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長引く咳が気になる時は
呼吸器内科に相談を

なみきばしクリニック

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2022/08/09

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  • 保険診療

風邪をひき、発熱などの症状は数日で落ち着いたものの、咳のみが長引いたという経験はないだろうか。実は、身近な症状である咳にもさまざまな種類があり、長引く咳の裏に喘息や肺炎、肺結核などの病気が隠れていることも。「皆さんにとって最も身近な症状であるといっても良い咳ですが、長く続く場合は専門性に基づいてしっかり原因を探ったほうが良いです。呼吸器についての専門知識を持つ医師への相談をお勧めします」と話すのは、渋谷駅新南口徒歩6分の「なみきばしクリニック」で外来部門を担う斎藤史武先生。新型コロナウイルス感染症の流行を経て、さらに注意が求められる症状である咳について、日本呼吸器学会呼吸器専門医である斎藤先生に、詳しく話を聞いた。

(取材日2022年7月20日)

長引く咳は呼吸器内科で原因疾患を探り、それに合わせた適切な対応を

Q咳が続くと周りの視線が気になります。
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▲院長の熱心な姿勢に共感するスタッフが迎えてくれる

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、世の中が咳という症状に敏感になっているのは確かです。電車内で咳が出ると周囲の視線が気になるとか、職場で咳が出ていづらさを感じるといった声もよく耳にします。とはいえ、咳が出ればすなわち新型コロナウイルス感染症というわけではありませんし、逆の立場になることもあるわけですから、互いの咳にも寛容な社会になれると良いですね。過度な反応は無用ですが、長引く咳にはさまざまな病気の可能性が考えられるため、軽視しすぎるのも問題です。市販薬でおざなりに対処するのではなく、専門性を持って咳の原因に迫る呼吸器内科の診療を受けていただきたいと思います。

Q咳の原因となる病気について教えてください。
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▲丁寧な問診と検査で原因となる疾患を見極める

咳の原因として最も多いのは、気管支炎などの呼吸器感染症です。通常、これらの原因による咳は3週間以内に自然に治り、急性咳嗽と呼ばれています。3週間以上続く場合は遷延性咳嗽、8週間以上続く場合は慢性咳嗽と区分され、より注意が必要になります。咳喘息を含む気管支喘息、呼吸器の生活習慣病ともいわれる慢性閉塞性肺疾患(COPD)など、さまざまな原因が考えられるからです。また、長引く咳の影に肺がんや肺結核といった重篤な病気が隠れていることもありますので、「もともと咳がよく出るから」といってそのままにしておくことはお勧めしません。

Q咳が長引く時は診断のためにどのような診療を行いますか?
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▲長引く咳の影には重篤な病気が隠れていることもあるという

咳の鑑別では、まず問診により症状について情報を引き出すことが重要です。「いつ始まったか?」「乾いた咳か痰がからむ湿った咳か?」「他に症状はあるか?」などの質問にお答えいただくと、ある程度の原因を絞ることができます。その後、聴診を中心とした診察や、必要に応じてエックス線撮影や呼吸機能検査、アレルギーの有無を調べる血液検査など、最低限の検査を行います。緊急を要する病気やがんなど重篤な病気が疑われた場合には、早期の診断・治療が重要ですので、必要に応じて適切な医療機関に紹介いたします。最初は診断がはっきりしないことも多いため、考えられる病気とその治療について説明し、今後の方針を決めていきます。

Q咳の治療で注意すべきポイントはありますか?
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▲検査機器も充実

咳はあまりにも身近な症状であるため、呼吸器内科以外の診療科を受診されるケースもよくあります。多くの場合はそれで問題ないのですが、ときに不要な抗生物質や喘息薬が漫然と続けられていることも目にします。どんな薬でも副作用の可能性はあるので、メリットとデメリットを考え、よく説明した上で処方をしています。長引く咳では、原因となる疾患を見極め、それに合わせた対応を行うことが必要です。また、一度の受診では原因となる病気がわからないこともよくあります。すぐによくなる咳もあれば、改善までに時間がかかる咳もあるので、できるだけ予想される経過について丁寧に説明して、患者さんが不安にならないように心がけています。

ドクターからのメッセージ

斎藤 史武先生

身近な症状である咳は、いつの間にか治ることも多く、必要に応じて症状を和らげるための薬を使いながら休養を取れば、自然に快方に向かうものです。とはいえ、咳が長引くケースでは、専門家による診断を受け、適切に対処することが重要です。肺がんなど重篤な病が隠れていることもありますし、喘息やCOPDのように適切な治療を行うことで将来の重症化を防ぐ必要がある病気もあります。続く咳の目安は3週間。3週間以上咳が続く、繰り返し症状が出るといったことがあれば、一度呼吸器内科を受診してみましょう。一度の受診では診断がつかないことも多く、病気によっては治療期間も長くなるため、信頼できる医師を見つけることがお勧めです。

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