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西田 吾朗 院長の独自取材記事

にしだ矯正歯科

(神戸市中央区/ハーバーランド駅)

最終更新日:2024/01/10

西田吾朗院長 にしだ矯正歯科 main

西田吾朗先生が院長を務める「にしだ矯正歯科」。長い治療期間を要する矯正治療だが、患者が安心して通院を続けられるよう、院内づくり、診療、さまざまな点において細かな工夫のなされたクリニックだ。西田院長は7人兄弟の5男で、父は地域に根づいて診療を行ってきた歯科の開業医だ。父親譲りの性格なのか西田院長は話しやすく、患者思いの誠実で温かい印象。自身も患者との対話が診療の楽しみだという。そんな西田院長に診療や患者にかける思いなど、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2018年11月7日)

患者の各ライフステージに応じた院内づくり

初めに、歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

西田吾朗院長 にしだ矯正歯科1

父が歯科の開業医で、幼少の頃からよく父のクリニックへ遊びに行っていました。父のクリニックは吹き抜けになっていて、ロフトにあるスタッフの控え室から診療室を見渡すことができ、そこから父が診療している姿をよく見ていましたね。父は現在も現役で地域に根づいて診療をしています。用がなくても患者さんが話をしに立ち寄るような、いつも人の集まる温かいクリニックで、僕も父のような歯科医師になれたらいいな、と思っていました。僕にとって父とは、開業医の大先輩です。

専門に矯正歯科を選んだのはなぜですか?

進学した徳島大学の歯学部には病院実習があり、各科をローテーションで診療して回りました。そこで出会った矯正歯科の先生が、学生だからといって容赦することなく、一人の歯科医師として学生に向き合う厳しい方だったのですが、同時にこの分野についてもっと知りたいと思わせるような教えを説いてくれました。それで卒業する頃には僕の頭はすっかり矯正一色になっていましたね(笑)。その後関西へ戻り、大阪歯科大学の矯正歯科で研修医として勤めたのち、中島矯正歯科に8年間勤務しました。矯正治療は、他の歯科治療に比べて治療期間のかかる奥深い分野であり、8年という月日はあっという間に過ぎていきましたね。小学校低学年から治療を始めた患者さんが中学へ進学したりと、一緒に成長の歩みを喜べるのも、矯正歯科の魅力だと感じています。

開業する上でこだわった点はありますか?

西田吾朗院長 にしだ矯正歯科2

地域医療に貢献したいという思いがあり、開業は僕の故郷でしたいと考えていました。また、遠方の患者さんも通いやすいように、明石や須磨など西方面からのアクセスも踏まえ、電鉄各線の乗り入れの多い神戸駅で開業しました。当院はこぢんまりとしたクリニックですが、そこには患者さんと近い距離でご相談をお伺いしたいという思いがあります。診療は基本的には僕自らすべて行い、密にコミュニケーションを取れる体制になっています。同時に圧迫感を感じさせないようガラスを張るなど、くつろいでいただける空間を意識しました。また、矯正歯科とは長期間通っていただく場所であり、女性だとその間に、結婚、妊娠、出産と異なるライフステージを経ることもあります。そこで、院内にはベビーカーで入れる造りにしたりと、どのライフステージの患者さんにもご利用いただきやすい院内づくりを心がけました。

患者と歯科医師の二人三脚で進め安心な診療をめざす

診療する際に心がけていることはありますか?

西田吾朗院長 にしだ矯正歯科3

患者さんにとって矯正歯科へ飛び込むことって勇気のいることだと思いますので、なぜ足を運ばれたか、本音をお伺いすることを大切にしています。そこで、当院ではカウンセリングの時間をたっぷりとお取りし、いつからお悩みを抱えているのか、それまで治療をしなかった理由があるかなどと、バックグラウンドから聞き出し、その後、精密検査を受けていただく流れとなっています。また、来院される患者さんのお悩みの大半は、やはり歯並びに関するものですが、矯正歯科の仕事って歯並びだけでなく、噛み合わせを調整していくことにもあります。患者さんのお話を詳しくお伺いしていると、歯並びだけでなく、実は噛み合わせにもトラブルのあることも少なくありません。診療では、そうした隠れた主訴を引き出すことも心がけていますね。

治療方針はどのように立てられるのでしょうか?

