みつはたペインクリニック

みつはたペインクリニック

光畑裕正院長

医療トピックス

慢性的な症状や不定愁訴に
痛みからの解放をめざす漢方治療

みつはたペインクリニック

保険診療

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頭痛、腰痛、肩こり、生理痛など、なかなか治らない痛みで悩んでいる人は少なくない。痛みをなくすには、神経ブロック注射や西洋薬による治療方法もあるが、漢方という選択肢があることを知っているだろうか? 西洋薬ではなかなか改善しなかった痛みの症状が、漢方治療によって改善に向かうケースもあるという。そこで今回は、長年にわたり、順天堂東京江東高齢者医療センターの麻酔科・ペインクリニック科教授を務めた痛みの専門家であり、漢方治療を得意とする「みつはたペインクリニック院長の光畑裕正先生に、漢方治療のよさや、どんな症状に向いているのか話を聞いた。 (取材日2017年10月26日)

症状ではなく患者全体を診て診断するのが漢方の特徴。根本的な改善からの症状の緩和をめざせる

痛みの治療に漢方を取り入れたきっかけを教えてください。

1 ▲光畑院長は、漢方に関するさまざまな論文の発表している 私自身が効果を実感したからです。以前、柔道の試合で頸椎を損傷し、両腕の前側に痛みが残ったことがありました。痛みは自分の専門分野ですから、神経ブロック注射や薬など、知っている限りの治療を行ったのですが、改善しなかった。通常では痛みと感じないような小さな刺激でも、痛む状態が続きました。そこで、漢方薬を服用すると、2週間ほどで痛みが改善したのです。初めは信じられない気持ちでしたが、このことをきっかけに痛みの漢方治療について研究をはじめ、診療にも取り入れるようになりました。当時は大学病院のペインクリニックに勤務しており、漢方治療を併用することで、より多くの患者さんを治療することができました。

漢方には、どのようなよさがありますか?

2 ▲漢方は、痛みだけでなくその他の症状にも効果があると語る 痛みの治療に用いる西洋薬のなかには、よく効く反面、強い副作用が出るものもあります。特に高齢者は副作用が出やすく、そのため薬の使用ができないケースもあるのです。漢方薬も、薬である以上は副作用がまったくないとは言えませんが、西洋薬に比べると少ないですね。また、漢方は冷えやストレスの改善を得意としています。冷えやストレスは、多くの病気の根本原因になり得ますので、漢方を用いることで、痛み以外にも、不定愁訴をはじめさまざまな症状を改善が望めます。はっきりとした原因がわからなくても、症状を緩和に導ける可能性があるところが漢方のよさではないでしょうか。

どのような症状に有効ですか? 症例を教えてください。

Main ▲受付には、症状別に漢方のパンフレットを設置 頭痛に関しては、症状を抑えるだけの鎮痛剤とは違い、根本的な改善が望めます。例えば、首や肩の凝りからくる緊張型頭痛の場合、首や肩の凝りの改善からアプローチしていきますので、痛みに対する薬の効き目が切れるとすぐにぶり返す、ということにはなりません。生理痛に関しても多くの症例があり、生理開始後3日間は痛みで起き上がれなかった人が、生理2週間前からの服用で、痛みが初日だけになった症例もありました。他にも、20年来の上半身の痛みが悪化して家事ができなくなった人、メニエール病などめまいの症状、舌の痛み、帯状疱疹の後の痛み、手術後の痛みなど、さまざまな症状の患者さんが長年の痛みから解放されています。

どのような患者さんに漢方治療を勧めますか?

4 ▲患者の状態を確認するために気・血・水の流れを確認する 子どもから高齢者まで、どのような方にも向いています。患者さんが希望しない場合を除き、現在は漢方薬をお勧めすることが多いですね。痛みを緩和する治療法として、当院ではブロック注射なども行っていますが、注射はしたくないという方、これまで西洋薬で改善がみられなかったという方などを中心に漢方治療をお勧めしています。また、外傷や感染症には西洋薬や抗生物質の方が適しているのですが、症状によっては有効な漢方薬もありますので、西洋薬との併用を提案することもあります。私の目的は患者さんの痛みを改善することなので、漢方だけにこだわらず、多くの選択肢を提示できればと考えています。

漢方治療の場合、長期にわたった服用が必要なのでしょうか?

5 ▲気になったら、気軽に相談してほしいと話す光畑院長 症状によりさまざまです。一般的に、漢方は長く続けないと効果が出にくい、というイメージがあるようですが、そんなことはありません。急性の痛み、胃痛、頭痛、めまいなどに関しては、服用してすぐに効果があるものを処方します。風邪の場合は、引きはじめ、発熱時、下痢や胃腸障害、痰や鼻水など、それぞれに対してすぐ対処できる漢方がありますよ。ただし慢性痛で、すでに長期間痛みが続いているようなケースでは、数ヵ月間、服用を続けていただくこともあります。いずれにせよ、症状がなくなれば服用は中止します。薬は粉末状のエキス剤の他、錠剤やカプセルもありますし、味に関しても、その人が飲みやすいものを処方しています。

ドクターからのメッセージ

光畑裕正院長

漢方の診療方法には、目で観察する望診、耳で聞く聞診、患者に尋ねる問診、脈や腹部をさすって調べる切診があり、五感を使って患者さんの心身の状態を診ていきます。そうすることで、一人ひとりに合う漢方薬を処方できるのです。また、表に現れている症状は同じでも、原因が同じとは限りませんし、異なる症状であっても、同じ漢方薬を処方することがあります。それは、患者さん全体を診ているからです。西洋薬による治療で思うような効果が出ていない方も、漢方で改善する可能性は十分にあります。痛みをはじめ慢性的な症状で悩んでいる方は、ぜひご相談ください。

記事更新日:2017/11/17
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