松戸しげと眼科

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徐汀汀院長
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定期検査による早期発見を
早期治療開始すべき糖尿病網膜症とは

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糖尿病の合併症の1つで、急激な視力低下や視野欠損、最終的には失明の可能性もある“糖尿病網膜症”。糖尿病歴が5~10年と、長期にわたって高血糖状態が続くことにより、目の中に張り巡らされた血管がダメージを受けて引き起こされる病気だ。初期には自覚症状がほとんど表れないため、発見が遅れて重症化しやすい傾向にあるが、定期的に眼科を受診して早期に発症を確認できれば、レーザーや注射による通院治療で症状の改善をめざすことができる。網膜硝子体を専門に、大学病院で糖尿病網膜症をはじめとする数多くの手術を手がけた経験を持つ「松戸しげと眼科」の徐汀汀(じょ・ていてい)院長に、糖尿病網膜症の発症メカニズムや、クリニックでの検査や治療の進め方について聞いた。(取材日2019年6月19日)

早期に発見したい糖尿病網膜症。血糖コントロールと並行して、定期的な眼底検査を

糖尿病網膜症とはどういった病気ですか?

1 ▲糖尿病網膜症について語る徐院長 糖尿病で血糖値が高い状態が長い間続くことによって引き起こされる、さまざまな合併症のうちの1つです。糖尿病はそもそも、血液中で増えすぎた糖が全身の血管や神経を悪くする病気。そして全身の中でも、目の血管は特に細いため、糖尿病の影響を受けやすいわけです。目の網膜にある毛細血管が傷ついたり、詰まったりすることによって、血管にこぶができたり、血管が破れて出血を起こしたりします。この状態が進行することで、急激な視力低下を引き起こしたり、視界の一部分が見えづらくなったりするほか、網膜剥離を起こして失明してしまう危険性もあります。

発症する原因と症状はどのようなものでしょうか?

2 ▲清潔感のある院内には、各種検査機器が充実している 網膜周辺の血管が高血糖の状態に長期間さらされることでもろくなり、血液が漏れ出したり、血流が悪くなることによって起こります。また本来、正常な血管は網膜の神経細胞に酸素や栄養を送り届けていますが、血管の働きが悪くなることで網膜に酸素が届かなくなります。すると、この働きを補おうと新しい血管(新生血管)が硝子体に発生し、目の中にさらに大きな出血を引き起こす原因になります。急激に視力が低下したり、視界の一部分が見えにくくなるといった自覚症状は、新生血管が硝子体内で破れて出血を起こす段階にならなければ現れません。初期はほとんど症状がなく、重症になってから発症に気がつくケースも多いので注意が必要です。

眼科を受診すべきタイミングと検査内容を教えてください。

3 ▲丁寧な説明を受けながら検査を受けることができる 現状では、通院している内科の先生の勧めで受診される方がほとんどで、自発的に受診される方はごくまれです。しかし早期発見のためには、内科の先生の指示を待つのでなく、たとえ症状がなくても定期的に眼科で検査を受けることが大切です。当院ではまず、糖尿病を患ってからどのくらい経過しているのか、インスリンの投与の有無などをお聞きした上で、散瞳(目薬で瞳を開く)した状態で眼底検査を行います。この検査によって網膜の血管の様子や出血がないかなどを調べることができます。検査結果は、基本的には即日で判明しますので、その日のうちに現状や治療のおおよその方向性をお伝えすることが可能です。

先生のクリニックではどういった治療が受けられますか?

4 ▲定期的に眼科の健診を受けることが大切だという 早期に網膜症の兆候が発見できれば、内科で血糖コントロールを続けてもらいながら経過を診ますが、網膜に出血や血管の詰まり、新生血管の発生が見られる場合はレーザー光凝固術を行います。これにより新生血管の発生を抑えることを図り、病気の進行を遅らせることにつなげます。また網膜症に伴って、黄斑部がむくみ目がかすむ、ものがゆがんで見えるといった黄斑浮腫の症状が見られる際は、むくみの原因である血液成分の漏れを抑制するため、抗VEGF薬を眼球に注射します。当院では、どちらも通院治療可能です。症状がさらに進行し、硝子体出血や網膜剥離が起こっている場合は、入院を伴う硝子体手術が必要ですので、大学病院をご紹介します。

日常生活の中で注意することはありますか?

5 ▲JR常磐線松戸駅東口より徒歩約2分の通いやすい立地 ものの見え方に異変を感じてから眼科を受診するのでは遅いです。糖尿病と診断されたすべての方に網膜症のリスクがありますから、定期的に眼科を受診して網膜の状態を観察していくことが欠かせません。通院頻度は、当院では、血糖値の指標であるHbA1cの値が6%台であれば半年~1年に1度、7%台であれば3ヵ月に1度、8%以上の方は1~2ヵ月に1度を目安にしていただいています。また、より合併症リスクが高い1型糖尿病と診断され、血糖コントロールが悪い方の場合は、毎月の通院をお願いしています。血糖値をより良い状態に保つことは、糖尿病網膜症だけでなく他の合併症の予防にもつながります。どうか根気強く続けてください。

ドクターからのメッセージ

徐汀汀院長

糖尿病網膜症で失明する人は年間約3000人、日本の成人の失明原因の第2位ともいわれています。「糖尿病」と聞いて知らない人はいないはずなのに、こうした恐ろしい合併症を伴うことに対する認識はまだまだ低いと言わざるを得ないのが現状です。糖尿病歴が10年以上で、血糖コントロールが悪い状態が続くと発症リスクが高くなります。糖尿病の治療が長期化してくると、食事制限などのストレスで現実から目を背けたくなることもあるかもしれませんが、患者さん本人が病気としっかり向き合うことができていなければ、治療はできません。合併症のリスクに対し、「自分は絶対大丈夫」などと過信せず、必ず眼科で定期検査を受けてください。

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