検査結果からは患者さんの客観的なデータを見ることができます。そこに患者さんの要望をミックスして治療計画を立て、いくつかのプランをご提案します。百点満点の状態を希望される患者さんもいらっしゃれば、80点の状態でいいからその代わりに短期間で、あるいは体に負担のかからない治療を希望される患者さんもいらっしゃったりと、患者さんの望まれるゴールというのはさまざまです。そこで、ゴールは必ず僕と患者さんで一緒に定め、一緒に治療を歩んでいこう、というお話をしています。

こちらではリンガル矯正も導入しているそうですね。

西田吾朗院長 にしだ矯正歯科4

僕が勤務していた中島矯正歯科の中島院長が歯の裏側に装置を取り着けるリンガル矯正にも注力されていました。その当時の経験が現在の僕の診療にも生かされていますね。実際、矯正治療を行おうとせっかくクリニックまで足を運んだのに、やはり装置が目立つのは嫌という理由で治療を断念されてしまう患者さんも少なくなく、それを僕はとてももったいないと思うんです。そういう方にも治療を受けていただける選択肢を増やしたいという思いもあり、リンガル矯正を導入しました。しかし、まだリンガル矯正をご存じない方が多くいらっしゃるのも現状です。そこで、リンガル矯正を実際に行っている患者さんに「やっぱりやって良かった!」と言ってもらえることが一番の情報発信につながると思いますので、勉強会等の活動以外に、僕個人として患者さんに満足いただける治療と環境づくりにこれからも取り組んでいきたいと思っています。

定期検診を通し、適切なタイミングで治療を開始

続いて、お子さんの診療について親御さんにメッセージがあればお願いします。

西田吾朗院長 にしだ矯正歯科5

最近のお子さんは習い事に塾と忙しくされていますが、医療については優先順位が低く、なかなか日常の中には入ってきません。ところが、乳歯が生えてから生え替わりが終了するまで、子どもの口腔内というのは著しい変化を遂げます。そこで、その過程で起こる小さなトラブルを見逃さず、適切な指導、治療を行うことで、正常な成長のレールへ誘導できるよう「はならびのがっこう」というのを設けました。定期検診を通して、治療が必要な場合は適切なタイミングで始めることができますし、治療が必要でないと判断した場合、また数ヵ月後に検診していただくようにお伝えします。習い事の一つとして歯科矯正が位置づけられるようになることが理想ですね。その他にも、口呼吸や指しゃぶりといった育児相談に近いお悩みでも、お困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。

その他、同院の特徴はありますか?

矯正治療で患者さんが不安に思っていることの一つに、治療の終わりの見えないことがあると思います。そこで、安心して治療を受けていただきたいという思いから、何回来院されても、仮に治療が何年かかっても、一律の治療料金を当院では制定しております。それから実は僕の妻が保育士で幼稚園の教諭免許も持っており、スタッフとして常駐しております。お子さんを連れて安心してご来院いただけるのも、患者さんにとってのメリットの一つだと思いますね。

最後に今後の展望をお聞かせください。

西田吾朗院長 にしだ矯正歯科6

お子さんが親御さんと一緒に来院されていたのが、そのうち一人で来られ、運動会や最近面白かったゲームの話など、日常の話をしてくれるようになったりする様子を見れれば、成長を感じ、うれしい気持ちになりますね。そして治療がすべて終わったときに見せてくださる笑顔が、僕の動力源となっています。これからも患者さんを家族のように迎え、患者さんと喜びを共有し、一緒に成長を遂げられるクリニックでありたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正:33万円~、成人矯正:70万円~、ハーフリンガル矯正:100万円~、透明なマウスピース型装置を用いた矯正:125万円~ など
*精密検査・診断料、治療費、通院時費用込み

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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