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としクリニック

としクリニック

畑山年之院長

医療トピックス

痔や便秘で悩む人は受診を
女性にも配慮された肛門外科

としクリニック

保険診療

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とても身近な病気でありながら、気軽に受診しにくいのが、痔など肛門の病気やトラブル。特に女性の場合は「恥ずかしい」「どんな診察をされるのか不安」「どの診療科にかかっていいのかわからない」などと、一人で悩んでいる人も多いのではないだろうか。消化器外科の豊富な診療経験を持つ「としクリニック」畑山年之院長によると、大腸内視鏡検査の際、半数の人には痔や肛門のトラブルが見つかるという。痔にはなっていないのに痔だと思い込んで悩んでいる例や、痔ではなく別の病気のこともあるそうだ。そこで「気軽に受診できる肛門外科で早期発見、早期治療」をめざす畑山院長に肛門の病気について取材した。(取材日2019年7月9日)

デリケートな肛門の悩み、痔の心配は恥ずかしがらず肛門外科へ。疾患の早期発見、早期治療を

肛門の病気は、どのような症状で来院する方が多いのですか。

1 ▲トイレと更衣室を備えた専用待合室。検査・手術前の準備を行う 肛門外科を受診される方の症状は、痔、排便時の出血や痛み、肛門周囲の腫れ、便が細くなったなど便の悩み、肛門のかゆみ、下着の汚れ、腸の脱出、便の漏れなどの訴えが多いですね。高齢化が進んで、肛門の周囲の筋肉が衰えて肛門がうまく働かない方も増えています。肛門はとてもデリケートで複雑な動きをする精密機械のような部位ですが、二足歩行する人間の肛門には大きな負担がかかってしまうのです。さらに、長時間トイレに座る、強くいきむなどの排便習慣により負担がプラスされ、肛門は故障してしまうのです。

では、痔の原因は?

2 ▲大学病院での手術の経験を生かし地域貢献のため開業した畑山院長 肛門の内側はふかふかのクッションで、そのクッションが地滑りを起こしたのが内痔核です。強くいきむ、長時間便器に座るといったことで、クッションを支える部分が壊れてしまった結果です。硬く太い便が原因で肛門の表面が切れてしまうのが裂肛です。ゴルフなどスポーツ時のいきみや、刺激物・アルコールの過剰摂取などによる下痢、冷えなども肛門の負担になります。痔は若いうちは女性に多く、加齢とともに男性に増えます。女性は生理による体調の変化で便秘になりやすく、組織もデリケートなので痔になりやすいと思われます。また、妊娠中の骨盤内のうっ血や、出産時のいきみも原因となります。男性はいきむ力が強いため、肛門が痛むようです。

痔にも、いろいろ種類があるそうですね。

3 ▲ほかの患者と顔を合わせないよう配慮されている処置室 肛門への負担が繰り返されることで、肛門の中のクッションがズレてしまったのが痔核で、奥側が内痔核、外寄りが外痔核です。内痔核で症状が進み、イボが肛門の外にまで出てくるようになるのが脱肛です。硬く太い便を出す時に、肛門の表面が裂けたものが切れ痔と呼ばれる裂肛で、裂肛を繰り返すと肛門が狭くなる肛門狭窄になる場合もあります。痔ろうは、肛門の奥が化膿して膿がたまり、炎症が治まっても膿が出る通り道ができた状態になり、化膿を繰り返すものです。

痔の場合の、診察や治療について教えてください。

4 ▲リカバリールーム。術後はストレッチャーに乗り歩かず移動できる 問診に続いて、診察台に横になってもらって診察を始めます。肛門にゼリーを塗り、親指ほどの太さの肛門鏡という器具を入れ、痔などの状態を観察します。時間は1分程度で、大きな痛みを伴うような検査は行いません。当院では、肛門外科の診療は内視鏡室で行います。スカートタイプの着替え用バスタオルを用意し、肛門の近くだけが見える形で診るようにして、患者さんが恥ずかしいと感じられないように工夫しています。治療については、軽症の場合は、排便習慣の指導や、座薬や外用薬による治療を行います。多様な薬が開発されていますので、症状に合わせて使い分けます。薬での治療では対処できない場合には手術をお勧めします。

こちらで行っている痔の手術について教えてください。

5 ▲痔の予防や早期発見のためにも気軽に相談してほしいと話す院長 以前は痔の手術は痛いイメージがありましたが、最近は痔の外科治療もとても進んできています。当院で手術として主に行っているのは、内痔核に対する「四段階注射法(ALTA療法)」という注射療法です。術後の痛みや出血が少ないため、外来で治療することができます。効果を十分に得るために、痔核を4ヵ所に分けて適量ずつ注射することから四段階注射法という名前がついています。ただし、手術は最終手段ですから、他の治療法でどうしても改善が見られない場合にのみ行います。その他、大きな痔核に対して結紮切除術、痔ろう手術、肛門狭窄に対する肛門拡張術などを行っています。当院では対応できない場合は専門機関にご紹介します。

ドクターからのメッセージ

畑山年之院長

痔は2人に1人が持っているといわれるポピュラーな病気ですが、恥ずかしい、なんだか不安だからと来院をためらっているいる方が多いようです。当院での治療の中心は、外用薬と排便習慣の指導です。便秘を治す、いきまない、5分以上トイレに座らない、シャワー式トイレの水を肛門に当て過ぎない、前かがみ の「考える人」のポーズで排便するなど、簡単な工夫で肛門のトラブルの改善・予防が期待できます。手術は最終手段ですね。まれにですが、痔ではなく重い病気のこともありますから、気になる時は一人で悩まずに、肛門のことなら何でも相談できる肛門外科を受診してください。

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