傷痕が目立たず、肌の質感にこだわった治療
ほくろ除去
青山研美会クリニック
(渋谷区/外苑前駅)
最終更新日:2016/01/24


ホクロの発生プロセスは、1つは先天的に胎生期に発生する母斑細胞が集まってできたもの。この細胞は色素を作る能力を持っていて、生後2〜3ヶ月で小さなホクロとして認知される場合もあります。2つ目がメラニンを作る色素細胞の変化によってできる良性の腫瘍です。ホクロは誰にでもできるもので、成長に伴って数が増えたり、大きくなったりもします。今回は傷痕が目立たないホクロ除去について阿部浩一郎理事長にお話をお伺いしました。(取材日:2012年10月13日)
どこで受診すればいいのか、わからない患者が多いという「ホクロ除去」
- Qホクロの治療法とはどのようなものなのでしょうか。
-
A
▲日本形成外科学会専門医、皮膚腫瘍外科指導専門医である阿部浩一郎理事長
大きさや部位、深さによって異なりますが。ホクロが浅いものはレーザー治療が効果的です。傷痕が残りにくいのが長所ですが、深い位置に細胞を取り除けるので再発の心配はありません。しかし、切り取った後に周りの皮膚を引き寄せて縫い合わせるため、皮膚に歪みが出ます。それぞれに長所と短所がありますので、場所や大きさ、患者さんの希望を考慮したうえで治療法を決定します。
- Q除去後の肌のことが気になります。
-
A
▲青山研美会クリニックでは美容外科、形成外科、美容皮膚科など幅広い診療科目が魅力
当院では数種類のレーザーを揃え、細胞を蒸散させるもの、色素に反応するもの、皮膚深層まで到達できるものなどをホクロに合わせて複合的に使い分けます。治療後も、。ハイドロコロイドドレッシングと呼ばれる特殊なシートで傷痕を覆い、皮膚の再生を早め、特殊なクリームで皮膚を柔らかくして赤みを取り除くなどのアフターケアを行います。術後の肌の質感にこだわることが重要です。
- Q注意が必要なホクロはありますか。
-
A
▲アフターケアが重要なホクロ除去。開放感のある明るいクリニックでしっかりケア。
皮膚がんの一つである悪性黒色腫(メラノーマや基底細胞腫)などは小さなときにはほとんどホクロと見分けがつきません。手のひらや足の裏、摩擦が加わる場所にできたホクロや、急に大きくなったもの、ホクロの辺縁がはっきりしないもの、形が左右非対称、色むらがある、直径が6ミリ以上、出血しているなどの症状があれば注意が必要。放置せずに専門家の診察を受けてください。