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安光 雄介 院長の独自取材記事

あすなろ歯科・矯正歯科

(高槻市/上牧駅)

最終更新日:2022/03/25

安光雄介院長 あすなろ歯科・矯正歯科 main

上牧駅から徒歩5分。ブラウンとグリーンの外観が目印の「あすなろ歯科・矯正歯科」。大きなあすなろの木に動物たちが集うロゴは、まるで絵本の1ページを切り取ったかのよう。あすなろは「明日こそ檜になろう」という意味を持つといい、「『明日こそ健康になろう』という思いで、気兼ねなく通える場所にしたかった」という安光雄介院長。勤務医としてのキャリアを順調に積んでいたところ、仕事のあり方に疑問を抱く出会いと気づきがあったと語る。開院を決めた経緯と、クリニックで行っている診療についてじっくり話を聞いた。

(取材日2019年2月25日/再取材日2020年2月14日)

歯科らしさをあえて取り去り、ストレス軽減

かわいいロゴマークですね。

安光雄介院長 あすなろ歯科・矯正歯科1

あすなろの木に集まる動物たちをイメージしました。歯科医院といえば、緊張する場所、行きたくない場所という印象が根強いですが、地域に溶け込む、なじみやすい場所にしたかったんです。駐車スペースも1台1台広くとってありますので、運転が得意ではない方でも駐車しやすくなっています。院内もバリアフリーで通路は広々としていますから、車いすやベビーカーもストレスなく通れます。待合室にはコーヒーメーカーと広々としたソファー。患者さんが「リラックスして過ごす」のが最優先。気持ち良く通院できるような空間をつくりたい一心で考えました。

開業までの経緯をお聞かせください。

広島大学歯学部を卒業したものの、自分にとって「歯科医師」とは何かピンとこなかったんです。そんな矢先、大学の先輩のクリニックに勤務が決まりました。本当にたくさんの患者さんが来院しており、とにかく歯を削っては詰め、抜いてはかぶせてを繰り返し、治療に追われる毎日を送っていました。そんな中、知人に誘われて歯科の勉強会に参加することに。特に勉強会やセミナーに興味を持ったこともなく、実のところ冷やかし半分でした。ところが参加してみると、情熱あふれ、高いプロ意識を持った先生が各地から集まっている。それに刺激を受け、「もっとより良い治療ができるようになりたい」と思ったのが歯科医師としてのターニングポイントでした。そして、開業という新しいチャレンジに、気持ちが傾いていったんです。

開業地に高槻を選んだ理由は?

安光雄介院長 あすなろ歯科・矯正歯科2

生まれ育った地元に貢献したい気持ちは強くありました。開業を決意後も勉強会やセミナーに多数参加し、知識を吸収し技術を磨いてきました。そのたびに、私が身につけたものを地元の皆さんにもっと還元していきたいという気持ちを強くしたんです。というのも、セミナーに参加する熱心な先生の多くは、都市部で開業する方がほとんどだったからです。それは、高いレベルの治療を求める層が多いということもあるでしょう。けれど、都市部以外にもクオリティーの高い治療を求めている人はいるはず。自らが世界の先端で学んできた最新の技術や知識を、そういった地域の方々に積極的に提供していきたいと思いました。

その場しのぎでない包括的な歯科治療

特に注力している治療は何ですか?

安光雄介院長 あすなろ歯科・矯正歯科3

私が優先するのは「長期にわたって歯を守る」ということです。そのためには、患者さんが再び同じ歯を悪くすることがないようにすることが重要です。治療の際「痛い歯を早く何とかしてほしい」「治療は最短で終わらせて」とおっしゃる患者さんは少なくありません。それに応えて症状を和らげる処置をすることは簡単ですが、それでは根本的な解決にはならない。なぜ今ここに虫歯があるのかという原因を追求し、どうしてこうなったのかを包括的に診て治療していきたいと考えています。当院では、噛み合わせなど多くの要素を加味した上で、お口全体のバランスを診てトータルに原因を突き止め、治療法を提案します。何か一つの治療法に特化するということはなく、インプラント治療と矯正を併用したり、マイクロスコープを用いた歯周組織再生治療や根管治療と組み合わせたり、柔軟な発想で取り組んでいます。

