医療法人財団アドベンチスト会 東京衛生病院附属めぐみクリニック

医療法人財団アドベンチスト会 東京衛生病院附属めぐみクリニック

吉井紀子院長

頼れるドクター

健診を受ける感覚で受診したい
不妊治療のファーストステップ

医療法人財団アドベンチスト会 東京衛生病院附
属めぐみクリニック

保険診療

自由診療

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不妊専門のクリニックの数が増えてきた昨今、「子どもを希望しているが、なかなか授からない」という人が婦人科を受診するハードルは、以前に比べてグッと低くなった。それでも、どのタイミングで訪れればいいのか、どのような検査をするのかと心配する人も多い。不妊治療を専門とする「東京衛生病院附属めぐみクリニック」の吉井紀子院長は、「未婚であっても仕事や結婚の時期で悩んでいるなら、体の状態を調べておくことで優先順位を決めるきっかけになるかもしれません」と話す。患者がクリニックを訪れやすい工夫と治療のスピードにも配慮している同院。一人でも多くの女性が適切な時期に安心して治療を受けるため、不妊治療とはどのようなものなのか、初診からの流れなど基礎的なステップを教えてもらった。 (取材日2017年10月25日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

不妊治療を始めるタイミングを教えてください。

古くは「子どもを希望しても2年間妊娠しない場合」といった不妊症の定義がありましたが、臨床的には、2年間妊娠しないのは明らかな問題がある場合が多いですね。晩婚化を背景に、結婚した時点ですでに年齢が高い方も増えているので、35歳を過ぎている方でしたら、半年タイミングをご自分で取ってみて、結果が思わしくなければ受診されたほうがいいと思います。40代の方でしたら、子どもが欲しいと思われた時点での受診をお勧めします。30代後半から卵巣の予備能が明らかに低下し始めることが多く、その変化にも個人差が大きいので、妊娠を考えられたらすぐに婦人科を訪れていただいてもいいのかなと思いますね。

最初はどのような初期検査を受けるのでしょうか?

不妊検査は自費の項目も多いですが、当院では保険適応内でできる検査や治療は、なるべく保険診療で行います。初診でお越しいただいてから、月経周期に沿ってホルモン値や感染症を調べる血液検査、子宮卵管造影検査、自費になるAMH(抗ミュラー管ホルモン)検査、ご主人の精液検査などを1~2ヵ月かけて行います。これまで東京都では、体外受精に助成金が交付されていましたが、2017年10月から34歳以下で通院を開始すれば、一般不妊検査・治療の保険適応、自費のいずれかでも一定額の助成金が申請可能になりました。助成の対象は初診から1年以内ですが、そうした制度をご利用になれば、初期の検査・治療費をまかなうこともできます。

第二子以降の不妊治療で気にすべきポイントを教えてください。

第一子の不妊治療を経験している方は、早い段階で第二子の治療に来てくださいますが、1人目を自然に苦労なく妊娠、出産された方は受診が遅れることがあります。第一子ご妊娠時と決定的に違うのは年齢です。子宮内膜症や子宮筋腫など合併症が出てくる場合もありますが、加齢による年齢因子で妊娠しにくくなる場合が多いです。第二子の不妊治療で来院される方には、お子さんを預けてきてくださるようお願いしています。当院に通院される患者さまは、東京衛生病院のキッズルームにお子さんを預けていただくことができます。授かったお子さんを連れて来てくださるのはうれしいことですが、第一子の不妊治療で来ていらっしゃる方への配慮は必要です。

検診・治療START!ステップで紹介します

ウェブ上での入力からスタートする問診

事前にどういう治療から始めたいのか、検査のみを希望しているのかなどの要望、これまでの治療歴や検査データなどをウェブ上の問診表に記入し送信しておく。クリニックを訪れ、看護師とのカウンセリング。不足している点や詳細を確認し問診表をまとめていく。問診は治療方針を決める上でもとても重要。この問診によって診療にかかる時間が短縮され、正確な情報を医師に伝えることで、よりスムーズに治療へと導くことができる。

診察

まず医師によるカウンセリングを行い、内診や超音波検査。これによって不妊の原因が特定できることは少ないが、気がついていなかった子宮筋腫や卵巣嚢胞などの有無を確認できる。受診したときの月経サイクルの時期によっては、卵胞の大きさや排卵日を推定し、タイミング指導をスタートするなど、1回の診察を有効に使っていく。再度、カウンセリングを行い、今後のスケジュールを伝える。

基礎検査

保険適応の検査を中心に基礎検査を行う。月経中に血液検査を行い、各種ホルモンの基礎値を測定。また初診では、不妊に関わる感染症のスクリーニングや「卵巣予備能」を調べるAMH(抗ミュラー管ホルモン)検査(保険適応外)をはじめとする血液検査を行うことが多い。卵管の疎通性を確認する子宮卵管造影検査も早い時期に行う検査の一つ。

一般不妊治療

一般不妊治療には、タイミング法、ホルモン剤による排卵誘発、排卵予測日に精子を子宮に注入するAIH(人工授精)などがある。卵管閉塞がある場合は、FT(卵管鏡下形成術)で卵管の疎通性を改善する手術も対応。通院や費用の面でも負担の少ない自然に近い方法から治療を開始するのが一般的だが、年齢やAMH検査でわかる卵巣予備能の結果などによっては、治療のステップアップにかける時間を短縮することも。

ART(生殖補助医療)へのステップアップ

人工授精をある程度行っても妊娠しない場合や、一般不妊治療では妊娠しにくい原因がある場合、次の選択肢となるのが卵子や胚(受精卵)を体外で取り扱うARTだ。同院では、患者全員分の胚を24時間観察できる培養システムで管理している。胚を外に出さずに観察することでストレスを抑え、質を落とさない培養が可能だそう。

料金の目安

AMH(抗ミュラー管ホルモン)を含む初診スクリーニング検査:約1万6000円~

ドクターからのメッセージ

吉井 紀子院長

不妊治療に通うことは以前ほど特別なことではないため、長期間受診を悩まれる人は少なくなっていると思います。元気な赤ちゃんを授かるためには、年齢が重要だということは、メディアなどの啓発で広く知られるようになってきました。妊娠を希望されるなら、健診を受けるような感覚で、まずは婦人科の受診をお勧めします。不妊治療の負担となりやすいのは費用と時間です。当院では、お子さまのいらっしゃる患者さまに託児施設をご用意したり、検査や治療の費用を極力抑えた設定にするなど、患者さまが通い続けられる環境づくりを心がけています。また、どのようなことでも気軽にご相談いただけるような雰囲気をつくっていきたいと思います。

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