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野口 秀臣 院長の独自取材記事

挙母矯正歯科

(豊田市/上挙母駅)

最終更新日:2021/10/12

野口秀臣院長 挙母矯正歯科 main

豊田市中心部を走る国道248号線沿いに位置する「拳母矯正歯科」は、2018年4月にオープンしたばかりの矯正専門歯科医院だ。真っ白な壁に縦長の大きな窓が目を引く建物。待合室には日の光が降り注ぎ、診察を待つ患者の気持ちを和らげている。野口秀臣院長が「通うことが楽しみになるような歯科医院にしたい」と話すように、院内は広くゆったりとした空間になっており、インテリアも洗練された雰囲気。衛生面には特に気を配り、ミラーやピンセットなどは患者ごとに使い捨てるディスポーザブル形式を採用している。歯列矯正は、「体の健康」と「心の健康」を同時に良くすることができると話す野口院長に、診療時の心がけや院内設備などについて話を聞いた。

(取材日2018年10月9日)

通うことが楽しみになるような歯科医院をめざす

まず、先生が歯科医師をめざされたきっかけと、開業までの経緯を教えてください。

野口秀臣院長 挙母矯正歯科1

父が医師だったので、子どもの頃からその背中を見て過ごしていました。そうするうちに、私も医療を通して患者さんの痛みを取り除き、人の力になれるような仕事に就きたいと思うようになりました。歯科は医科に比べると命に関わるような病気は少ないですが、歯の痛みは苦痛を伴う深刻なものだと思います。ですから、患者さんにとって身近な痛みを解決できる歯科医師になりたいと考え、この道を志しました。出身地である九州の大学で学び、卒業後は岡崎市の歯科医院で勤務をしました。そこはスタッフが150人くらいの大規模な歯科医院で、歯科医療の先を見据えたビジョンを持っている院長のもと研鑽を積みました。豊田市は活気のある印象のエリアで、妻の実家もあることから思い入れもあり、地域の患者さんのお力になれたらとこの地での開業を決意しました。

とてもすてきな院内ですが、先生がこだわられた点を教えてください。

患者さんとお話ししていると、よく「歯科医院に行くのは嫌だ」という声を聞きます。私は自分の歯科医院をつくるときには、患者さんが楽しみながら通える歯科医院にしたいと思ったんです。デザインは白と青色を基調にし、清潔感と落ち着いた雰囲気を出せるようにしました。待合室や診療室もスペースを広くし、患者さんがゆったりと落ち着いて治療を受けられるようにと考えました。現在あるチェアは赤紫色なんですが、患者さんは女性の方が多いのでそういう点も意識しましたね。来年にはもう1台チェアが入り、そちらは青色になる予定です。矯正治療では、それぞれの患者さんによって、治療の方法も期間や費用も違います。気になることや不安なことなど、相談をゆっくりしてもらえるように、個室の診療室も設けました。

設備面のこだわりについてもお聞かせください。

野口秀臣院長 挙母矯正歯科2

口腔内3Dスキャナーを導入しています。歯型を採るときに、口腔内をスキャンすることでデータとして取り込むことができ、粘土状の物で型採りをする必要がなくなりました。このデータは、治療の進め方を決めたり、マウスピース型装置などを作ったりする際に使います。口腔内スキャナーを使うことで、患者さんの負担も随分減ったのではないかと思います。装置を作るための時間も短縮でき、型採りをするために患者さんが大きな口を開けて我慢するときに起こる嘔吐反射も防ぐことができます。それから、当院の歯科用CTは顔全体が撮れるようにセンサーの大きいものを使っています。矯正治療の場合は、歯だけを見ていてもゴールが見えてこないので、顔の骨格全体が写るセンサーが大きいものを採用しています。

患者と一緒に治療を進めるパートナーでありたい

こちらは矯正治療を専門に扱っているということですが、なぜ専門クリニックにされたのでしょうか?

