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寺西心臓血管クリニック

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寺西克仁院長
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急性期病院の心臓血管外科の医師として長年、数多くの手術を経験してきた「寺西心臓血管クリニック」の寺西克仁院長。狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤、大動脈解離などの重症例と対峙してたくさんの人の命を救ってきた。しかし、よくよく患者の話を聞くと「もっと早くに対処していれば、手術の必要はなかったのでは」と感じることが多かったという。クリニックを開業して「健康診断で高血圧や脂質異常症を指摘された」といった、病院では出会うことのなかった初期の患者たちも診るようになり、早い段階からの血圧コントロールや生活習慣改善のための指導に新たなやりがいを見出す。「薬は第一選択ではない。まず病気という相手を知ることから始めよう」という寺西先生の診療方針と、心臓・血管の病気のイロハについて聞いた。(取材日2017年12月5日)

やみくもに薬は飲まない。治療にはまず相手を知り、戦い方を知ること

患者さんはどんな循環器の病気でこちらに来られますか?

1 ▲日本心臓血管外科学会心臓血管外科専門医として研鑽を積んだ院長 開業して驚いたのは、高血圧の患者さんが非常に多いこと。次に不整脈や狭心症またはその疑いのある方です。高血圧は病院の心臓血管外科では診ることがなかった疾患ですが、実は循環器系の万病のもと。常に血管に高い圧力のかかる状態が続くことで動脈の弾力がなくなり(動脈硬化)、それが冠動脈(心臓)で進めば狭心症や心筋梗塞を引き起こし、大動脈で進めば大動脈瘤や大動脈解離のリスクが高くなります。いずれも症状が進むと手術が必要で、急性の発作も多いため手術が間に合わず命を落とすことも。また運転中に発作を起こして事故につながる例も報告されています。高血圧のほか、コレステロールの高い脂質異常症の方も動脈硬化の予備軍です。

つまり、血圧と血管の管理が大切なのですね。

2 ▲マルチスライスCTも駆使し、細部まで正確に把握していく 循環器の病気は大きく心臓の病気と血管の病気に分かれますが、両方を診ることができるクリニックは多くありません。もともと病院でもそれは心臓血管外科の領域で、循環器内科では大動脈瘤や大動脈解離を診ることはほぼないからです。また血管外科という科がありますが、基本的にはおなか(横隔膜)より下の動脈を担当していて、心臓の血管は心臓血管外科に回ってきます。私は心臓血管外科の医師ですので、心臓と血管に関することであれば一通り対応できます。高血圧や脂質異常症など一般的な生活習慣病の初期段階から、大動脈瘤の経過観察が必要な患者さん、大きな病院で狭心症を治療した後の患者さんのフォローまで、幅広く管理指導しています。

高血圧の診断について教えてください。

3 ▲患者一人ひとりと寺西院長が向き合い専門的なアドバイスも行う 高血圧で受診された場合、まず「血圧手帳」をお渡しして2週間、朝晩ご自分で血圧を測り記録していただきます。医院では血圧を測りません。「白衣高血圧」のように病院に来ると血圧が上がる方もいますし、既に降圧剤を飲んでいる方なら朝食後の服薬効果で受診する頃にちょうどいい状態。それでは血圧の日内変動に異常があることを見落とします。通常は朝起きてからだんだん上がり、昼過ぎにピークを迎え、夜から朝にかけては下がりますが、高血圧の方は朝も高いまま。だから朝晩の血圧に異常があれば、次は24時間血圧計で1日の変動を調べます。治療するにはまず相手を知り、戦い方を知ること、具体的な数値と症状のパターンを知るべきです。

その後の治療と管理はどうなりますか?

4 ▲動脈硬化の診断を、痛みもほぼなく測定できる 若い人であればまずは生活習慣の改善指導をします。食生活の改善、禁煙、適度な運動、体重を減らすこと。それで1~2ヵ月様子を見て、改善が見られなければ初めて降圧剤を使います。高齢の方ならもう少し短い期間で判断します。降圧剤もコレステロールを下げる薬も、飲み始めたら基本的には一生付き合っていくことになるし、どうしても薬に頼ってしまいます。血管が硬くなってしまったらそれが元に戻ることはありませんが、その前の段階なら、生活習慣を改めることで血圧を下げるなど症状も改善できます。動脈硬化については、CAVI検査(心臓から足首までの動脈の硬さを測る検査)で必要に応じて測定し、意識を高めていただいています。

循環器疾患を防ぐためにできることや予防法を教えてください。

5 ▲専門的なこともわかりやすく説明することを心がけている寺西院長 食事については基本的なことですが、やはり塩分を控えること、脂質の取り方に気を付けることです。塩分を取り過ぎれば血管内の浸透圧が高くなって水分量が増え、血管に強い圧力がかかります。調理に味噌や醤油を多用する日本人の平均塩分摂取量は1日12~13gといわれており、これはWHO(世界保健機構)が掲げる目標値、5g未満の2倍以上です。伝統的な旅館の朝食なら梅干し1個で3g、味噌汁で3g、塩鮭で3g、もう取りすぎです。脂質は牛肉ならロースより赤身、ひれ。可能なら鶏肉か豚肉を選択し、青魚を積極的に食べてください。食用油はオメガ3や6の含まれているものを。サバの塩焼きもいいですね、ただし塩は控えめに!

ドクターからのメッセージ

寺西克仁院長

高血圧も脂質異常症も、基本的には自覚症状がありません。ただ健診で数値の異常を指摘されたり、動悸(不整脈)や頭痛を感じたりしたら、一度受診してください。早い段階で適切なアドバイスを受けて、生活習慣を改善すれば、薬も必要ないかもしれないし、手術を受けることもありません。心臓の手術は私自身にとってやりがいはありましたが、世の中や患者さんのために良かったかどうか。その前に対処できるならそのほうがいいに決まっています。そのことをもっと多くの人に知っていただきたいから、できるだけわかりやすい言葉で、具体的な数値や例えを挙げて、納得していただけるよう努めています。

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