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歯周病ケアは歯がある限り続く
予防から軽度・重度の治療に対応

e-Life歯科クリニック

(北本市/鴻巣駅)

最終更新日:2020/09/18

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インプラント治療も行う「e-Life歯科クリニック」ではその前提として、せっかく入れたインプラントを歯周炎によって失うことのないよう、歯周病治療にも力を入れている。歯を失う原因の一つである歯周病を早期に発見・治療を開始し、「高齢となってもご自分の歯を残すことで食事も楽しんでいただきたい」と桐月寛郎院長。仮に重度まで進行した状態となっても、現在では歯を残す治療法もある。「ご自分の歯イコール財産です。1本でも多く残せることは人生トータルで見れば大きいはず」と語る。今では20歳以上の成人の約8割が罹患しているとされる歯周病について、同院が取り組んでいる歯周病治療とケア、その予防法について話を聞いた。 (取材日2019年12月12日)

歯周病は「骨を壊す病気」。重度の症状に進行しないよう予防が大切

Q歯周病とはどのような症状で、どんな方が罹患するのでしょうか?
A
1

▲早めの受診・相談を呼びかけている

最初は歯周病の原因菌により歯肉の出血、腫れが起こって歯周ポケットが形成されます。健康な状態では歯肉は歯に付着していますが、歯周病が進行するとこの付着がなくなり、歯肉が徐々にはがれてポケットができていきます。健康な状態だとその深さは2~3mmですが、4mmを超えると歯周病となり、さらに5~6mmとなると中程度、8~10mmの深さとなると重度の歯周病とされています。そうなると歯を支えている骨までも歯周病菌により破壊されて歯がグラグラしてきます。つまり歯周病とは「骨の病気」なのです。そのような状態となる前に治療を行い、進行を止めることが大切で、20代で罹患する方もいますので注意が必要です。

Q歯周病検査・治療の具体的な流れを教えてください。
A
2

▲拡大鏡を用いて検査。小さな変化も見逃さないようにしている

まず口腔内カメラによる状況の確認、次に歯周病の基本検査を行います。プラークと呼ばれる細菌の塊が多い場合には、歯に染め出し液を塗ってプラークの量を記録し、それらを除去するためのブラッシング指導を行います。その後、歯石を除去して再評価。歯石除去の際に4mm以上の歯周ポケットや出血が残存している部位は、歯肉の中や歯根に歯石の取り残し「縁下歯石(えんかしせき)」がある可能性が高いので、麻酔をかけて除去を図ります。その後に歯周組織が再生するまで1ヵ月程といわれます。その時点で再評価を行い、健全な状態になっていれば定期メンテナンスに移行しますが、深い歯周ポケットや出血が多い部位には歯周外科処置を行います。

Q歯周病治療における歯科衛生士の役割は?
A
3

▲患者とコミュニケーションを取りながらメンテナンスを行う

今お話しした歯石除去までは主に歯科衛生士が処置しています。当院では歯科衛生士にも歯周病に特化した勉強をしてもらっていますから、私たち歯科医師の考え方、治療やケアに関する共通言語も理解してくれているので、コミュニケーションの面でもスムーズに意向が伝わります。そのおかげで、診療中に歯科医師が患者さんに伝えられなかったことも、後で歯科衛生士がよりわかりやすく説明してくれています。縁下歯石の除去の際には拡大鏡(ルーペ)を用いて、細部まで観察しながら取り残しのないよう歯科用探針で確認するなど、定期メンテナンスでは大きな役割を果たしています。

Q実際の治療内容についてもお聞きしたいと思います。
A
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▲モニターを使い、患者にわかりやすく伝えることを心がける

歯周病の状態は患者さん一人ひとりで違いますので、その状態に合わせて治療を行うことを基本方針としています。もしも重度の歯周病が疑われる際には、自由診療となりますが、歯周ポケットに検査紙を挿入し、それを検査機関に分析してもらうことにより、菌の多さや種類を確認。抗菌療法にて進行を抑えるための治療を行うこともあります。また歯周病は骨の病気ですから、当院では歯科用CTによる精密な検査により、骨の状態を3次元で診断しています。例えば重度に進行している場合は歯を支えている歯槽骨が波打った状態となり再発や歯の動揺が起こりますので、歯周組織再生療法や、歯肉を移植する治療を行い、歯周組織の環境改善を図ります。

Q自覚症状がない分、病気の進行に気づきにくいのですね。
A
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▲ホームケアの大切さを丁寧に説明してくれる

だからこそ、歯を失わないためより注意が必要なのです。口腔内には700種以上の菌が常在しているとされていますが、歯周病に関与する数種類の菌の数が許容範囲を超えてしまうと歯周病が発症し、重症化していくと考えられています。大切なことは一度治療を行っても、お口の中に歯が存在する限り、歯周病菌がなくなることはないということ。そのため常に検診により状況を確認し、歯科衛生士によるメンテナンスが必要です。さらに、いくら歯科医院で頑張ってケアしても、ホームケアが不十分ですと、歯周病菌の繁殖を許してしまいます。その意味では、歯科医院での治療とご自宅でのケアが再発を防ぐ両輪といえるでしょう。

ドクターからのメッセージ

桐月 寛郎院長

当院では歯科用CTを備えていますので、進行した時に骨がどれだけ侵されているかを3次元画像により確認できます。自由診療ですが、重度であれば必要な検査です。また失った歯根の部分にジェル状の薬剤を塗ることにより歯周組織に再生を促す歯周組織再生療法や、歯槽骨をフラットに削って歯周ポケットを浅くする切除療法も行っています。ただ患者さんに状況を説明した結果、外科治療を望まれない方にはこちらからは強くお勧めすることはありません。インプラントやブリッジなどの補綴物が必要となる前に歯周病を治療する、その選択肢だけは多く用意・説明して、患者さんの希望に寄り添っていきたいと考えていますね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

口腔内の抗菌療法/1.5万円~、歯周組織再生療法/5万円~、歯科用CTによる歯周病検査/3000円

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