全国のドクター8,986人の想いを取材
クリニック・病院 161,453件の情報を掲載(2020年2月18日現在)

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市中京区
  4. 京都市役所前駅
  5. 医療法人社団進英会 京都内視鏡クリニック
  6. 津田 純郎 院長

津田 純郎 院長の独自取材記事

京都内視鏡クリニック

(京都市中京区/京都市役所前駅)

最終更新日:2019/08/28

20181009 bana

シーズンを問わず観光客でにぎわう京都の街のど真ん中。河原町三条から少し東へ入ったビルの3階に「医療法人社団進英会 京都内視鏡クリニック」が2018年10月1日にオープンする。同法人の姉妹クリニックである「大阪内視鏡クリニック」と同様、特別顧問を務めるのは大腸内視鏡検査のスペシャリストである工藤進英(しんえい)先生。その工藤先生の強い誘いで院長を担うことになったのが、内視鏡検査の発展とともに研鑽を積んできた津田純郎先生。長年培った経験をフルに生かし、小さな大腸がんや胃がんを見逃さないような診断や、苦痛を最小限に抑えた内視鏡検査に取り組み続けている。そんな津田院長に、内視鏡検査への思い、新たな現場での意気込みなどを聞いてみた。
(取材日2018年7月31日)

痛くない、苦しくないような検査を極める

新規開院にあたり、どのような診療をめざしていますか?

1

検査を受けられる方に「痛い」、「苦しい」といった負担をかけない内視鏡検査を提供することです。昔も今も受けられる方々の体や心情に大きな違いはありません。ただ、皆さんに気軽に内視鏡検査を受けていただくために、技術の向上と工夫を凝らす努力を続けてきました。当クリニックでは若い方も安心して受診してくださるといいですね。また、「恥ずかしいから」と大腸の内視鏡検査を敬遠される方が多いのも事実です。プライバシーにも十分配慮した診療を行います。

こちらは工藤進英先生が特別顧問をされていますね。

工藤先生は大腸がん診断・治療のスペシャリストです。他の国では見つけることができなかった大腸がんの初期形態の1つである陥凹(かんおう)型大腸がんをたくさん発見された先生です。工藤先生と私は10歳ほど年が違いますが、学会などで私のことを知っていただいていました。そして、数年前に、「京都にクリニックを出すから院長に」と声をかけてくださいました。当時、私は故郷の岡山で消化器内科の医師として働いていましたが、ほかならぬ工藤先生のお誘いですから快諾させていただきました。そして、今年の1月から姉妹クリニックの「大阪内視鏡クリニック」に勤務していたところ、開院が決まりました。

分院を京都に出そうと考えたのは、なぜでしょう?

工藤先生はかねてより、日本では、内視鏡検査を行う医療機関の分布のバランスが良くないと指摘されています。関西では先に大阪にクリニックを開院されましたが、西日本各地や北陸など、遠くからわざわざ来られる方が大勢おられるそうです。内視鏡検査を受ける方は、検査の精度はもちろん、苦しまずに済むような技術にとりわけ強い関心を示されます。それをクリアするにはそれ相応の高い知識や技術、経験や設備などがそろっていなくてはなりません。それらの条件を備えたクリニックをバランスよく開院していこうというのが、工藤先生が京都を選ばれた一番の理由だと思います。

京都ならではの特徴はありますか?

20181009 2

京都は世界的に人気の観光都市ですから、内視鏡検査を受けて観光もするという「医療ツーリズム」のような展開が期待できると工藤先生は考えておられるのではないかと思います。日本の内視鏡検査が特に優れていることは、言うまでもない事実だと思いますので、他国の方々に利用してもらうのもよいのではないでしょうか。この場所は三条通に面していて、待合室の窓際がカウンターテーブルになっています。電源やUSB端子が備えられていますからスマートフォンなどを扱いながら、三条通沿いのカフェにいるような気持ちでリラックスして腸をきれいにするお薬を飲んでいただくのもいいのではないかと(笑)。もちろん、テーブル席も準備しています。検査後にリクライニングチェアでゆっくり休んでいただくことも可能です。いずれにせよ、私たちの検査が京都という街で受け入れられればと思いますし、世界にも発信できれば素晴らしいことでしょう。

