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スキップこどもアレルギークリニック

スキップこどもアレルギークリニック

田中裕院長

医療トピックス

必要最低限の除去が大切な
食物アレルギー治療

スキップこどもアレルギークリニック

保険診療

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子どもに初めての食物をあげるとき、多くの保護者は「アレルギーが出ないか」と不安に感じた経験があるのではないだろうか。実際、じんましんが出たり、皮膚が赤くなったりして、食べさせるのをやめてしまったという人もいるかもしれない。しかし、血液検査などで食物アレルギーと診断されても、実際は食べることができる場合があるという。「スキップこどもアレルギークリニック」では食物アレルギーの専門診療において「必要最低限の除去にとどめる」という方針で治療を行っている。「中には日常生活に支障を来しているケースもあるので、できる限り食物を口にできるようサポートし、アレルギーに悩む患者さんを減らしたい」と語る院長の田中裕先生に、食物アレルギーの検査や治療の流れについて詳しく話を聞いた。 (取材日2018年7月30日)

やみくもに除去するのではなく、検査で限界量を見極めた上で可能な限り食べられるようサポート

食物アレルギーとはどういうものですか?

1 ▲食物アレルギーの診療に力を入れている同院 人間の体には、細菌やウイルスなどの異物(アレルゲン)に対して抗体をつくり、異物を攻撃して体を守ろうとする「免疫」という働きがあります。この働きが、食べ物に過敏に反応するのが食物アレルギーです。なぜ抗体がつくられるのかは、実はまだはっきりとわかっていません。以前は、未熟な消化管から吸収されると抗体がつくられると考えられ、離乳食の開始時期を遅らせることによって、発症を防げるのではないかといわれていました。しかし最近は、アレルゲンが肌に触れることによって皮膚から入り、その結果抗体がつくられ、初めて食物を口にしたときにアレルギーが引き起こされるのではないかといわれています。

原因となる食物や症状について教えてください。

%ef%bc%92 ▲物腰やわらかく、とても話しやすい院長 最も多いのは、卵、牛乳、小麦です。これらは3大アレルゲンと呼ばれ、乳幼児期に起こる食物アレルギーの多くは、この3つが原因とされています。ほかには、えびやかになどの甲殻類、そば、果物などが挙げられ、最近ではイクラなどの魚卵によって引き起こされるケースも増えています。症状としては、かゆみやじんましん、皮膚が赤くなるといった皮膚症状が最も多く、全体の約8割を占めています。次いで、くしゃみや咳、ゼーゼー・ヒューヒューという音(喘鳴)が出るなどの呼吸器症状、目の充血や、唇・口腔の腫れといった粘膜症状がよく見られます。また卵によるアレルギーの場合、吐き気や下痢などの消化器症状が多いですね。

どのような検査を行うのですか?

%ef%bc%93 ▲アレルギー待合室 プリックテストまたは血液検査を行い、アレルゲンを特定します。0歳児では血液検査の結果が正しく出ないことがあるので、プリックテストを選択します。これは皮膚にアレルゲン液を垂らして専用の針で軽く刺し、アレルギー反応を調べる検査で、反応が出なければ食べられる可能性が高くなります。この結果を踏まえ、より詳しく調べる場合は、経口食物負荷試験を行います。名前のとおりアレルギーが疑われる食物を口にする検査で、アレルゲンを特定するとともに、その子の限界量を見極めることが可能です。仮に症状が誘発されたとしても、食べられるところまでは食べることが大切なので、必要以上に除去しないためにも重要な検査といえます。

アレルギーが判明したら、どんな治療が必要なのでしょうか?

%ef%bc%94 ▲食物の調理工夫についてもアドバイスしてもらえる これまで、プリックテストや血液検査で陽性と診断されたら、その食物を口にしないよう指導されることが多くありました。ですが、現在は「必要最低限の除去」が推奨されており、食べ続けることが重要と考えられています。そのため、経口食物負荷試験によって症状が誘発される量がわかったら、その量を基準にして自宅でも食べてもらい、専門の医師の管理のもとで段階的に食べる量を増やしていきます。当院ではだいたい2ヵ月に1回負荷試験を行い、その子の体調を見ながら増量し、最終的に耐性を獲得させることをめざしています。なお、食物によっては加熱することで症状が出にくくなるので、そうした調理の工夫についてもアドバイスしています。

保護者が日常生活で気をつけたほうがいいことはありますか?

%ef%bc%95 ▲「気になったらまずは相談してほしい」と話す院長 「食物アレルギーが怖いから食べさせない」という親御さんがいらっしゃいますが、それは意味がありません。もちろん食べなければ症状は出ませんが、だからといって予防できるわけではないので、しかるべき時期が来たら、きちんと離乳食を食べ進めることが大切です。その際、大量に食べないように注意するともに、もし症状が出てしまったら、専門の医療機関を受診して検査をした上で、医師の管理のもとで決められた量を食べ続けるようにしましょう。また、皮膚からアレルゲンが入って抗体がつくられることがあるので、日頃からしっかりと保湿をすることが大切です。肌荒れを起こさないようにすることが、食物アレルギーの予防につながります。

ドクターからのメッセージ

田中裕院長

食物アレルギーといっても、実際にアナフィラキシーを起こしたり、ほんの少量で症状が出てしまったりするお子さんは、実はそれほど多くありません。むしろ、本来は食べられるのに除去しているケースが意外に多いんです。例えば、食後に口周りが赤くなったからと、食べさせないようにしている方がいますが、食物が肌に触れないようにクリームなどで保護すれば口にできる場合もあるんですよ。当院では、食物アレルギーの専門的な診療もしており、子どもたちができる限り食べられるようサポートしています。重篤な症状が出てしまうお子さんについては、近隣の病院との連携体制も整えていますので、気になることがあったらまずは一度ご相談ください。

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