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根っこだけを残す選択肢も
虫歯を抜かずに生かす非抜歯の治療

たかすぎ歯科クリニック

(府中市/府中駅)

最終更新日:2020/08/17

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東京・府中市の「たかすぎ歯科クリニック」は、スーパーマーケットの3階で開業する地元住民の生活に密着したクリニック。高杉政允院長は、今ある歯をできる限り残す治療をモットーに掲げ、ほかの歯科医院で抜歯を勧められたという患者に対しても、精緻な入れ歯の技術などを駆使して、天然の歯を部分的にでも生かしていくことをめざした治療に日々取り組んでいる。歯を残すための方法や歯を残すメリット、自費診療と保険診療の違い、あえて抜歯に踏み切るケースなど、受診時の参考になるさまざまな話を高杉院長に聞いた。 (取材日2020年4月8日)

自分の歯を根っこだけでも残すことが、噛んだ時の自然な感覚の維持や入れ歯の安定につながる

Q歯を抜くことを勧められた場合でも、残せる方法はありますか?
A
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▲歯を部分的に残す、という方法もあるという

歯の状態にもよりますが、基本的に残すことは可能だと考えています。歯が縦に割れてしまっているとか、虫歯が歯茎より下のほうまで及んでしまったとかの場合、一般的には、抜歯した上でブリッジやインプラントに置き換える治療がよく行われます。歯の根っこから頭の部分までを使っていく前提で、それができない状態になったら抜く。これはこれで正しい判断です。けれども、ほかに選択肢がないわけではありません。例えば、根っこだけを残し、入れ歯の支えとして活用する方法もあります。歯を残すというと、全部を残すことだけがイメージされがちですが、部分的に残す道もあり、そうすることにもきちんと意味があることを知っていただきたいです。

Q自分の歯を残すとどんなメリットがありますか?
A
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▲歯の根を残せれば、噛む感覚を再現でき入れ歯も安定しやすくなる

歯を抜くと、歯そのものだけでなく、歯根膜も一緒に失われます。歯根膜とは、歯の根っこと周りの骨の間にあって、クッション材のような役割をする組織です。私たちはものを食べる時、噛んだという感覚をこの歯根膜から得ています。このため、噛み合わせる歯を上下とも抜いてしまうと、例えばインプラントにしてしっかりと噛むことはできても、自分の歯で噛んだ時とまったく同じ感覚とはいきません。それだけでも、歯と歯根膜を残すメリットは大きいと言えるでしょう。また、歯の周りを支えている歯槽骨も、抜歯後は次第にやせていきがちです。自分の歯の根っこだけでも残しておければ、歯槽骨の厚みが維持され、入れ歯が安定しやすくなります。

Q抜歯になっても自分の歯を生かす選択肢もあるそうですね。
A
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▲患者と相談しながら治療の計画をたてる

例えば、移植治療。下の奥歯が完全に割れてしまい、もう残せないような場合に、その歯を抜いて、上の親知らずを移植するといったケースが考えられます。もともとそこにあった歯を残すことにはなりませんが、自分の歯をいわば天然のインプラントとして生かす方法です。また、再植治療もよく行われます。これは、縦に割れてしまうなどした歯をいったん抜き、接着剤でくっつけてから元に戻すというものです。再植といっても歯全体とは限らず、根っこだけを再植して、その上から入れ歯を載せることもあります。ちなみに、自費診療では、どの歯を残してほかの歯の支えにするかなどの治療内容を、患者さんと相談しながら設計していくことも可能です。

Q歯を残す治療にも、自費診療と保険診療で違いはありますか?
A
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▲自由診療の入れ歯は材料も自由に選べる

歯科においては、小さな虫歯のように保険診療でもしっかり対処できる場合もありますが、自費診療のほうが治療の選択肢が広い場合も多く、歯を残す治療もまた例外ではありません。特に、先ほど言った設計に加え、入れ歯の材料の自由度なども、やはり自費診療のほうに分があります。保険診療の入れ歯は、バネで支えている構造上、噛む時に沈み込みやすいため、土台として残した歯がダメージを受けやすくなります。一方、当院の自費診療の入れ歯は、土台の歯と義歯の連結が強いリジッドサポートの採用により、沈み込みが少なく、土台の歯への余計なダメージを抑えているため、噛んだ感覚をちょうどいい状態で維持することが期待できます。

Q歯を残すよりも抜いたほうが良い場合もありますか?
A
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▲可能な選択肢の中から最善といえる治療を受けてほしい

患者さんが何を一番重視するかによっても変わってくると思います。例えば、年齢が若い方だと、治療後の見た目が気にかかるでしょうし、入れ歯にすることに抵抗を覚える人も少なくないでしょう。まだ健康な歯がたくさんある年代でもありますから、あえて悪くなった歯を抜いてしまい、固定式のブリッジにすることで、入れ歯につきものの取り外しの煩わしさを避けるのも選択肢の一つです。逆に、自分の歯が残り少なくなってきたお年寄りの中には、もう絶対に抜きたくないという方もいらっしゃいます。抜くか残すか、患者さんそれぞれの気持ちを歯科医師にしっかりと伝え、可能な選択肢の中から最善と思える治療を受けていただきたいと思います。

ドクターからのメッセージ

高杉 政允院長

私は学校で教えている歯科治療のセオリー以上に、悪くなった歯もなるべく残す方針で診療にあたっています。ぐらつく歯を無理に残すぐらいなら、いっそ抜いてしまったほうがという考えもあるでしょう。それも間違いではありませんが、人間の体はそれほど弱くはないので、残した歯に炎症が起こるのを防ぐことができれば、抜かないまま生活を続けることは十分に可能だと考えます。患者さんには、インプラントは優れた治療法だけれども、それがすべてではなく今は入れ歯にも優れたものがありますよ、ということを知っていただきたいと思います。天然の歯には、何ものにも代えがたい良さがあります。そのことをぜひ、覚えておいてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

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