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定期訪問診療から緊急往診まで
地域の暮らしを支える在宅医療

双泉会クリニックすみだ

(墨田区/曳舟駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

東京都墨田区向島を拠点に、同区全域および周辺6区の一部地域に向けて在宅医療を提供している「双泉会クリニックすみだ」。高齢化が著しい日本にあって、医療を必要としながら通院が困難になった患者は増え続けている。そんな現状を地域に密着して見守り支えることが期待される、在宅療養支援診療所の一つとして、同クリニックは内科・外科・整形外科・精神科・皮膚科のドクターが緊密に連携しながら、診療の充実とサービスの向上に努めている。実際の在宅医療とはどのようなものなのか? 費用は? 手続きは? などなど、気になるポイントについて、宮田彰院長に教えてもらった。

(取材日2020年3月18日)

患者のわずかな変化も察知して診療のレベルアップに生かす、きめ細かな在宅医療に尽力するクリニック

Q在宅医療とは、一般にどのようなものを指すのでしょうか?
A
1

▲在宅医療は外来よりも広い観点から患者を診ることができるという

在宅医療には、外来の患者さまが病院やクリニックに来られるのとは逆に、私たち医療者側が患者さまのお宅に定期的に足を運んで診療する訪問診療と、定期的な訪問ではなく、患者さまやご家族の要請を受けたドクターが、その都度お宅に伺って診療する往診があります。その対象は、高齢のために長時間の外出がつらい、病気で体が不自由であるなどの理由から、通院するのが困難な患者さまです。訪問は、当院を例にすると2週間に1回、つまり月に大体2回の割合で行います。通常はドクター1人と医療事務のスタッフ1人、移動用の車のドライバー1人の計3人で伺います。

Q在宅医療のメリットについて教えてください。
A
2

▲訪問診療はだいたい月に2回

何より、通院するのが難しい患者さまが、住み慣れたご自宅で医療を受けられることが一番のメリットでしょう。昨今は病院までの行き帰りに介護タクシーを利用することもできますが、普段は家で安静にしている患者さまが外出すること自体、容体によっては心身への負担が大きいほか、予定を合わせて付き添うご家族も、受付から診察が終わるまで、病院で何時間も待つ結果になりがちです。こうしたデメリットの心配がないだけでも、在宅医療を検討してみる意味は大きいのではないでしょうか。

Q在宅医療には高い費用がかかるのではありませんか?
A
3

▲在宅医療には健康保険が適用される

まず、在宅医療には、健康保険が適用されます。在宅医療にあって外来診療にない費用としては、訪問診療ですと、訪問した回数に応じて発生する訪問診療料と、自宅への月2回の定期訪問に対してかかる在宅時医学総合管理料があり、以上が在宅医療の基本料に相当します。2つ目の管理料がわかりにくいかもしれませんが、これは24時間・365日、いつでも緊急往診に対応できる体制を整えている病院やクリニックに対する費用とお考えください。このほか、検査や処方箋など、外来を受診した場合と同様の費用を合算したものが、在宅医療に必要なお金です。

Q在宅医療を利用する手続きは、どんな流れで進むのでしょうか?
A
4

▲ドクター、ケアマネージャーや看護師などが協力して対応する

在宅医療の申し込みは、クリニックに直接ご連絡いただくか、区の地域包括支援センターなどを通じて、またはケアマネジャーや病院の紹介で受けつけるケースもあります。続いて面談を行い、病状や現在までの経過を詳しく伺います。開始が決まると、それぞれの患者さまに応じた訪問回数や医療内容などを在宅医療計画にまとめ、ドクターのほか、ケアマネジャーや看護師など、患者さまと関わっていく人たちの間で共有して、訪問がスタートします。申し込みから開始まで、早ければ1週間から10日で手続きできます。大学病院の外来受診と並行して在宅医療を利用したいなど、患者さまの希望に応じてアレンジすることも可能です。

Qこちらのクリニックならではの特徴を教えてください。
A
5

▲些細なシグナルも見落とさない頼れるスタッフが在籍

院長の私から当院のスタッフを見ていて一番感心するのは、訪問先の患者さまやご家族のちょっとした変化も、敏感に感じ取れることです。そうしたこまやかな心配りはまねができないので、とても頼りにしています。例えば、患者さまの髪が前回よりもさっぱりした様子だと、さりげなく、少し髪を切られたんですね、などと声をかけています。髪の長さだけでなく、顔色や話し方など、体調が崩れると現れるいろいろなシグナルを見落とさず、すぐに報告してくれるのもありがたいです。

ドクターからのメッセージ

宮田 彰院長

患者さまのお宅を訪問するようになって以来、在宅医療は、外来の診療よりも広い観点から患者さまを診ることができると強く感じています。外来で病気のことだけを話したり、患者さまのお話だけを聞いていたのではわからなかったことが、訪問先でご家族と会い、普段の生活にも目を配ることで、見えてくることが多いのです。病気だけでなく、患者さまとご家族も含めた全体を見守り、フォローしていくことができる。そんなところにも、在宅医療の良さがあるのではないかと思っています。今後も在宅医療を必要とする患者さまは増え続けると予想されます。一人ひとりのご要望と期待にきちんと応えられるよう、これからも環境整備を続けてまいります。

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