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豊澤 聖子 先生の独自取材記事

はせがわ整形外科

(東大阪市/鴻池新田駅)

最終更新日:2022/12/15

豊澤聖子先生 はせがわ整形外科 main

質にこだわった整形外科診療とリハビリテーションを提供する「はせがわ整形外科」。同院では皮膚科も併設し、日本皮膚科学会皮膚科専門医の豊澤聖子先生が整形外科と連携を取りながら、水虫やうおのめ、じんましん、腫瘍など皮膚科領域全般の診療を行っている。治りにくい、再発しやすい疾患が多いという皮膚科診療において、豊澤先生が大切にしているのは「根気良く諦めない」こと。そのためにも患者が安心して相談できる環境を整え、話にしっかりと耳を傾けるよう努めているという。大学病院やクリニックなどさまざまな医療機関で研鑽を積んできた豊澤先生に、同院の皮膚科診療の特徴や患者数が多いという水虫やうおのめ、積極的に取り入れているという漢方治療などについて幅広く話を聞いた。

(取材日2022年12月3日)

診断から外科的治療まで、一貫して携われる皮膚科へ

医師をめざした理由やこれまでのご経歴、皮膚科を選んだ理由など教えてください。

豊澤聖子先生 はせがわ整形外科1

親戚に医師が多く身近な職業であったこと、そして私自身が幼い頃に母親をがんで亡くしていたこともあって、自然と医療の道を選択しました。医学部卒業後は大学病院や市民病院、療養型病院、在宅医療クリニックなどに勤務し、経験を積んできました。皮膚科に進んだのは、手術ややけどの治療、がんの手術のほか、診断をつけるのが難しい病気もたくさんある中で、検査・診断から治療までを行うという一連の流れがとても興味深かったからです。皮膚の病気は命に直結しないものが多いと思われがちですが、悩んでおられる方は多いもの。見た目をきれいにしたり、不快なかゆみを取ったりできれば、皆さんに喜んでいただけると思っています。

なぜ整形外科がメインのクリニックに勤務されることになったのですか?

整形外科の診療時に皮膚に関する相談が増えていると感じた院長先生が、新たに皮膚科も立ち上げたいと考えられていらっしゃった頃に、ご紹介を受けたことがきっかけです。お話を伺うと、設備もスタッフさんも充実していると感じ、「これならきっとうまくいく」と思えたことで、新しいスタートを切ってみようと入職を決意しました。整形外科と皮膚科、それぞれの専門分野を診られる医師が隣り合わせの診察室で診療をしているのが当院の強みです。何かあればそれぞれ相談し合って診させていただくことができるのは当院ならではだと考えます。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

豊澤聖子先生 はせがわ整形外科2

冊子などをお見せしながらわかりやすくお伝えすることはもちろん、たとえ繰り返し尋ねられても、一から丁寧にご説明するよう心がけています。混雑している時間帯はあまり時間が取れないこともありますが、なるべく相談しやすい雰囲気をつくり、雑談も含めて話を伺えるよう努めていますね。私は和歌山県出身ですから、関西弁で楽しく会話することも。この地域の患者さんは元気で楽しい方ばかりですから、私のほうがパワーをいただいているかもしれません。また、極力「できません」などの言葉は言わず、少しでも患者さんのためにできることがあれば、させていただくという気持ちで診療にあたっています。

整形外科とも連携し、より良い治療の提供をめざす

現在はどのような患者さんが多いのですか?

豊澤聖子先生 はせがわ整形外科3

整形外科に通院中の患者さんはもちろん、外の「皮ふ科」の看板を診てご来院くださる患者さんもいらっしゃいます。現在は湿疹、じんましん、水虫やうおのめ、腫瘍・できものなどをはじめとした皮膚科領域全般の診療を行っていますが、特に水虫やうおのめなど足に関することは、整形外科の患者さんと共通することが多々あります。中でもご高齢の方に多いのが水虫で、その原因となる白癬菌が皮膚だけでなく爪に感染することで生じる爪水虫の患者さんも少なくありません。痛みやかゆみを感じないことも多いのですが、爪水虫になると爪が分厚く変形していき、痛みが出たり歩きにくくなったりすることも。気になることがあれば、まずは気軽に受診してください。

整形外科と皮膚科で力を合わせる診療はありますか?

