全国のドクター9,265人の想いを取材
クリニック・病院 161,206件の情報を掲載(2020年9月21日現在)

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京田辺市
  4. 三山木駅
  5. まつまえ循環器内科クリニック
  6. 生活の質を高め心疾患の再発を防ぐ心臓リハビリテーション

生活の質を高め心疾患の再発を防ぐ
心臓リハビリテーション

まつまえ循環器内科クリニック

(京田辺市/三山木駅)

最終更新日:2020/07/22

Main Main
  • 保険診療
  • 自由診療

心臓病を抱える患者の社会復帰と再発予防をめざし、医学的評価に基づいた運動療法を行う心臓リハビリテーション。「医師の監視のもと、心臓に負担をかけない適切な運動療法を継続することで、健康な人と遜色のない生活強度や生命予後を維持することが期待できます」と話すのは、「まつまえ循環器内科クリニック」の松前宏信院長だ。日本循環器学会循環器専門医の資格を持ち、心臓リハビリテーションの指導にも力を入れてきた松前院長は、地域の身近なクリニックで心臓リハビリが受けられる必要性を実感し、同院の診療でも2020年8月からこの心臓リハビリを開始。心臓リハビリはどのような人が利用すべきで、どのようなメリットがあるのか詳しく解説してもらった。 (取材日2020年7月2日)

体力の向上と心臓機能の改善だけでなく、メンタル面でも患者をサポートして回復への自信につなげていく

Q心臓リハビリテーションとはどのようなものですか?
A
1

▲京田辺市で心臓リハビリができるまつまえ循環器内科クリニック

心臓リハビリテーションは、心臓病のある方、心臓の手術を受けた方を対象とする運動療法です。手術後は心臓の働きが弱くなっている上、入院による長期間の安静の影響で筋力や体力が低下しています。心臓リハビリでは適切な負荷と運動量を算出して、医学的な評価に基づいた運動を行いながら体力の回復を図り、スムーズな社会復帰と生活の質向上、再発防止につなげていきます。患者さんの生活背景も視野に入れ、運動療法のみならず、食事指導、服薬や禁煙の指導など生活習慣の改善までトータルにサポートしていくのも特徴です。心臓リハビリテーションとは、医学的な監視下のもとで運動するという新しい治療のかたちだといえます。

Qどのような患者さんが利用するべきですか?
A
2

▲クリニックで心臓リハビリができるのはそう多くない

心臓手術後や心筋梗塞、狭心症、心臓弁膜症、下肢閉塞性動脈硬化症などいくつかの指定疾患においては、リハビリ開始から150日の期間、保険が適用されます。もちろんそれ以外の心臓疾患の方や、150日を超えても心臓リハビリを続けることは可能です。これまでは病院での心臓リハビリがほとんどでしたが、当院のようにクリニックで実施するところも増えてきました。遠くの病院まで通うのが難しいというご高齢の方、心臓手術を受ける前と同じ活動レベルで働けるようにしたいという40代、50代の働き盛りの方には、会社帰りなどに利用してもらえたらと思います。将来的には夜診療の時間帯にも対応し、利便性を高めていきたいと考えています。

Qリハビリメニューはどのように作成されるのですか?
A
3

▲院長やスタッフのもと無理のないリハビリが可能

心臓に負担をかけ過ぎず、無理なく運動が続けられる負荷を見極めるために、心肺運動負荷試験という検査を受けていただきます。その結果から適切な運動量を評価した上で、自転車型運動器具の運動強度や運動中の心拍数の目安を確認し、具体的な運動方法を指導していきます。リハビリメニューの作成では、心臓の状態やご本人の体力を重視するのはもちろんのこと、「こういう動作が難しい」「こういうことができるようになりたい」など患者さんの話を伺って、個々の要望や目標を反映するようにしています。ライフスタイルやリハビリに対するモチベーションも一人ひとり異なるので、その人に合わせた内容を段階に応じてアレンジしていきます。

Qどのような運動を行うのでしょうか?
A
4

▲安心・安全を重視したリハビリを提供

医師の診察、血圧測定などメディカルチェックを行ってからリハビリを開始します。運動療法では有酸素運動と筋力トレーニングが中心となり、リハビリ室には有酸素運動用の自転車型運動器具やウォーキングマシーン、適度な筋力トレーニング用マシーンを配置しています。これらはすべて僕が厳選したもので、自転車型運動器具は飽きがこないよう種類の異なるタイプを数台用意しています。リハビリ中は心電図モニターを装着してもらい、不整脈が出たり心拍数がオーバーしたりするとアラームで知らせるシステムになっています。リハビリ室の大きな画面でも心拍数の数値を確認することができ、体調管理をしつつ安全を重視してトレーニングしていきます。

Q心臓リハビリを受けるメリットはなんでしょうか?
A
5

▲充実した機器をそろえている

リハビリ中に体調が悪くなった場合でも、すぐに医師の診察が受けられることは、安心感につながると思います。最初は息が切れてしまいできなかった動作も、体力の回復とともに無理なくできることが増え、術後の経過にも良い影響を与えることは多いです。またリハビリメニューをこなしていくことで、「ここまでやってもいいんだ」「こんなこともできるんだ」といった自信がつき、「次はここまでできるようになろう」と前向きな気持ちにもつながります。心臓リハビリは体づくりだけでなく、精神的なストレスを軽減し、気持ちのケアという部分も大きいんです。患者さんの幸福度が明らかに高まることも、数々の研究や文献で紹介されています。

ドクターからのメッセージ

松前 宏信院長

心臓リハビリテーションは、基幹病院で実施しているところは増えましたが、患者さんが集まり過ぎて飽和気味になっているところが多いのが現状です。また、自宅から遠くてリハビリに通い続けるのが難しいという方も結構いらっしゃると聞きます。地域のクリニックレベルで心臓リハビリを行っているところはまだまだ少ない中でスタートさせたのは、リハビリを続けたいのに続けられない人に門戸を開きたいと思ったからです。病気になってしまい、体をかばいながら生活するしかないと諦めるのではなく、以前の生活レベルを取り戻すための治療の一環として、地域の中で受けられる心臓リハビリがあることを知ってほしいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

心臓リハビリテーション/6000円~

Access