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寺本 純之祐 院長の独自取材記事

いけだ歯科櫛引クリニック

(さいたま市大宮区/大宮駅)

最終更新日:2022/11/04

寺本純之祐院長 いけだ歯科櫛引クリニック main

櫛引通り沿いの住宅地の一角にある「いけだ歯科櫛引クリニック」は、小さな子どもから高齢者まで気兼ねなく受診できる、地域のかかりつけ歯科医院だ。2017年の開業以来、院長を務める寺本純之祐先生は、「高齢になっても健康な歯を1本でも多く残したい」という信条のもと、痛みに配慮した治療や予防歯科に注力している。矯正治療やインプラント治療、根管治療の難症例などは、大宮駅前にある本院「いけだ歯科クリニック」へ紹介。より良い治療を提供するための体制を整えている。「患者さんが子どもでも大人でも、変わらず誠実に真摯に接することで信頼関係を築いていきたい」という寺本院長に、診療にかける思いや健康な歯を残す上で大切なことについて聞いた。

(取材日2021年7月26日/再取材日2022年10月12日)

患者と目を合わせ、丁寧に説明し、信頼関係を築く

まずはクリニックの紹介からお願いします。

寺本純之祐院長 いけだ歯科櫛引クリニック1

できる限り長く自分の歯で過ごせることをめざして治療・予防を提供している、地域に密着した歯科医院です。予防歯科をはじめ、虫歯・歯周病治療から小児歯科、根管治療、入れ歯の作製や調整などを手がけています。院内の感染症対策も徹底。当然のことですが医療器具の消毒・滅菌をきちんと行い、私を含め、全スタッフが、診療中に自分が触って良い場所と触ってはいけない場所を常に意識し行動しています。根管治療の際は、唾液中のばい菌による感染を防ぐためにラバーダムを使用。歯の削り粉などが空気中に飛び散るのを防ぐ口腔外バキュームも導入し、患者さんに安心していただける医療の提供をめざしています。

診療にあたり大事にしていることを教えてください。

初心を忘れず、患者さんとのコミュニケーションを大切にすることです。なかなかマスクを外すことができない状況の今、せめて患者さんとお話しするときは、後ろから声をかけるのではなく、患者さんの前や横に立ち、目と目を合わせるように心がけています。歯科医院というところは「お任せ」で治療が進みがちですが、患者さんの気持ちをよく確かめるためにも重要なことだと思っています。何事も丁寧な説明を心がけ、タブレット型端末を使って画像や動画をお見せしたり、時には自分で絵を描いたりしながら、できるだけわかりやすくお話ししています。歯科衛生士は担当制。患者さんの状態や性格を理解している歯科衛生士が毎回ケアを担当することで、体調の変化や趣味の話などもできるような関係性を築き、患者さんが緊張されることがないようにと思っています。

虫歯治療において、かぶせ物のセットが型採り翌日に可能だとか。

寺本純之祐院長 いけだ歯科櫛引クリニック2

本院と連携して、当院で型採りをして、本院に私が持って行って削り出しを行い、翌日に当院で、そのかぶせ物をセットすることも可能です。セラミックを入れる自由診療だけでなく、保険診療で白いかぶせ物を入れることもできるので、まずはご相談ください。虫歯の治療は、1日で終わるものはあまりありません。かぶせ物を入れる場合、出来上がるまでの間、何となく違和感を覚えつつも仕方がないと我慢して過ごした経験のある方も多いのではないでしょうか。当院では治療中であっても、できる限り日常生活に不自由が生じないように配慮し、仮歯でも違和感などが極力ないように、完成品に近い仮歯を作って入れるようにしています。

子どもの患者を「子ども扱い」せず、誠実に向き合う

子どもの患者さんも多いそうですが、特に心がけていることはありますか?

