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山田 英明 院長の独自取材記事

お花茶屋くじら皮膚科

(葛飾区/お花茶屋駅)

最終更新日:2025/03/10

山田英明院長 お花茶屋くじら皮膚科 main

葛飾区、お花茶屋駅近くに開業した「お花茶屋くじら皮膚科」。山田英明院長は、小児科から皮膚科へと転身をした珍しい経歴の持ち主だ。高校時代の柔道でのケガをした際、患者から厚い信頼を集める担当医との出会いが、医師を志すきっかけとなった。琉球大学医学部医学科を卒業後、小児科の医師として勤務した後、皮膚科に転科し、東京慈恵会医科大学で研鑽を積んだ。「まっとうな治療」を信条に、一人ひとりの症状に寄り添った丁寧な治療を心がけながら、幅広い年齢層の患者と向き合う。小児科での勤務時代の経験を生かし、待合室にキッズルームを完備し、診察室におもちゃを配置。子どもがリラックスできる環境づくりを整えることで、より詳しい症状の把握につなげている。葛飾区で開業を決意した理由や、診療に対する思いを聞いた。

(取材日2025年1月21日)

地域に必要とされる皮膚科医として、葛飾の医療に貢献

葛飾区で開業された経緯を教えてください。

山田英明院長 お花茶屋くじら皮膚科1

足立区の綾瀬にあるクリニックで院長をしていた頃、独立開業を考えていました。物件を探している中で、お花茶屋駅周辺に皮膚科が少ないことに気づき、地域の方のために何かできないかと思い、開業を決意しました。「くじら」という名前は小さなお子さんからご高齢の方まで親近感を持ってほしいと思いを込めてつけた名前です。この街の皮膚科のシンボルとして浸透してくれたらうれしいです。患者さんは気さくで温かく「この辺りに皮膚科ができて助かった」と言っていただくこともあり、この地域で開業して本当に良かったと思っています。

医師をめざしたのは、何がきっかけだったのでしょうか?

父が小児科医でしたから、子どもの頃から医師という職業には親しみがありました。高校生の時に半月板を損傷して入院した際、担当の整形外科の先生の姿に強く惹かれたのです。患者さんから深い信頼を寄せられる先生の姿を見て、「この先生のような医師になりたい」と強い決意を抱きました。父の影響もあり初めは小児科医となりましたが、重篤な皮膚の問題を抱えたお子さんに出会い、内科だけでなく外科的処置を組み合わせることでより多くの患者さんを救えるのではないかと考え皮膚科に入局しました。東京慈恵会医科大学で技術面の研鑽はもちろん、患者さんに寄り添う姿勢など多くのことを学ばせていただきました。

患者さんはどのような方が多いですか?

山田英明院長 お花茶屋くじら皮膚科2

若い方やお子さんも来院されますが、ご高齢の患者さんも多く来院される印象ですね。当院を人づてに知って来院されるケースも結構あります。そのネットワークの強さに親しみやすく、下町らしい地域性を感じますね。「ずっと気になっていたんですよ」、「爪が指に食い込んでずっと痛かったけど、何科に行けばいいかわからなくて」と、地域の方々に来院していただけるのは非常にうれしいですね。また、ここに開院する前に綾瀬駅近くにある小児科・皮膚科のクリニックで院長をしていましたので、その時診ていた患者さんも何人か来てくださっています。

患者に寄り添い、より深い診療をめざして

小児科での経験は、現在の皮膚科診療にどのように生かされていますか?

山田英明院長 お花茶屋くじら皮膚科3

小児科時代には多くのお子さんやご家族と接する中で、丁寧なコミュニケーションの大切さを学びました。そのため、診療が混み合っている場合でも、一人ひとりの患者さんにスタッフみんなで協力して診療にあたり、不安などを解消するよう心がけています。特にお子さんの診察では、診察室におもちゃを配置するなど、リラックスできる環境づくりを心がけています。また、皮膚のトラブルで来院された方でも、時には別の病気が関係していることがあります。そういった可能性にも気づき、必要に応じて適切な診療科をご紹介できることも、小児科での経験があるからこそできる診療だと考えています。

先生が診療で大切にしていることはなんでしょうか?

当院は「思いやり・笑顔・技術・信頼」の4つを理念としており、スタッフ全員とも共有しています。まずは、困っている患者さんに対して親身になって症状を伺い、まっとうな治療を行うことを大切にしています。まっとうな治療とは、単に症状を治療するだけでなく、治療に真摯に向き合うという意味です。常に、自分の家族を診るような気持ちで患者さんに接し、自分の家族にも勧められるような治療を提供するよう心がけています。日々の診療で患者さん一人ひとりの症状にしっかりと向き合い地域の皆さんが相談しやすく、かかりやすいクリニックでありたいと思っています。

先生が診療で工夫されていることはなんでしょうか?

山田英明院長 お花茶屋くじら皮膚科4

教科書どおりの一般的な治療法だけではなく、患者さんの状態に応じた治療をすることを大切にしています。例えば、爪のトラブルで痛みがあり、通常は麻酔をして切除する治療が必要な場合でも、ワイヤーを使用する方法を取り入れ、できるだけ痛みの少ない治療を行うよう心がけています。このような治療法は、東京慈恵会医科大学の皮膚科の先生方との交流で学びました。一見すると些細な工夫でも、患者さんの痛みを少しでも和らげることができれば、それが良い医療につながると考えています。

地域に寄り添う、親しみやすい皮膚科をめざして

今後はどのようなクリニックをめざしていらっしゃいますか?

山田英明院長 お花茶屋くじら皮膚科5

「皮膚のトラブルがあれば、ここに来れば解決してもらえる」と思っていただけるような場所であり続けることが私の願いです。皮膚のお悩みで困っている方が、気軽に相談できる環境づくりのために、スタッフ一人ひとりと協力しながら温かい雰囲気づくりに取り組んでいます。また、患者さんのご要望にお応えするためにも美容皮膚科の分野も充実させていきたいと思っています。これからも新しい医療機器を導入して、より多くの患者さんのお悩みに対応できるようにしていきたいですね。

プライベートではどのようにお過ごしですか?

休日は小学生と中学生の子どもたちと過ごすことが多いですね。時間があれば旅行に行くなど、家族との時間を大切にしています。子どもたちが高校生になると一緒の時間が減ってくると思うので、今のうちに思い出をつくりたいと考えています。仕事の仲間とも交流があり、特に東京慈恵会医科大学の皮膚科の先生方とは定期的に集まっています。勉強会というよりは、ざっくばらんな飲み会の中で診療の工夫について意見交換をしており、楽しみながら新しい知識も得られる貴重な時間となっています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

山田英明院長 お花茶屋くじら皮膚科6

皮膚のトラブルで不安を感じていらっしゃる方は、どうぞ当院にご相談ください。小さな変化でも、気になる症状があれば、すぐに受診することをお勧めします。乾燥による皮膚のかゆみから爪のトラブル、美容皮膚科の相談まで、幅広く対応しています。より専門的な治療が必要な場合には信頼できる医療機関をご紹介いたします。皮膚の健康に関することであれば、どのようなことでもお気軽にお申しつけください。「このクリニックを受診して本当に良かった」と思っていただけるよう、これからも地域の皆さんの健康を守ってまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤーを使用した爪のケア/5000円~

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