中島医院

中島俊一 院長

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渋谷東急本店・東急Bunkamuraのすぐ裏手にある「中島医院」は、東京屈指の高級住宅街として知られる松濤のほぼ入口に位置する。昭和12年の開設以来、75年に渡って地域のホームドクターを務めてきた歴史あるクリニックで、小さな子どもからお年寄りまで、多くの患者から高い支持を得ている。現在は3代目となる中島俊一院長が引き継ぎ、内科・小児科・消化器科・胃腸科・在宅医療と、幅広い診療に対応している。何でも相談しやすい気さくな人柄が魅力の中島院長は、東邦大学大橋病院などで、消化器内科医として長年活躍してきたドクターだ。一般診療以外にも、腹部超音波・胃の内視鏡検査などの各種検査や、在宅診療にも対応してくれる。前向きで、地域の人々の健康を全力で支える中島院長は、患者に安心と元気を与えられるよう常に明るくインタビューに答えてくれた。
(取材日2012年5月18日)

75年間にわたり地域の健康を支える歴史あるクリニック

―先生で3代目となる、歴史あるクリニックだとお聞きしました。

初代院長である祖父が1937年に開院しましたから、今年で75周年になります。祖父の時代は入院にも対応していましたが、1970年からは2代目となる父が後を継ぎ、地域のホームドクターとして地域医療に携わってきました。僕は2001年に大学病院を退職して、当院で副院長として診療に加わり、2008年に院長に就任しました。幼稚園からここ松濤に住んでいますが、渋谷も昔はもっとのどかで、今とは街の様子が全然違いましたね。目の前にある東急Bunkamuraの場所には駐車場があって、小さい頃は自転車に乗ったり、花火をしたりしてよく遊んだものです。長年同じ場所で3代に渡って診療していますから、近隣にお住まいの100歳を超える高齢者の方から0歳の赤ちゃん、近くにお勤めの会社員の方など、患者さんの年齢層はとても幅広いです。

―小さい頃から、いずれは診療所を引き継ぐと決めておられたのですか?

そうですね。とにかくずっと父が働く姿を間近で見てきましたから、あまり他の職業は考えなかったです。夜でも日曜日でも、「急に具合が悪くなったから診てもらえませんか?」と、患者さんから電話がかかってくることがよくあって。父はどんな時でも嫌な顔一つせずに家を飛び出していきました。そんな父を見ていて、なんとなくですが、人から感謝される医者という仕事っていいなと思ったんでしょうね。今でも「お父様にはよくしてもらった」と、お礼を言ってくださる方もいますから、父は患者さんから本当に信頼されていたのでしょう。僕は大学病院での勤務が長かったのですが、大きな病院は検査が主体で、自分のテクニックを磨く場だと感じていました。一方、開業医は患者さんと1対1で向き合う、人間対人間の仕事です。どちらも好きですが、「今日も一日頑張ろう」と、毎日明るい気持ちで仕事ができているので、今がとても楽しいです。

―先生の代になってから、新たに取り組んでいることはありますか?

大学病院で消化器系の検査に約18年間携わってきましたから、当院の患者さんにも還元できるように、院内でも検査ができる体制を整備しました。例えば、内視鏡検査は先端に超小型カメラが付いており、胃の中をテレビ画面に映し出して、画面を見ながら説明します。検査当日は朝食を食べずに来てもらいますが、朝8時から始めますので、患者さんへの負担も少なくてすみます。8時半には終わりますから、お仕事にも間に合います。知らない人に検査をされるのは緊張するものですが、いつも通っているクリニックで検査が受けられれば、安心感が違うでしょう。あとは在宅診療ですね。今まで通ってくれていた方が、足が悪くなって通院できないからといって、違う先生に診てもらってくださいとは言えません。「こっちから行ってあげますよ」と言うと、患者さんはとても安心されるのです。僕も診察室にいるだけより、患者さんのお宅に伺うことも楽しいです。患者さんの生活背景がわかれば、今後の診療にも生かせます。在宅診療を続けることが、患者さんの安心に繋がればいいですね。



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