寺本純之祐院長 いけだ歯科櫛引クリニック3

子どもだからといって扱いを変えず、一人の人間として大人と同じように接するようにしています。幼稚園か小学校低学年ぐらいであれば、きちんと本人に説明して、わかってもらった上で治療を行い、「お口あーんして」といった幼稚な言葉は使わないように気をつけています。歯科医院は治療する場であって、遊び場ではありません。子どもが喜びそうなアトラクションを置いてごまかすのではなく、子どもの成長を信じて練習を積み重ねれば、必ず落ち着いて治療を受けられるようになります。一対一の人間同士、誠実に向き合っていきたいですね。

患者さんが子どもでも大人でも、信頼関係を築くことが診療の基本なのですね。

そうですね。当院は痛みに配慮した治療を心がけていて、麻酔の際には麻酔液を温めたり、表面麻酔を使ったりとさまざまな工夫をしています。ですが、患者さんが子どもでも大人でも「痛くないですよ」とは決して言いません。痛みの感じ方は人それぞれですから。親御さんが治療に協力しようと、よく「痛くないよ、何もしないよ」と言ってお子さんを連れてこられることがありますが、それだと「ちょっと痛いことをする場合もある、治療をする」私がうそをついたことになってしまいます。そんなところから信頼関係が崩れてしまうと思うのです。お子さんは特に。治療は私と歯科衛生士が責任を持って行いますので、親御さんはどうぞ過剰に干渉せず、ゆったり見守っていただけると助かります。

長く自分の歯で過ごすためには、どのようなことが大切になるのでしょう?

寺本純之祐院長 いけだ歯科櫛引クリニック4

一番大切なのは、患者さんご自身が自分の歯に関心を持つこと。歯に興味がなく、「悪くなったら治せばいい」では、虫歯や歯周病で歯を失うことは防げません。歯の健康は食習慣とも深い関係がありますし、もちろん日頃のセルフケアや定期的な歯科医院でのメンテナンスも重要です。最近は「歯周病が全身の健康状態に影響すると聞いたが、私は大丈夫だろうか」「マスクをつけている間にホワイトニングに挑戦してみたい」など、患者さんの意識の高まりを感じる機会も増えました。特にホワイトニングは、実は歯の黄ばみが気になっていたという60~70代の方がトライされるケースも多いです。当院では治療や予防に加えて審美面に配慮した施術も可能ですので、興味のある方はご相談ください。

理想は予防が浸透し、虫歯になる人がいなくなること

歯科医師をめざすようになったきっかけを教えてください。

寺本純之祐院長 いけだ歯科櫛引クリニック5

小学生の頃、八重歯だった上の歯を矯正したのですが、それをきっかけに漠然とですが歯科医師への憧れが芽生えました。また、それと同じ時期くらいに、噛むことの重要性を取りあげたテレビ番組を見る機会がありました。「現代の子どもはやわらかいものばかり食べているので、どんどん顎が細くなり、将来的には逆三角形のような顔になってしまうだろう」といった内容に恐怖を感じ、「噛むことって大切なんだ」という思いが子ども心に刻まれました。そんなことも、歯科医師という職業に興味を持ったきっかけになりました。

今後の目標は何ですか?

新しい技術や情報を身につけることで、診療のクオリティーを全体的に向上させていきたいですね。歯の治療や歯科医院に対して、痛い、怖いというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、当院ではそういった負のイメージを払拭するために、痛みの少ない治療を心がけています。そしてできるだけ歯を削らずに、自分の歯を残す治療をめざしています。歯科医院が怖いという方には、少しずつ恐怖心を軽減できるように、時間をかけて治療を進めますのでご安心ください。いずれにしても、少しだけ勇気を出して、最初の一歩を踏み出していただきたいと思います。いつの日か、私は患者さんのお口の中のチェックだけで、歯科衛生士がメンテナンスをするというように、私がドリルを持たなくてよくなる日が来ることを願っています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

寺本純之祐院長 いけだ歯科櫛引クリニック6

悪くなってから治すのではなく、健康を維持するために気をつけていきましょう。私自身も年を重ねて感じていることですが、歯に限らず、健康でいるために自分の体を気にかけたり、メンテナンスしたりするのはとても大事なことです。長く健康でいられたほうが人生は絶対に楽しいので、まずは自身の歯や体に興味を持ち、予防を考えてみてほしいと思います。大宮駅近くにある本院と違い、当院は住宅街の中にありますので、何でも気軽に相談できる地域のかかりつけの歯科医院として、末永くお付き合いをさせていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック治療/4万5000円~
ジルコニア治療/4万5000円~
ホワイトニング/2万4000円~

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