診療ではとことん説明されるとか。

1本の歯は、治療を5、6回繰り返せば抜歯になってしまうことがほとんど。ですから、再治療にならないようにすることが歯を長持ちさせることにつながります。そのために必要なことは何か、なぜ虫歯や歯周病になったのか。患者さんには「きちんと検査をしてその原因を突き止めましょう」と丁寧に説明します。ただ削って詰めても、その後また虫歯になって、より深く削ってという負のサイクルを繰り返すだけ。だったら今のうちにそれを止めてしまおうというわけです。 回り道のようですが、それが10年後、20年後の未来を見据えた治療になるのだと思います。そうしたことを根気強くお伝えするようにしているので、説明にはかなりの時間をかけています。

早期の子どもの治療にも力を入れているようですね。

安光雄介院長 あすなろ歯科・矯正歯科4

歯が悪くなってからの治療介入は、患者さんにとって心身・金銭ともに大きな負担となります。そうなる前に、幼少期からの予防や指導を徹底し、また噛み合わせをよくすることが、生涯にわたり自分の歯で健康に過ごすことにつながります。小児矯正はそういった意味でも患者さんにとって、大きなメリットのある治療と考えています。現在はクチコミが広がり非常に多くのお子さんに来院していただいています。

開業してからの手応えは?

「こんなに丁寧に説明してもらったことはなかった」というお声をいただき、予約をお待ちいただくほど大きな反響がありました。ただ当たり前のことを一生懸命お伝えしているだけですが、うれしかったですね。虫歯の成り立ちの説明などは、複数の患者さんを相手に待合室でホワイトボードを使って行うこともあります。まるで講義のようだと言われることも(笑)。また、他の病院で泣いてできなかった子どもたちに対しても楽しませて歯ブラシや治療の練習をしたり、笑気ガスを用いてリラックスさせてあげたりするようにしています。そういったこともあってか、家族の方やお知り合いの方を紹介していただいたり、そのクチコミを聞いて来られる方が非常に多いです。

家族全体をフォローするクリニック

治療で大切にしていることは?

安光雄介院長 あすなろ歯科・矯正歯科5

患者さんは歯に悩み、また歯を守るために、できれば行きたくない歯科医院に自分を奮い立たせて通院し、頑張って治療を受けています。それってすごいことだと思いませんか? その頑張りに私たちも応えなくてはいけないと思うんですね。少しでも痛くないように、レベルの高い治療をすることも大切。何より患者さんが来やすい、少しでもストレスなく通える環境を整えていきたいと考えています。また治療の説明の際は、「自分だったら、自分の家族だったらこうします」と説明することも多いです。私自身も、家族の口を診ている気持ちを常に持っています。

お忙しい毎日ですが、休日はどうお過ごしですか?

以前担当していた患者さんの治療に行ったり、まだまだたくさんのことを学びたいと思っているので、勉強会やセミナーに出かけていることが多いですね。東京や海外など、月10日ほどはどこかの勉強会に足を運んでいます。それ以外には家族サービスの時間を持つよう努めています。仕事に情熱を燃やすと、家族サービスがおろそかになりがちですが、家族あっての自分であり、クリニックでもあります。仕事と家庭をうまく両立させていきたいですね。子どもと過ごしている時間が一番幸せです。「お子さんといる時が一番いい顔をしていますね」と言われるくらい(笑)、家族と一緒にいることはよい休息になっています。

今後の展望、メッセージをお願いします。

安光雄介院長 あすなろ歯科・矯正歯科6

予約の取りづらさを解消するため、開業時4台だったチェアを8台に増やしました。また、歯科医師も3人まで増えたのですが、みんなとても丁寧に診療してくれ、助かっています。現在、患者さんのお子さんを預かるため保育士が在籍していますが、将来的にはスタッフの子どもも預かれるようにしたいです。子育て中のお母さんはとても忙しく、お子さんが第一で自分のことに構う余裕や時間がありません。でも、本来はお母さん自身、家族みんなのお口の中と同様、自分の歯の健康も守っていくべきなんです。当院ではお子さんをお預かりできますから、ぜひ治療を受けに来て、ご自身の歯にも気を配ってほしいです。当院がめざしているのは子どもだけでなく、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、家族全体をフォローできるクリニックです。歯は失ってからその大切さに気づくもの。ご自身の歯のことをもっと知ってほしいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正:5万5000円~99万円、成人矯正:ワイヤー矯正82万5000円~、マウスピース型の装置を用いた矯正60万5000円~、入れ歯:20万円~、かぶせ物:9万9000円~、インプラント治療(かぶせ物込み):1本あたりの費用目安 40万円~、歯周組織再生療法:10万円~、ホームホワイトニング:上下2万5000円~、片側1万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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