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源河 朝広 院長、中口 裕達 先生の独自取材記事

ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2023/12/01

源河朝広院長、中口裕達先生 ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島 main

東急東横線・綱島駅から徒歩10分。にぎやかなショッピングモールの2階に「ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島」はある。院内に入ると、患者をリラックスさせるような落ち着いた雰囲気を醸し出している待合室。院長の源河朝広(げんか・ちょうこう)先生は、東海大学医学部付属病院勤務後、市中病院の循環器内科部長などを経て同院を開業。循環器疾患への専門的な医療の提供に努めている。さらに2023年4月より、日本糖尿病学会糖尿病専門医である中口裕達(なかぐち・ひろたつ)先生が着任。源河院長と中口先生に、クリニックの普段の診療や、糖尿病診療について、また患者へのメッセージなどについて話を聞いた。

(取材日2023年9月13日)

糖尿病・内分泌領域もより専門性の高い医療を

クリニックを2018年に開業されてから、何か感じていらっしゃることはありますか?

源河朝広院長、中口裕達先生 ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島1

【源河院長】循環器専門のクリニックとして開業しましたが、やはり多くの患者さんたちが専門性の高いクリニックを必要としていたのだな、と感じています。クリニックは専門性と、一般内科的に何でも病気を診るような利便性を両立させるのは残念ながら難しいため、完全予約制で患者さんに病気の説明をする時間なども十分につくった上で、専門的に診療できるようにしています。現在、ありがたいことに多くの患者さんに来院していただいていますが、東京都内や他県から訪れる患者さんも結構いらっしゃいます。専門性の高い診療を提供するという当院の方針で診療を続けてきて、良かったと実感しています。

2023年4月より中口先生がクリニックに加わりました。どういった経緯があったのですか?

【源河院長】中口先生は糖尿病専門医であり、内分泌にも精通しています。循環器を診ていると、生活習慣病、特に糖尿病や内分泌に関わる病気は切っても切り離せません。ですから診療の幅を広げるために、中口先生にクリニックに加わっていただいたのは必然の流れのようなところがあります。また糖尿病・内分泌の病気でも循環器の合併症が多いので、お互いに連携し合うことで患者さんにとってより良い医療を提供できると考えています。

中口先生は、なぜ勤務先としてこちらのクリニックを選ばれたのですか?

源河朝広院長、中口裕達先生 ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島2

【中口先生】長らく大学病院や市中総合病院に勤務していました。そこでは糖尿病・内分泌領域の中でも緊急入院を要する症例や難病患者さんの診療も行っていたので、貴重な経験をさせてもらいました。循環器と糖尿病・内分泌領域は切っても切り離せない分野ですが、大きな病院ほど医業が分業化されているので、お互いの領域に足を踏み込んで診療するのが難しい側面もありました。大きい病院だからこそ良い点もたくさんありましたが、多くの患者さんを診るので、一人の患者さんに時間をかけて診ることができないという心苦しい部分もありました。そんな時、当院のホームページを見つけ、病院と同等の検査機器をそろえていて、かつ完全予約制で患者さんを待たせずに質の高い診療を行う方針に興味をもちました。源河先生ともお話しして「専門を深く掘り下げ、質の高い医療を一緒にやっていきましょう」と声をかけていただき、加わらせていただくことにしました。

病院レベルの検査機器など診療体制を充実

糖尿病診療に関して、クリニックで特筆すべきことは何でしょうか?

源河朝広院長、中口裕達先生 ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島3

【中口先生】まずは検査機器が充実していることでしょうか。多くの血液・尿検査は30分~1時間以内に検査結果を出すことができます。合併症精査のための心電図や心エコー、ABI検査などの生理画像検査やレントゲン検査などを含め1時間以内にすべての結果を出せるよう努めております。併設しているショッピングモールでお買い物したりして、待たれる方も結構いらっしゃるようですね。また、糖負荷試験やホルモン負荷試験といった、病院で行っている検査の一部も行っています。普通は病院でないと受けられない検査もなるべく当院で受けられるように、今後も検査体制を拡充していく予定です。そういった点では、今まで勤務していた大きな急性期病院と当院でギャップを感じずに診療ができています。各部署のスタッフとの連携が非常に取りやすく、皆プロ意識をもって取り組んでおります。

中口先生にとって、糖尿病診療のやりがいとは何でしょうか?