大きく進歩してきた大腸内視鏡検査

院長が内視鏡検査を専門にされたきっかけを教えてください。

3

医学部卒業後は、内科研修からスタートしました。内視鏡検査と出会ったのは研修2年目の病院の時です。消化器科の部長がバリウムを使ったエックス線検査と内視鏡検査を研修医だった私に1年間みっちり指導してくださいました。それがこの道に入るきっかけでした。画像を目ではっきりと見て診断し、それが治療に結びつくといったところに強く惹かれ、これを続けていこうと考えました。その後、内視鏡検査の需要の高まり、内視鏡機器の進歩に伴い、内視鏡検査に専門の比重がどんどん移っていきました。

その後もいろいろな研鑽を積まれたのですね。

約30年前頃の大腸内視鏡検査は1~2時間かかることもあり、患者さんにとっては本当につらい体験だったと思います。それを簡単に行う、現在の挿入法や検査法のベースになるような新しい検査方法を行っている先生が千葉の病院におられ、そこで私も1年半ほど学ばせていただきました。その先生と同じ年代に工藤先生がおられ、陥凹型大腸がんの発見で注目されていました。私は、陥凹型大腸がんが海外にもあるかを明らかにしたいと思い、スウェーデンのルンド大学付属マルメ総合病院の放射線科内視鏡部に留学し、2年少々の間、ひたすら大腸内視鏡検査を行いました。結果、なんとか見つけて雑誌に発表することができました。この留学以降、私は、日本の内視鏡検査の技術も機器も他国に比べて本当に優れていると実感しています。技術と機器の両方がうまく進歩してきたことで、世界のどこにも負けないような日本の素晴らしい内視鏡検査が育まれてきましたからね。

検査時に心がけていることは何ですか?

20181009 4

症状がある方も、検診などで便潜血陽性を指摘された方も、皆さん、検査に不安を感じる方が多いのが実情です。検査では、とにかく苦痛を与えないこと、リラックスして楽に受けていただけることを一番に心がけています。初めての方は特に緊張されますから、誠意を持ってよく説明し、お互いの信頼関係を築いた上で検査ができればいいなと常に思っています。私が今まで検査してきた方々の中には、「これほど楽に受けられるのなら」とリピートされる方々もおられます。

常に研鑽を積み続け、自然体で診療を行っていきたい

現在は関西にお住まいですか?

5

今年の4月に、京都市内に引っ越しました。ところが6月にいきなり大阪府北部地震、それから大雨、洪水、酷暑に台風と立て続けに大きな自然災害に遭遇しました。神様が何か試練を与えようとしているのかと思ったりもしましたね(笑)。今後は、大きな災害が起こらないことを祈っています。せっかくの京都、本当は見て回りたいところもあるのですが、今は開院のために暇がありません。落ち着いたら、京都の皆さまに良いところを教えていただき、いろいろ巡りたいと思います。

今後の展望のようなものがあればお聞かせください。

当面のテーマは、とにかくクリニックの存在を知っていただくこと、京都の皆さんに受け入れていただくことです。京都の実情に合わせながら自然体で対応していきます。加えて、常に研鑽を積みながら、日々の内視鏡検査、診療を行っていきたいと思っています。

最後に、読者へ向けたメッセージをお願いします。

20181009 6

常に安全に配慮し、できる限り負担をかけない内視鏡検査を提供することを一番の課題にしています。そして、その課題を達成するために最大の努力をしているクリニックだと思っていただければ幸いです。私を含め、その道の専門家と呼ばれるスタッフがそろっています。使用する内視鏡の機械も先端のものを導入しています。初めての方も、これまでつらい思いをしてきた方も、ぜひ気軽にご相談ください。

Access