紫苑 婦人科クリニック

紫苑 婦人科クリニック

今井 加納子院長

20180626 bana

身体への負担を最小限にするホルモン治療

―更年期障害ではどんな診療を行っていますか?

更年期障害の場合は「あなたにとって一番良い方法を一緒に探しましょう」といつも言っています。更年期障害の治療には答えがありません。本人が満足できるゴールへ向けて薬を少しずつ減らしていくことで、身体への負担を少なく症状改善することができます。治療はホルモン補充法、漢方薬の処方、プラセンタ注入の3軸からなり、それを組み合わせるなど、患者さんの希望やタイプに合わせて行っています。検査や診療をした上で、即効力が必要そうか、ホルモン剤に抵抗があるか、などの見立てに沿って診断し、「この治療法が向いてそうですよ」などとお勧めしていきます。もちろん、無理強いは一切いたしませんし、患者さんが求めていることをじっくり聞きながら、ゆっくりと治療するように心がけています。

―先生はなぜ医師をめざし、そして産婦人科を専門に選ばれたのでしょう?

私が中学生くらいの頃、遺伝子原理の研究で日本人がノーベル賞を受賞したんです。そのときに「遺伝子って何?」と思ったことがきっかけかもしれません。同じ頃に飼っていた三毛猫が子猫を生んだんですが、三毛、トラ、キジトラ、シャムと、皆まったく違う模様。これは遺伝子で説明がつくのかな、と思い、そこから勉強を始めました。医学生になり、さまざまな科で学び、外科などは残念ながら亡くなる人が多くつらかったのですが、その中で産婦人科だけは命の誕生がありました。このバランスが心のバランスを保ってくれるところもあり、病気を治すのが医師の仕事かもしれませんが、私は「生まれる」ことにも携わりたいと思った。生と死をフィフティ・フィフティで扱いたかったんです。

―最後に、読者にメッセージをお願いします。

悩んでることやつらいことがあったら、一人で抱え込まず相談しに来てください。「話し相手が欲しくなったら遊びに来てください」とよく口にするのですが、「本当ですか?」と聞かれます。本当にそれでいいんですよ。地元出身の医者として、この地に根をはって今後もやっていくために、今よりもっと気軽に来院しやすい工夫をしていこうと思います。検査のことなどは患者さんが見てわかるような説明文を掲示して、まだ来ていない患者さんにはちゃんと私の気持ちや情報が届くようにしていきたいですね。診療はもちろん、はり施術やダイエットカウンセリングなど、皆さんのニーズに合わせていろいろなイベントを行っていくので、患者さんたちにとって、お友達の輪が広がる場にもなれたらうれしいです。



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