浅草のもとクリニック

浅草のもとクリニック

野本信篤院長

医療トピックス

全身の症状と関わる
脳神経内科へのかかり方

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脳神経内科は内科の中の一分野だが、一般の内科と比べて、聞き慣れないと感じる人は多いだろう。しかし実際には、脳神経内科の対象となる病気は幅広く、内科の領域である内臓疾患はもちろん、神経や筋肉の疾患も含めて全身を診ることができるという。自分や家族の健康のためにも、脳神経内科について詳しく知っておきたい。そこで今回は、日本神経学会神経内科専門医の資格を持ち、2018年5月に「浅草のもとクリニック」を開業した野本信篤先生に、脳神経内科で扱う病気のことや、診察の特徴、どんなときに受診するといいか話を聞いた。(取材日2018年7月6日)

頭痛やめまい、腰痛、歩行困難、物忘れなど、脳の障害が原因となる病気は幅広い

脳神経内科とは、どのような疾患を診るところなのですか?

1 ▲日本神経学会神経内科専門医の資格を持つ野本信篤院長 脳、脊髄、末梢神経、筋肉の病気を主に診ています。命に関わる病気としては、脳卒中および脳梗塞、脳出血が挙げられ、脳神経系の病院の入院患者の多くは、脳卒中の患者さんです。通院の場合は、頭痛やめまいに悩む患者さんが多いですね。そのほか、腰痛や歩行障害、パーキンソン病、認知症、脳梗塞の後遺症、てんかん、痙攣、意識障害なども診療の対象です。身近な症状としては、頭痛やめまいをはじめ、手や足のしびれ、こわばり、ふらつきやすい、ろれつが回らない、物忘れなどがあります。扱う症状が整形外科や耳鼻科、内科などと重なるものもありますが、原因を特定し、診断を行うには脳神経内科での診療も必要になります。

高齢者に多いというパーキンソン病について教えてください。

2 ▲院内は明るく開放感があるため、待ち時間の不安を和らげてくれる 脳の一部である中脳に異常が生じ、体の動きに障害があらわれる病気です。主な症状として、手や足が震える、腕や足の関節が動かしづらい、体のバランスを崩しやすい、歩行の動作が小さくなる、などが挙げられます。神経伝達物質のドーパミンが減少することが原因ですが、減少の原因は不明で、加齢や遺伝が関係すると考えられています。ただ動作の障害は、脳の異常によるものと、それ以外の原因によるものがありますので、パーキンソン病が疑われる場合は、専門家の診断が必要です。治療法は内服薬がほとんどですが、外科的な手術で症状が改善することもあります。いずれにせよ、早期に治療を開始するほど症状のコントロールがうまくいきます。

脳神経内科は、どのようなタイミングで受診したらいいですか?

3 ▲充実のスタッフ体制で、丁寧に対応してくれる 先ほど挙げたような症状があれば、早い段階で受診しましょう。ほかに気をつけたいポイントとしては、脳卒中が疑われるようなケースです。脳は左右にわかれており、それぞれ体の対側の動作を司るため、左右どちらかの半身にのみ症状が出ている場合、脳卒中の可能性があります。また、パーキンソン病は50代、60代で発症する方が多いのですが、患者さんに話を聞いてみると、10年くらい前から兆候があったと思われるケースが目立ちます。例えば便秘、レム睡眠行動障害、うつ病、嗅覚障害はパーキンソン病の前駆症状として知られています。そのほか、体の動きや感覚など気になることがあれば、年齢を問わず受診しましょう。

脳神経内科を受診した場合の診察や診断の特徴を教えてください。

4 ▲経験豊富なドクターによる多角的な診断が特徴 脳神経内科では、内科の領域である内臓に加えて神経や筋肉など全身を診ていくため、病気の原因を細かく診断できるのが特徴です。その際に重視しているのが、神経学的診察という方法です。これは、患者に特定の姿勢や動作をしてもらったり、ほかの科では使わない診察用の器具を使って、体のさまざまな部位の動きや反応を確認するというものです。症状が出ている部位だけでなく全身的な視点で診ていくことで、脳神経の異常の有無はもちろん、障害がある場合は脳の障害なのか脊髄の障害なのか、診察の段階で、ある程度まで見当をつけることができるのです。その結果をもとに、疑わしい部位を詳しく検査することで、早期の診断と治療につながります。

脳神経内科ではボツリヌス毒素製剤による治療も行っていますね。

5 ▲早期受診の大切さを話す野本院長 目や口のまわり、頬などがピクピクと痙攣する顔面痙攣や、まばたきが増える、目が開けにくいなどの症状がみられる眼瞼痙攣に適しています。ただし、顔面痙攣や眼瞼痙攣は、さまざまな原因で起こります。ボツリヌス毒素製剤は筋肉を弛緩させる薬ですので、もし、痙攣の原因が脳の動脈瘤や腫瘍など他の病気だった場合、この薬を注射しても有効ではありません。ですので、顔面痙攣や眼瞼痙攣がみられる場合には、まず脳神経内科を受診して、脳の動脈瘤や腫瘍がないことを確認する必要があります。また、脳梗塞の後遺症で体に麻痺が残っている場合、ボツリヌス毒素製剤注射によって一時的に日常の動作が楽になることがあります。

ドクターからのメッセージ

野本信篤院長

頭痛やめまい、手足のしびれや震えなどは原因がさまざまであり、原因が脳にあるのか、それ以外にあるのかによって、治療方法も異なります。大きな病気が背後に潜んでいることもありますので、些細な症状と思うようなことでも、脳神経内科できちんと診断することが必要です。病気を早期に発見し、内服薬とリハビリテーションによって症状をコントロールできれば、病気があっても問題なく日常生活を送れると思います。また、診断の内容によっては、ほかの科や病院を紹介することもできます。最初に足を運んでいただくクリニックとして、気軽に相談に来てください。患者さんの不安な気持ちを少しでも和らげることができたらと思っています。

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