検査を行っているクリニックが少ないので、今後も力を入れていきたい分野です。大腸がんの患者は年々増加し、男女ともに主要な死因の一つとなっています。今後もその傾向が続くと考えられますので、ぜひ早期に発見して進行がんを予防したいと考えています。検診で便潜血異常になった方、便通異常、血便のある方は内視鏡検査をぜひ受けていただきたいですし、理想としては症状がないうちに内視鏡検査を受けていただきたいと思っています。ポリープなどが見つかった場合は、専門の施設に責任を持ってご紹介したいと考えています。胃も大腸も内視鏡検査を一度受けていただければ、定期的なフォローが必要な状態か、そうでないか線引きすることができます。がんを取り除いても再発する恐れがありますので、すでにおなかに症状をお持ちの方は定期的なフォローとしても利用していただきたいですね。

こちらの内視鏡検査には、どのような特徴がありますか?

用いるスコープを厳選し、挿入の仕方を調整することで、痛みの軽減に努めています。胃の内視鏡検査では、当院で使用する経鼻内視鏡は細くてやわらかいため、挿入もスムーズで画像も鮮明という性能が特徴です。苦痛を和らげるために鎮静剤を使うこともできますので、内視鏡検査に不安を持っておられる方もリラックスして受けていただけるでしょう。大腸の内視鏡検査の場合も、痛み止めや眠ったような状態で検査が受けられるよう、受ける方の希望に応じて鎮静剤を使っています。更衣室をはじめ、検査後にはゆっくりと休めるようにリクライニングチェアも用意しています。

診療を行う上で心がけていることは?

味生洋志院長 柏町内科・消化器内科クリニック4

患者さんは僕にとって大切な人であるという思いを忘れずに診療しています。前院長先生時代から来られている患者さんに対しては、これまでのカルテを拝見し、状況をすべて把握してから診療させていただいている旨を丁寧にお伝えし、安心していただけるように努めています。また、インターネットなどで当院を知ったという新規の患者さんも増えています。「内視鏡検査を受けたい」「かかりつけ内科を探していた」というような働き盛り世代の患者さんが多いので、そうした地域のニーズに応えられる医療を提供していきたいですね。

地域に必要とされている医療技術を身につけ届けたい

感染症対策をはじめ、最近の院内の体制を教えてください。

味生洋志院長 柏町内科・消化器内科クリニック5

感染症は落ち着きつつありますが、当院は基礎疾患を抱える高齢の患者さんや免疫力が低下している方も多いことから、継続して感染症対策に努めています。院内のスペースを分けて隔離するのは難しいため、お電話で事前予約を取っていただき時間帯で分けるという対策を続ける予定です。皆さんが安心して通える体制をつくるために、まずはお電話でご連絡いただきたいと思います。また現在、当院には鍼灸師さんも在籍しています。

今後の展望はありますか?

僕はわりと若くして開業していますので、これからも地域に必要とされている医療を積極的に身につけ、届けたいという思いがあります。大腸の内視鏡検査や生活習慣病に関する検査、睡眠時無呼吸症候群の診療なども対応していますので、気軽に相談していただけるとうれしいです。特に日本消化器病学会消化器病専門医として、大腸内視鏡検査は注力しています。現在、ニーズの高まりとともに予約が先になってしまっている状況ですので、将来的にあまりお待たせしないような院内の体制をつくっていきたいと考えています。また、遠いビジョンではありますが、ニーズがあれば訪問診療まで手がけたいですね。救急医療にも携わってきた身として、地域の皆さんが安らかに過ごせるようにサポートし、患者さんの生涯に寄り添う診療をめざしていきます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

味生洋志院長 柏町内科・消化器内科クリニック6

これからも患者さんのニーズにお応えできる診療を行い、患者さんと一緒に成長できるクリニックでありたいです。お困りのことがあれば、どんな症状でもまずは最初の窓口としてお気軽に当院をご利用ください。そして、近隣にお住まいの方には、遠くの医療機関に足を運ばずとも、胃と大腸の内視鏡検査が受けられますので、気軽に利用していただきたいと思います。性能にこだわった内視鏡を導入し、満足いただける検査を行うための体制は整えていると自負しています。特に大腸の内視鏡検査は、「痛そう」「大きな病院は行きにくい」などの理由で検査を戸惑う方も少なくないようです。通院もしやすい地元のかかりつけで、精度にこだわった検査に努めていることをぜひ知っていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

血管年齢検査/4400円

Access