例えばうおのめや外傷、リウマチ、乾癬などは、共通する点が多いかもしれません。うおのめは、足の裏にできるたこのことで、悪化すると歩行時に痛みが生じたり、ばい菌が入って歩きにくくなったりするのですが、これは筋力が低下し、偏った歩き方になってしまう高齢の方に出やすいのです。たこの部分をはさみで削り取る治療を行いますが、治りにくく再発しやすいのも特徴のため、靴の中に入れるインソール(中敷き)を整形外科で合わせていただき、歩き方の改善をめざす患者さんもいらっしゃいます。このほか整形外科でメインで行っている外傷の手当も、皮膚科で対応することが可能です。また手足のしびれや関節の痛み・こわばりなどがあるリウマチは、皮膚に赤い斑点が出ることもあります。皮膚科のみで治療を進めることはありませんが、診断の一助にはなると考えています。乾癬については関節の腫れや痛みを伴う乾癬性関節炎を合併することがあります。

美容医療のご相談もできるのですか?

豊澤聖子先生 はせがわ整形外科4

最近は思春期の方のニキビや、女性を中心にしみ・しわなど美容系のご相談も増えています。自費診療となりますが、、遺伝と男性ホルモンが関係するといわれる男性型脱毛症(AGA)治療などもご用意がありますのでご相談ください。

漢方薬も組み合わせ、根気よく諦めない治療を

漢方治療も行っていると伺いました。

豊澤聖子先生 はせがわ整形外科5

通常のお薬であまり効果が見られないときに、漢方という選択肢もご用意しています。漢方は、症状や体に合わせて処方できるので重宝しています。ただし、あくまでも選択肢の一つであり、それだけに頼るわけではありません。皮膚科領域の疾患は治りにくい病気も少なくないため、漢方も含めてさまざまな治療法を組み合わせて、少しでもいい状態を保てるように根気良く、諦めずに継続していくことが大切だと考えています。

患者さんとの印象的なエピソードはありますか。

お顔のお悩みについて、数ヵ月間、皮膚科を受診するかどうかを悩み続けたという患者さんが、意を決して受診してくださり、帰り際に「もっと早く来れば良かったわ」と笑顔でお話ししてくださったのが印象に残っています。このように受診をためらう患者さんは「こんなことで相談していいのかな」「冷たくあしらわれたらどうしよう」と考えていらっしゃると思いますが、当院ではどんなご相談も大歓迎です。早めにご相談いただくことで気持ちもスッキリすると思いますので、ぜひお気軽にお越しいただけたらうれしいですね。

先生の休日の過ごし方を教えてください。

お休みの日はウォーキングをして、スーパー銭湯に行くことが多いですね。また皮膚科領域の先進の医療を知るために、勉強会やセミナーに参加して、新しい知識を習得できるよう努めています。

地域の皆さんにメッセージをお願いいたします。

豊澤聖子先生 はせがわ整形外科6

当院ではお子さんからご高齢の方まで、イボ・とびひ・水虫・乾癬・ほくろ・粉瘤・あせも・アトピー性皮膚炎・たこ・うおのめ・ヘルペス・かぶれ・虫さされなど、皮膚科領域全般を幅広く診療しており、局所麻酔を用いた腫瘍の切除などの小手術も行っています。必要があれば整形外科とも連携して診療にあたりますので、まずはなんでもご相談ください。皮膚の症状で悩んでいても、命に関わらないからといってそのままにしている人も少なくありませんが、皮膚の症状は生活の質を低下させます。病気が良くなって皮膚がきれいになり、毎日を快適に過ごしていただけるよう努めてまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

男性型脱毛症(AGA)初診料/1100円、男性型脱毛症(AGA)治療薬/28日分5880円
脳ドック/2万1000円~

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