遠藤レディースクリニック

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遠藤周一郎院長

頼れるドクター

医療トピックス

卵巣や子宮の病気が隠れていることも
早めの受診が鍵となるPMS

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PMS(月経前症候群)とは、月経が始まる1週間ほど前から現れる、下腹部痛、頭痛、吐き気、眠気、イライラなどの、さまざまな体調不良の総称である。人によっては学業や仕事に支障を来すほど症状が重いこともあり、多くの女性が抱える悩みといえるだろう。しかし、「遠藤レディースクリニック」の遠藤周一郎院長によると、PMSに悩む人は多いにもかかわらず、婦人科受診への抵抗感や多忙などから、つらい症状を我慢している人が少なくないのが現状だという。「月経の異常の陰に重大な疾患が隠れていることもありますから、気になる症状がある場合は早めにクリニックを受診してほしいです」と遠藤院長。今回はPMSの特徴的な症状や治療方法、受診のタイミングなどを詳しく聞いてみた。(取材日2018年6月11日)

適切な治療で症状の緩和につなげるため、「仕方のないこと」と諦めず医師に相談を

具体的な症状を教えてください。

1 ▲清潔感あふれる院内。気軽に来院できるようウェブ予約も可能 気分が落ち込む、胸が張る、集中力が続かなくなる、下痢や便秘になる、体がむくむなどさまざまです。こうした症状は月経のたびに繰り返され、その強さや出る期間には個人差がありますが、月経の3~10日前から現れ、月経が始まると徐々に消失していくことが多いです。しかし、月経中の下腹部痛、腰痛、頭痛、吐き気、貧血などがより重症な「月経困難症」を合併していると、月経が終わってもその後1週間ほど続くことがあります。PMSに悩む人は軽症例も含めると女性の約8割、その中で月経困難症を合併しているケースは3~4割といわれています。

原因は何ですか?

2 ▲遠藤院長が監修した書籍。デリケートな問題こそ相談が重要 はっきりとした原因はわかっていませんが、大きく2つの要因があるとされています。1つ目は、女性ホルモンである黄体ホルモンと卵胞ホルモンのバランスの乱れ。2つ目は、セロトニンという脳内の神経伝達物質の不足です。セロトニンは体温調節や代謝、精神の安定などに関係しており、不足するとうつ病のような状態になることがあります。そのため、PMSの特徴的症状である気分の落ち込みに関係していると考えられているんです。そして、そこにさまざまな環境要因が加わることで症状が出るといわれています。また、月経のたびに特定の体調不良を繰り返すこと自体がストレスになり、症状が悪化してしまうこともあるようです。

クリニックでは、どのような検査や治療が行われるのですか?

3 ▲検査を重視した診断を重視 検査は超音波で子宮や卵巣の状態を診ることもしますが、基本は問診です。一人ひとり、どんな症状がどれほどの期間続くのか、身体的・精神的症状のどちらが強いのか、どれくらい日常生活に影響を及ぼしているのか、などをヒアリングします。そして、月経前の不調が普段の3割以上強い場合は、PMSと診断されます。一方、治療ですが、問診の結果や月経困難症を合併しているかどうかを考慮した上で、低容量ピルの処方をはじめ個々に合わせた治療法を選択します。例えば、精神的な症状が強いPMDD(月経前不快気分障害)には、抗うつ剤を処方するなど。また、服薬と並行して生活習慣の改善を指導することもあります。

日常生活で気をつけるべきことはありますか?

4 ▲PMSに関する資料。正しい情報を理解することが解決につながる カフェインの取り過ぎやビタミン不足、運動不足が影響するともいわれ、軽症なら生活習慣の見直しで改善に向かうこともあります。また認知行動療法といって、どんな症状が出ているかを明確に理解することが症状緩和につながる方もいます。ただ、自己判断は禁物です。卵巣や子宮の病気が原因だったり、月経困難症を合併していたりする可能性もあるので、何らかの不調を繰り返すようなら婦人科を受診しましょう。またPMSは多くの女性が悩む症状ですが、それ故「仕方のないこと」と、つらくても我慢している人が少なくありません。しかし不調の程度は人により違います。耐えるべきものと諦めず、小さな不調でも医師に相談することをお勧めします。

受診のタイミングは、いつが良いのでしょうか?

5 ▲悩むより早めの受診が重要。遠藤院長が親身に相談に乗ってくれる 「悩み始めた時が治療のスタート」です。特定の不調を繰り返していると自覚したら、些細な症状でも早めに診てもらってください。ちなみに、低容量ピルは血栓症のリスクが高まるため40歳以上の方には適しません。そのため、若い頃に治療介入するほうが治療法の選択肢も多くなりますよ。また、症状のセルフチェックをする際は、頭痛、腰痛、気分の落ち込みなど複数の症状をまとめて「月経前の症状」と考えず、例えば、「○日前から特にむくみがひどくなる」など、具体的にどんな症状がどれくらい続くかを細かくチェックしてみることをお勧めします。2~3ヵ月記録を取れば症状の出方がわかってきますし、より適切な治療につながると思います。

ドクターからのメッセージ

遠藤周一郎院長

婦人科の受診はハードルが高いと思われがちですが、私は大学病院に勤務していた頃、がんが原因の不調を放置した結果、病状が悪化してしまった方、妊娠中のトラブルにつながってしまった方をたくさん診ました。PMSは適切な治療を受ければ改善が期待できる疾患ですし、一度婦人科に来てみると2回目以降は些細な症状でも足を運ぶ方が多いです。当院では幅広い年代・症状の女性を診療してきた経験から、個々のライフスタイルに合わせた治療法を提案しています。また書籍やブログを通じて婦人科疾患や妊娠・出産に関する知識を発信するほか、情報収集に適した検索ワードのアドバイスも行っていますので、不安なことがあれば気軽にご相談ください。

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