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山崎 弘幸 院長の独自取材記事

やまさき脳神経外科クリニック

(広島市安佐北区/玖村駅)

最終更新日:2021/03/02

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安佐北区落合の高揚記念クリニックビル1階にある「やまさき脳神経外科クリニック」。脳卒中や認知症の治療に精通する山崎弘幸先生が院長を務めており、周辺の住宅街に住む高齢者らが多く足を運ぶ。かつては西日本各地の基幹病院などで高度医療に携わってきた山崎先生だが、「運命に導かれるかのように、慣れ親しんだこの地で開業するに至った」と言い、近隣の介護事業所とも密に連携を図るなど地域貢献への想いは熱い。そんな山崎先生に、クリニックの特徴や診療理念について詳しく聞いた。
(取材日2020年11月7日)

頭痛や物忘れ、脳梗塞の診療に対応

開業されたのはいつ頃ですか?

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2017年4月です。それまでは日本脳神経外科学会脳神経外科専門医、日本脳神経血管内治療学会脳血管内治療専門医として、徳島、大分、福岡、広島などの病院に勤めていました。開業する数年前までは開業する気はまったくなかったのですが、ある日、知り合いからこのクリニックビルに入る脳神経外科の医師を探していると聞きまして。実はこの地域は、私が小学6年生から大学進学までずっと暮らしていた親しみのある場所だったんです。その他にも、偶然とは思えない縁を感じる出来事があり、何かに導かれるかのようにここでの開業に至りました。詳しい経緯は当院のホームページのブログに掲載しています。

クリニックの特徴について教えてください。

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当院は脳卒中や認知症、頭部外傷、パーキンソン病などの慢性神経疾患、髄膜炎といった脳神経外科・脳神経内科の疾患に対応しており、頭部外傷や脳出血の診断に使用するCT、脳梗塞を調べるためのMRIなどの検査機器をそろえています。また脳卒中などの後遺症で手足にまひのある方や車いす利用者が来院されるので、院内はバリアフリー設計にし、車いすのまま入れる手すりつきのトイレも設置しました。救急車で運ばれて来る外傷の患者さんを受け入れることもありますから、搬送がスムーズにいくように出入り口の動線も工夫しています。それから、患者さんが前向きな気分で過ごせるようにと、白を基調とした明るい内装にしたのもこだわりです。スタッフたちも、体の不自由な方に安心して受診していただけるように、こまやかな気配りや明るい接遇を心がけています。

どのような患者さんが多く来られますか?

この地域は「高陽ニュータウン」と呼ばれ、数十年前に多くの世帯が流入してきたのですが、年月が経過した今はお年を召された方が多くなり、当院にも高齢の患者さんがたくさん来られますね。症状としては、頭痛や物忘れ、めまいに関する相談が多いです。いずれも日常でよく起こりがちな症状ではありますが、このような症状に大きな病気が隠れていることもよくありますから、しっかりとお話を聞いて、適切な検査をすることで見落としがないように細心の注意を払っています。また「突然足に力が入りにくくなって気になっている」といった、脳梗塞が疑われる患者さんが直接来院されることもあります。必要があれば近隣の病院へ速やかにつなぎますから、気になる症状があれば放置せずにすぐにご相談いただきたいです。以前勤めていた荒木脳神経外科病院には、開業医が共同で診療できる開放病床があるので、可能な範囲で私も治療に関わっていきたいと考えています。

脳の疾患を判別する検査や予防に注力

先生はなぜ医師になられたのですか? また、脳神経外科でのご経歴についても教えてください。

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医師になろうと思ったのは小学校の頃で、人の体の構造について書かれた本を読んだのがきっかけです。とても興味を惹かれて、隅々まで覚えるほど読み込みました。その後、外科医師が主人公の某有名な漫画の影響を受けて外科に憧れ、小学校の卒業アルバムには「将来の夢は外科医」と書いていましたね。途中、他の仕事に目が向いた時期もありましたが、最終的には子どもの頃に夢みたとおり、医学部に進んで脳神経外科に入局したんです。脳神経外科では、指導を受けた先生2人が動脈瘤などの血管内治療を専門とされていたことから、入局当初からこれらの高度医療に携わることができ、この分野での専門性を高めようと考えました。これまで複数の脳卒中専門病院へ勤務してきましたので、多くの症例を経験してきました。今は開業したため今までのような高度医療を自ら行うことはありませんが、この頃の経験は今の診療にも大いに生かされていると感じています。

現在は脳卒中の検査や予防に力を入れているそうですね?