野口秀臣院長 挙母矯正歯科3

歯科医師になって研鑽を積む中で、口の状態を良くしていくことを突き詰めると、口の中を本来あるべき姿に変えていくという歯列矯正に行きつきました。普通、歯科医院は病的に悪くなった歯や、欠けた歯を元に戻す治療をするわけですが、矯正は悪い部分を治すだけでなく、さらに良い状態に導いていくことができる。そこに矯正の奥深さを感じたのです。矯正治療によって、しっかり噛めるようになるだけでなく、笑顔に自信が持てるようになるということもいわれています。さらに歯列が整い、歯が磨きやすくなることで、歯周病の改善にもつながります。

診療時に心がけていらっしゃることを教えてください。

「患者さんの立場に立って物事を考える」ということは、私たち医療人の間ではよくいわれることですが、当院では、患者さんの立場になって考えるさらにその上をめざす、つまり患者さんのそばに立って一緒に治療を進めていくパートナーになるという考え方をしていこうと話しています。例えば診察を待っている患者さんに、「お待たせしてすみません」と声がけするだけでなく、「お待たせしてすみませんが、私たちスタッフも一緒に待っていますので、今日も良い治療になるといいですね」というようにお声をかけさせていただきます。私たちスタッフがいつも患者さんのそばにいるということを患者さんに感じてもらえるよう、常に心がけています。

矯正の無料相談もされているそうですね。

野口秀臣院長 挙母矯正歯科4

当院では初回矯正相談は無料で行っています。矯正治療は、始める時期や治療方法、期間や費用はどのくらいかかるのかなど患者さんもわからないことがたくさんあると思うんですね。ですからまずは相談に来ていただいて、自分の口のことを知ってもらいたいと思っています。例えばお子さんの場合は、お口の中を診せてもらうと、「今後こうなる可能性がありますよ」とか「このまましばらく様子を見てもいいですよ」といったアドバイスができると思います。皆さん自分の歯並びについて知らないことが多いと思うので、疑問があれば気軽に来院してほしいですね。また「来院するのはちょっとためらいがある」という方のために無料のメール相談も行っていますので、ご利用いただければと思います。

矯正治療は、笑顔を増やすことにつながる

矯正開始に適した時期はありますか? また、矯正の方法にはどのようなものがあるのでしょう?

野口秀臣院長 挙母矯正歯科5

矯正は、基本的には何歳からでも始めることができます。最近は大人の方も増え、当院では高校生以上の患者さんが7割を占めていますね。矯正法については、子どもの矯正だと乳歯列期と混合歯列期のそれぞれの時期により方法が異なります。また大人の矯正治療の場合、当院では表側の矯正、裏側の矯正(舌側矯正)、マウスピース型装置を用いた矯正の3種類の方法で行うことができます。それぞれの方法にメリット、デメリットがあるので、詳しく説明しています。それから、口腔筋機能療法も取り入れています。お口周りの筋肉が不十分ですと歯並びが悪くなるきっかけになるほか、治療した後のきれいな歯並びを保つためにも唇や舌など口周りの筋肉が必要になります。当院独自のトレーニングメニューがあり、大人も子どももそのメニューに沿って行っています。

スタッフも勉強熱心な方が多いとお聞きしました。

現在、私のほかに受付担当が2人と歯科衛生士が1人勤務しています。受付担当のスタッフは、受付業務以外にコーディネーターとしての役割も担っていて、私には聞きにくいことや聞き忘れてしまったことがある患者さんに対し、受付で相談に乗るなど対応してもらっています。患者さんは女性が多いので、女性同士のほうが話しやすいこともあると思います。また、当院は院外セミナーにも積極的に参加しています。日本だけではなく海外も含めてさまざまな矯正方法を踏まえて診療にあたりたいと思っており、そのためには必要であれば全国各地のセミナーへ参加するようにしています。スタッフも私の考えにしっかりついてきてくれ、いろんなことを学んで診療をサポートしてくれています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

野口秀臣院長 挙母矯正歯科6

矯正治療を行う目的は、見た目と機能の両方を改善することです。食事や会話、写真を撮る時、そういったことすべてが楽しくなりますので、生活の中で幸せを感じてもらえるのではないかと思います。矯正を受けられた患者さんから、自分の笑顔に自信がついたというお話を聞くことがあります。最近では、男性も矯正治療をされる方が増えてきているんですよ。矯正期間も以前に比べ短くなっていますし、痛みなどの負担も軽減されています。また近年は、矯正をする人が増え、その結果、矯正装置をつけていることへの理解も深まっているようです。すてきな笑顔を手に入れるためにこれからもサポートし続けたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

6~12歳の成長期矯正治療/35万円、目立たない装置(審美的ブラケット+白色ワイヤー)を用いた表側矯正/75万円、舌側矯正110万円、マウスピース型装置による矯正/80万円

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