【中口先生】糖尿病は悪化すると循環器系の病気をはじめ、重大な合併症を起こすことが明らかです。当院では重症例のインスリン導入も行っております。初診で来られる患者さんの中には非常に多数の薬剤を内服している方もいらっしゃいます。エビデンスに基づき、薬剤のシンプル化をめざした調整、看護師と協力した生活指導も行います。慢性疾患のため受診のたびに患者さんと少しずつ信頼関係を築いてゆく過程や、合併症を防ぐための予防医学的な観点からも、アプローチできることにもやりがいを感じています。常に最新の知見を取り入れ、ガイドラインに基づいた治療を基本としつつ、時には教科書どおりにいかないような難しいケースもあります。そういった際に個々の患者背景なども踏まえた相談・調整をすることも糖尿病専門医としての使命だと思っています。

そういった難しいケースの患者さんは多いのですか?

源河朝広院長、中口裕達先生 ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島4

【中口先生】他院からのご紹介のほか、健診で糖代謝異常を指摘され受診される方も多くいらっしゃいますが、重症度や合併症などはさまざまです。当院に定期通院されている方は、皆さん前向きに病気を良くしたいという方が多い印象です。診療の基本は医学的根拠に基づく治療です。患者さんごとの病態や生活環境などを踏まえ、コミュニケーションを取りながら、最も適切と思われる治療をめざします。当院では、診療で毎回、患者さんと顔を合わせながら「ここが良かったですね」「ここはもう少し頑張ったほうがいいですね」とお話しします。看護師スタッフと相談・協力しながらチーム医療を実践しています。

ブティックのようなクリニックをめざして

スタッフの方々とも連携しながら診療を進めておられるのですね。

源河朝広院長、中口裕達先生 ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島5

【中口先生】予診など看護師に適切に行ってもらっていますので、その後の診療がスムーズです。源河先生はクリニック内のデジタルトランスフォーメーション(DX)も積極的に取り入れていて、院内の情報共有なども快適な形でおこなえています。
【源河院長】当院には約20人のスタッフがおります。専門性の高い医療を提供する中でも、少しでも患者さんに利便性を感じてもらえるようにするためにはスタッフ連携も欠かせないと考えています。例えば診療から会計に至るまでかかった時間を確認して、時間がかかった場合はどこに問題があったのか、考えてフィードバックするなどして改善に努めています。また患者さんへの対応について考えてもらうために、スタッフと一緒に食事に行ってそこの接遇を勉強することもあります。

院内はリラックスできる、快適な印象ですね。

【源河院長】そうですね。壁には私の出身地である沖縄の琉球石灰岩を使って落ち着いたデザインにしています。また、診療室には季節ごとに花を飾っています。ある調査によると「どういったクリニックがいいか」と患者さんにアンケートを行ったところ、一番は「きれいなところ」だそうです(笑)。ですからこれもサービスの一環と考えています。よく「コンビニ医療」という言葉を聞きますが、私がめざしているところはブティックのようなクリニックなのですね。保険診療の中で、他の医療機関とは変わらない医療費でも、より患者さんに快適に感じていただけるサービスを提供するクリニックであり続けたいと思っています。

最後に読者にメッセージをお願いいたします。

源河朝広院長、中口裕達先生 ハートメディカルクリニックGeN横浜綱島6

【源河院長】基本的なことですが、しっかり診療してしっかり説明する、ということを今後も徹底していきたいと思います。また、なるべく患者さんの利便性も考えて、不要な診療や検査はせず、生活習慣病でもなるべく少ない通院で済むような診療に努めています。循環器や糖尿病をはじめ、当院は専門の医師のみ在籍しており、たくさんの検査機器を取りそろえておりますので、早期発見・早期治療に努めていきます。
【中口先生】高血圧、脂質異常症、糖尿病などはとても多い疾患です。発症してもすぐに症状が出ませんが、進行すると脳血管、心血管など重大な合併症を来たします。しっかりと向き合って治療をすることが大切です。私たちの役割はそのコントロールをするためのお手伝いですので、何かご相談したいことがあればぜひ当院にお越しください。

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