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そうですね。脳卒中は大きく分けると、血管が詰まって起きる脳梗塞と、血管が破れて出血する脳出血・くも膜下出血があります。症状としては、もうろうとした様子だったり理由なく暴れたりする意識の異常、字が書けなかったり足を引きずったりするなどの手足の異常、うまく話せなくなる言語の異常、視野・バランスの異常などが挙げられますが、このような症状が出たら様子見は厳禁です。脳卒中の治療は時間との闘いですから、おかしいと思ったらすぐに医療機関を受診するか、重篤な場合は救急車を呼ぶ必要があります。多くの場合は、発症してからでは遅く、命に関わったり重い後遺症が残ったりする危険もあるのが脳卒中の怖いところです。そこで重要となるのが、日頃から予防や検査をして危険因子を排除しておくことなんです。

具体的には、どのような検査方法や予防法があるのですか?

まず検査に関しては、気になる症状が脳の疾患によるものなのか否かを判別する「除外検査」をお勧めしています。例えば体のふらつき、めまいといった軽い症状は血圧異常や糖尿病などによっても起こり得ますから、検査をして「脳卒中ではない」ことが確認できれば安心してじっくりとそれらの治療に臨めるわけです。そのため、早い段階で頭部や頚部のMRI検査などを行っておくことが重要だと考えています。それに加えて診察の際には、患者さんが訴える症状以外にも「足に力が入るかどうか」「手足のしびれがないか」といった詳細な問診を行い、早期発見を心がけています。次に予防法としては、脳卒中を引き起こす要因となり得る糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病や喫煙習慣を早期に改善することが大切です。当院では食事、喫煙、多量の飲酒など生活習慣を見直すための相談も受けつけていますから、ぜひ気軽にご来院いただければと思います。

介護事業者とも連携し患者や家族をサポート

物忘れや認知症の患者さんに対して、何か工夫されていることは?

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患者さんご本人のケアはもちろんですが、大切なのは介護をするご家族のサポートだと考えています。認知症という病気には、物忘れ以外にも幻覚や暴言、徘徊といった周辺症状が見られる場合もあります。そうするとご家族だけで対処するのはたいへん難しく、介護のプロの力が必要となってくるのです。当院では近隣の介護事業者と密に連携を図り、ご家族にさまざまなサポートを紹介することで無理のない介護の実現を図っています。また、その介護事業者から患者さんやご家族のご様子を聞いて情報共有することによって、より良い医療につなげられるようにも取り組んでいます。介護事業者の会にも出席して、現場の課題やお困り事を把握するようにしていますし、今後もさらに連携を深めていきたいと考えています。

今後の展望についてお聞かせください。

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新型コロナウイルス感染症が流行する前は、地域の老人会などで「認知症を防ぐために気をつけること」といったテーマで講演をすることがあり、出席された方からは良い反響をいただいていました。また集会ができる状況になれば、このような地域貢献活動にもますます力を入れていきたいですね。それから、将来的にはクリニックの近くに、まひの残る患者さんたちのためのリハビリテーション施設ができればより利便性が上がるのではないかと考えています。すぐに実現するのは難しいですが、今後はそのような環境が整えられたらいいなと思っています。

お忙しい毎日かと思いますが、何か休日のリフレッシュ法はありますか?

昔から三国志が大好きで、小説などをたくさん読んできましたが、その後その周辺時代の中国史にも興味が広がり関連書籍を読破しています。三国志は私の生き方に影響を与えたといっても過言ではなく、先人たちの成功や失敗から学ぶことは多いですね。生きていく上での教訓を得ることができます。特に好きな人物は諸葛亮孔明です。それから高校生の時にギター部にいましたので、休みがあれば家にこもってアコースティックギターを楽しんでいます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック
Aコース:頭部MRI・頭部MRA・頚部MRA/2万3000円
Bコース(物忘れ):頭部MRI・頭部MRA・頚部MRA・認知機能検査・脳の萎縮度検査(VSRAD)/2万5000円
Cコース(動脈硬化):頭部MRI・頭部MRA・頚部MRA・頸動脈超音波検査/2万8000円
Dコース(物忘れ+動脈硬化):頭部MRI・頭部MRA・頚部MRA・認知機能検査・脳の萎縮度検査(VSRAD)・頸動脈超音波検査/3万円

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