星野匡俊院長の独自取材記事

名古屋みなと歯科・矯正歯科

(名古屋市港区／中島駅)

最終更新日：2024/04/19

名古屋のあおなみ線・中島駅から歩いて3分ほどのところに、2016年に開業した「名古屋みなと歯科・矯正歯科」。患者は地元のファミリー、若者や高齢者など幅広い。20～30代の女性の患者も目立つという。真新しい建物の外観は、モダンなデザイン。中へ入ると白い壁と木目調の床。おしゃれで落ち着いた空間が、患者を迎え入れる。星野匡俊（まさとし）院長は若い気鋭の歯科医師だ。同院は虫歯、歯周病等の治療から歯並びを整えるための矯正歯科治療、歯の色を明るくするためのホワイトニングから、失ってしまった歯の機能を取り戻すための入れ歯やインプラント治療まで幅広い歯科診療を提供している。歯科医師同士の研鑽もさらに積み重ねていきたいと語る星野院長に話を聞いた。

（取材日2017年7月31日）

バリアフリー設計の院内で幅広い診療を実施
子どもの頃の矯正は大人になってからの矯正にも有用
学生時代に学んだ「歯科医師は科学者」という見識

バリアフリー設計の院内で幅広い診療を実施

とてもおしゃれな歯科医院ですね。造りや院内設備について教えてください。

ありがとうございます。あまり歯科医院っぽい雰囲気にしたくないという考えから、このようなデザインになりました。歯科医院へ来られるとき、患者さまは緊張されますよね。それを少しでも緩和させて、気軽にお越しいただきたいと思っています。院内はバリアフリー設計で、カウンセリングルームは完全個室です。診療時間も平日は午後19時30分までで、日曜日も隔週で診療しています。診療設備も充実しています。検査機器に関しては、歯科用CTを導入しており、撮影画像を患者さまもモニターで見ることができます。CTがあると骨の中の状態も確認できるので、診断能力向上につながります。診断の精度は治療効果に直結すると考えているので、取り入れています。どのような症状の患者さまにも気軽に、安心して来院いただけるような歯科医院でありたいと思います。

院長に就任されるまでの経緯をお聞かせください。

2014年に大学卒業後、研修医や歯科医院勤務など段階を踏んで、2016年に開院した当院の院長に就任しました。研修医などの期間を通して、独り立ちできる自信を持つだけの経験は積みました。当院の院長就任については、医療法人清翔会グループの歯科医院で勤務しているときに、当医療法人の理事長から声をかけていただきました。常勤や非常勤で勤務しているときに、自由でいい雰囲気だったこともあり、思い切ってお引き受けしました。その後、医療法人清翔会から独立し、医療法人季秋会を立ち上げ、理事長に就任しました。私は出会いに恵まれているなと感じています。

子どもの頃の矯正は大人になってからの矯正にも有用

矯正歯科がお得意だと聞いております。ご相談に適したタイミングはありますか？

状況にもよりますが、矯正するしないにかかわらず、気になったら早めにご相談いただきたいというのが私たちの想いです。例えば、子どもの頃が矯正をする時期だと思われていますが、永久歯が生えそろった大人のほうが治療しやすい場合もあるのです。一つのボーダーとしては、小学校入学頃のお子さんだと小児矯正。12～13歳になると装置を使うことになります。当院では小児矯正と成人矯正が半数ずつくらいいらっしゃいます。治療方法は多種ありますし、歯科医院によってもそれぞれです。ご自身がその中から自分に合いそうなものを選ぶのが一番いいと思います。そのために、正しい情報提供をさせていただきたいと思っていますので、気になる方はお気軽にご相談いただけるとうれしいです。

歯周病治療にも注力されていますね。

歯周病に関しては当院の場合、患者さまが初めて来られたとき、すべての患者さまに対してお口の中の写真と歯茎の状態をチェックさせていただいています。その上で歯周病の状態とか、歯周病ではないけれど汚れがありますねとか、検査の結果をご説明して処置の話をさせていただいています。歯周病に限らず、容態が進んでから来られる患者さまも多く、そうなると治療の期間が長くなり費用もかさんでしまいます。心配だけれども歯科医院に行くのが怖いというような方にもぜひ当院にお越しいただき、安心して検査・治療を受けていただきたいと思います。

高齢患者も多い地域ですが、治療で気をつけている点はありますか？

ご高齢の方は通うのも大変ですし、長時間の治療も負担になります。また、別の疾患で服用しているお薬の影響や、糖尿病の方など持病のある方もいらっしゃいます。使える歯はなるべく残すように治療し、歯の健康だけではなく体全体のことを考えながらの治療をしています。治療に制約がかかることもありますので、治療前のカウンセリングがより重要です。治療方法もいくつか選択肢をご提案して、相談しながら選んでいきます。入れ歯のご相談も、保険診療と自由診療での違いやメリットをきちんとお話しした上でお選びいただいています。今まで使っていた入れ歯の調整をきっかけに、より良く噛める入れ歯を作りたいと自由診療をご希望される方も多くいらっしゃいますね。

学生時代に学んだ「歯科医師は科学者」という見識

学生時代、特に印象深かったことはありますか？

よく覚えているのは、口腔外科の教授が「歯科医師は科学者です」という話をされたことです。ちゃんとした科学に裏打ちされていないと、仕事として成り立たない。そこをしっかり理解して取り組まなければいけないとおっしゃいました。治療をどのように、どれくらい行うのか綿密に計画を立てる。周到な準備の上、実行しなければならない。この言葉は、今でも思い出します。学生時代だけでなく、歯科医師同士で話すときも科学を感じることはありますね。それから、医師はドクターで歯科医師はデンティストですよね。デンティストはある意味アーティストでもあるのです。要するに歯並びとか白さなどの美的センスも必要とされるわけです。そういった美的センスも意識して養うようにしています。

休日はどうお過ごしですか？

おいしい料理を頂くこととゴルフを楽しんでいます。作ることはしないで食べるだけです（笑）。ただ、休みといっても当院は日曜日も隔週で診療しています。日曜や木曜がお休みの歯科医院が多いかと思いますので、そういう日に行きつけの歯科医院に行けずに困っている患者さまを診させていただいていますので、便利にご活用いただければと思います。

今後の展望としてはいかがでしょう？

歯科医療に関する展望としては、歯周病をはじめとする予防やメンテナンスを軸に、小児矯正・成人矯正治療、そして歯を失ってしまった場合のインプラント治療や入れ歯などをさらに高いレベルで対応できるようにしていきたいです。自分一人の知識や技術を高めることはもちろんですが、ほかの歯科医師やスタッフとも力を合わせて、より幅広く質の高い治療をしていきたいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

どんなに些細なことでも、気になることがあったらお気軽に相談に来ていただきたいですね。虫歯でも歯周病でも、早期発見・早期治療が、痛い思いをしないで済むことをめざす最も良い方法です。自覚症状がなくても定期的に検診を受けることは大切です。人によって頻度は異なりますが、最低でも1年に1回は必ず受診いただきたいです。そして、当院は患者さまのご要望には何でもお応えできるよう万全の体制を整えていますので、患者さまには何でもご相談いただき、信頼関係を築いていければと思います。