板垣医院

板垣医院

板垣英二 院長

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ほかの病気と間違えられやすい複雑な症例に、的確な診断を

―糖尿病についてはいかがでしょうか?

前述したとおり、のどが渇く、体重がどんどん減るなど、目に見えた症状がすでに出ている人は、インスリン注射を打つ、入院するといった治療をすみやかに行うことが必須です。のどが渇くのは、尿に糖が出る時に多量の水分も同時に出ていくからで、いわば脱水状態にあるわけです。その状態が続くと、当然、体も痩せて、衰弱していきます。繰り返しますが、これは最終段階であり、糖尿病の症状は総じて“わからないこと”が特徴的なので、すでに患っているにもかかわらず、眼底出血を起こしてはじめて来院されるという方も少なくありません。治療については、食事療法が要になってきます。お薬やインスリンを使用していても、食事をとり過ぎていると十分な効果が発揮されないだけでなく、逆に、肥満を助長してしまいます。とはいえ、生活環境は人それぞれですので、毎日、カロリー計算したりするのが苦痛になって、続けられないケースもたくさんみてきました。当院では、無理なく続けられる「糖質制限」を取り入れた食事療法を主に提案しています。近年、体重を減らす効果のあるお薬も出ていますので、患者さんによっては処方することもあります。

―日々の診療で大切にしていることを教えてください。

「患者さんの話をよく聞くこと」を一番に考えています。ご本人が気になる部位だけでなく、体全体を診察することを心がけ、そのうえで、必要な検査をすみやかに行います。あとは、難しい医学用語を極力使わずに、患者さんにとってわかりやすい言葉で説明することに尽力しています。大学病院などですと、例えば、ホルモンに異常があって、紹介を受けていらっしゃる患者さんがお越しになるという、想定内の診療が多いです。一方、開業医の場合、どんな患者さんが、どのような症状で来院されるかは日々、違いますし、人の数だけケースもさまざまです。そういった意味でも、専門外の医療についても、常にアップデートして、学び続けています。

―心に残る患者さんとのエピソードがあれば教えてください。

「健康診断で、脈がおそいと言われ、甲状腺のホルモンの数値も引っかかったので、診てほしい」という患者さんが来院されました。検査してみたところ、甲状腺の機能そのものには異常がなかったのですが、触ってみたら、しこりが一部あったので、さらに検査してみると、悪性腫瘍がたまたまみつかりました。これから手術を受けられる予定ですが、この方は非常に運が良かったと思います。きっかけは、腫瘍とは関係のないところにあったのですから。実際、こうしたケースは少なくありません。十数年間、てんかんと診断され、お薬を服用していた患者さんを調べてみたところ、血液中のカルシウムの低下が原因だったことがわかりました。今では、治療によってすっかり良くなり、元気でいらっしゃいます。特にホルモンに関わる病気は、ほかの病気と間違えられやすいんですね。ホルモンは全身に分泌されているゆえ、原因となる症状が体のどこに出るかは想定しにくく、診断をつけることが難しい場合が多いです。的確な診断をつけ、適切な治療を行い、患者さんが元気になった姿を目の当たりにする時、医師になって良かったなとしみじみ思います。



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