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刀根 大輔 院長の独自取材記事

アスト津デンタルオフィス

(津市/津駅)

最終更新日:2021/10/12

刀根大輔院長 アスト津デンタルオフィス main

各線津駅から徒歩1分ほどの複合ビル2階に入る「アスト津デンタルオフィス」。駅に直結している上、ビル駐車場も利用可能なため、とても通いやすい。院長の刀根大輔先生は、この地で診療を続けることを選んだ理由について、「地域の皆さんの人柄や温かさに惹かれたからです」と優しく語る。特に、マイクロスコープを用いた精密な根管治療やインプラント治療に力を入れる刀根院長。診療においては、十分時間をかけてカウンセリング。自身の子ども時代の経験から、痛みの少ない治療を施すようにも心がけている。勉強熱心で誠実な刀根院長に、開業までの経緯や力を入れている治療、歯科医師をめざしたきっかけなど幅広く聞いた。

(取材日2019年4月15日)

患者の悩みに向き合い、それぞれに合わせた治療を提案

まずは開業の経緯をお聞かせください。

刀根大輔院長 アスト津デンタルオフィス1

ここはもともと「歯科室アスト」という名称で、佐藤歯科医院の分院だったんです。その室長を4年ほど務め、いろいろな治療分野で研鑽を積ませていただきました。そんな折に歯科室を継承するお話を理事長にいただき、「アスト津デンタルオフィス」として新たに開業しました。地域の皆さんの人柄や温かさに惹かれ、ご縁を大切にしていきたいと思ったことが開業のきっかけです。多くの方がきちんと治したいという強い気持ちで、こちらの話もよく聞いてくださいます。そうした患者さんの思いと、しっかり時間をかけて丁寧に治療したいという私の思いが合致したのです。

どんな患者さんがおみえになっていますか?

10代のお子さんから80代の方まで幅広い年齢層の患者さんが来てくださっています。比較的女性の患者さんが多いかもしれません。このビルで働いている方や近隣の方に加えて、遠方から足を運んでくださる患者さんもいらっしゃいます。お悩みの症状について事前にインターネットで調べて来られるなど、歯科への関心が高い方が多いようにも感じています。歯の根の治療である根管治療や歯周病治療などでお悩みの方から、セカンドオピニオンを求められることも多いですね。そのような場合には、より良い治療法を選べるよう、きちんと診断した上で偏りのない正しい情報を提供するよう心がけています。

カウンセリングに時間をかけていらっしゃるんですね。

刀根大輔院長 アスト津デンタルオフィス2

短い時間で多くのこと伝えるのは難しいことですよね。なので、カウンセリングを通して、患者さんのお悩みやご希望について、できるだけ深く聞かせていただきたいと思っているんです。最初が最も大切だと思いますので、緊急の場合を除いて、初診時には1時間ほどいただくことが多いですね。また、治療プランについてお話しさせていただく際には、少なくとも2つ以上のプランを提示するようにもしています。それぞれのメリット・デメリットをしっかり説明した上で、患者さん自身に選んでもらいます。お子さんの場合、歯科に対して抱いている恐怖心や不安を和らげるよう努めていますね。親御さんにも状況をよく説明して、ともにチームとして治療にあたるようにしているんです。

自身の経験をもとに痛みにも配慮して治療を行う

力を入れている治療について教えていただけますか?

刀根大輔院長 アスト津デンタルオフィス3

当院では、一般歯科から口腔外科まで幅広く対応しています。中でも、根管治療とインプラント治療には特に力を入れています。根管治療とは、根の中の細菌をしっかりと取り除く治療のことなのですが、無菌的な処置をすることが求められています。患部に菌が入るのを防ぐような環境をつくり、その状態で治療を行うことで初めて根管治療は成立します。当院では、根管治療の際にラバーダムと呼ばれるゴム製のシートを使って、患部に細菌が侵入しないよう保護した状態で治療を行っています。場合によってはマイクロスコープを併用することもあります。細かなところにも配慮しながらできる限り患者さんの歯を長く残して差し上げたいと思っていますが、どうしても抜歯せざるを得ないケースもあります。そういった状況にも対応するため、インプラント治療にも力を入れています。

それぞれの治療は関連しているんですね。それでは、インプラント治療の特徴についてもお聞かせください。

一般的なインプラントのメリットとしては、他の健康な歯に負担がかからないことですね。抜歯をした後の治療法としては入れ歯やブリッジなどの選択肢もあります。しかし、例えば入れ歯を装着するとなると、欠損した歯のあった場所だけでなく、その両隣の歯にも負担がかかります。しかし、インプラントであれば、欠損部位だけを修復するため、他の歯に負担がかかることはありません。一方で、もちろんブリッジや入れ歯にもメリットがあります。外科処置ができないなど健康上の問題がある方や経済的な事情など、お一人お一人のご事情を考慮し、その状況に最もフィットする治療法を提案するよう心がけています。また、当院ではインプラントの土台となる骨がないなどの難症例のインプラント治療にも対応しています。他院でインプラント治療が難しいと判断された場合でも、一度ご相談ください。

こちらではメンテナンスにも力を注いでいるそうですね。

刀根大輔院長 アスト津デンタルオフィス4

実は私自身、子どもの頃は歯医者さんが苦手だったので、歯科が怖い、痛いという患者さんの気持ちがよくわかります。よく「歯が痛い」という症状で来院される患者さんがいますが、痛みが出てから治療を行うとどうしても痛みを感じてしまうことが多いです。しかも、一度削った歯が元の状態に戻ることや、失った歯の代わりが生えてくることはありません。より痛みを少なくするためには、定期的なメンテナンスをすることが不可欠だと考え、予防歯科にも力を入れています。日頃から歯磨きをしていても、歯ブラシの届かない場所は必ずあります。私たち歯科医師でも自分の歯磨きで磨き残しがまったくないというわけにはいきません。当院では、歯科衛生士全員が拡大鏡を装着しており、磨き残しや虫歯になりかけている歯を早期に見つけられるよう努めています。また、歯周病の知識を深めたり技術力向上のために月1回の勉強会も行っています。

地域の人々の健康に貢献できることにやりがいを感じる

刀根先生はどんなきっかけで歯科医師をめざしたのでしょうか?

刀根大輔院長 アスト津デンタルオフィス5

中学生の頃から医療の道に興味を抱くようになりました。中でも歯科は面白そうだと感じていたんです。人の役に立つ仕事に就きたいともずっと思っていましたね。子どもの頃の苦い経験から、「だったら自分が患者さんに不安を抱かせないような歯科医師になろう」と思い、最終的にこの道を選びました。父は鮮魚店を営む商売人だったのですが、私が国家試験に合格した時には泣いて喜んでくれました。今は皆さんの健康に貢献できることにやりがいを感じています。歯がきちんと機能すれば、生活の質も高まります。治療を進めるうちに表情まで明るくなる方や、「何でも食べられてうれしい」と喜んでくださる方もいらっしゃいます。そんな患者さんと接すると、「この仕事をしていて良かった」と感じるんです。

今後の展望についてお聞かせください。

最近でもインプラント治療や歯内療法などの勉強会に積極的に参加して、今もなお研鑽を重ねています。常に勉強していないと気が休まらないんです(笑)。毎年特定の治療技術を学ぶコースを受講して、新たな知識や技術を取り入れ、それを患者さんに還元したいと考えています。そのための時間や努力は惜しまないようにしたいですね。現在、医科においては地域間の医療格差が問題になっていますが、歯科においても少なからず同じような状況がみられます。地域の医療水準を底上げしたいという思いは強いですね。地方都市に住んでいたとしても、患者さんには高い水準の歯科医療を受けていただきたいのです。そのためにも、個々の歯科医師やクリニックが研鑽を重ねていく必要があると感じています。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

刀根大輔院長 アスト津デンタルオフィス6

どんな病気でも同じことが言えると思いますが、早期発見、早期治療は何よりも重要です。虫歯一つでも、気づくのが早ければ1回で治療が終わることがありますが、虫歯が進行して神経にまで達すると少なくとも数回は通っていただかなくてはなりません。通院回数が増えると負担も大きくなりますよね。当院では定期的なメンテナンスをお勧めしていますが、その頻度は人によって違います。虫歯のなりやすさや歯周病の進行具合などに応じてメンテナンスを時期を提案します。不安な症状がある時はもちろん、痛みがなくても気になることがある時にはお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~
ホワイトニング/1万円~

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