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中山 陽介 院長の独自取材記事

なかやま矯正歯科

(大阪市西区/本町駅)

最終更新日:2021/10/12

中山陽介院長 なかやま矯正歯科 main

2016年に開業した「なかやま矯正歯科」は、地下鉄四つ橋線の本町駅から徒歩1分、御堂筋線の本町駅からも徒歩5分という交通アクセスに優れた場所にある。矯正治療を通して「素敵な笑顔の人を増やしたい」という中山陽介院長は、裏側矯正やマウスピース型装置を用いた矯正など、外見からは目立ちにくい矯正治療に力を入れている。クリニックの快適な空間づくりを大切にし、歯並びの悩みを持つ人が気軽に相談しやすい、いわば“ハードルの低い”矯正歯科をめざしている。患者をもっと笑顔にすべく日々カウンセリングや治療に当たる中山院長に、新しい矯正治療の技術や手法、矯正を専門に扱う歯科医師としてのこだわりや思いについて聞いた。

(取材日2017年4月19日)

リラックスして相談・受診できるクリニックづくり

とても居心地の良い空間ですね。

中山陽介院長 なかやま矯正歯科1

クリニックの工事をする際に、施工スタッフだけでなく、デザイナーにも参加してもらって空間づくりを行いました。矯正歯科は虫歯や歯周病などの疾患を治しに来る場所というよりは、歯並びをきれいにして、より魅力的になるために来る場所と私は考えています。病院に通院するという感覚ではなく、例えば、美容室に通うような気分で通院してもらうのが理想なので、快適で心地よい空間、リラックスしてご利用いただける場所をめざしました。私自身、カフェが好きなので、お気に入りのカフェのことをデザイナーに話すなどして、白と落ち着いたブルーを基調にした、くつろいだ雰囲気の空間に仕上がったと思っています。また、廊下の突き当たりと、カウンセリングルームの壁面には天然の石材を取り入れてアクセントにしました。

本町という都心で開業されたのはなぜですか。

開業前に勤務していた歯科は、まだあまり普及していない裏側矯正を専門的にやっている矯正歯科で、いろいろなことを学ばせていただきました。いざ自分が開業するという段になって、それまで一生懸命に取り組んできた裏側矯正の知識や技術をより生かせる場所で始めたいと考えて、都心部で候補地を探しました。本町ならさまざまなエリアからアクセスしやすく、大人の方、仕事を持っておられる方も来院されやすいと思いました。また、西区は市内で最近とても人気のエリアで、都心にありながら靱公園などの癒しのスポットもあり、ファミリー層もとても多くなってきています。堀江などもおしゃれなスポットとして若者層に人気が高く、性別年齢層を問わず、さまざまな方に来院していただけるのではないかと考え、この地を選びました。

治療室は個室にされていますね。

中山陽介院長 なかやま矯正歯科2

はい、プライバシーに配慮して個室を採用しました。私は、治療に際して患者さんといろいろな話をさせていただきます。ライフスタイルなども含めて考えないと、よい治療ができないからです。しかし、患者さんなら他の人に聞かれたくないこともあり、誰かに聞かれるのではないかと心配していると、リラックスして治療を受けていただくことが難しくなりますからね。まだ開業して1年ですが、若い女性の患者さんも多くお越しになられるので、個室にして正解だったと思います。もっとも最近は、徐々に地域で認知されるようになってきて、地元の小、中学生や40代、50代の方、男性の方などさまざまな方に来院して頂けるようになり、とてもうれしく思っています。

歯をきれいにという思いに目立たない矯正で応える

歯の裏側に装置をつける裏側矯正に力をいれておられます。

中山陽介院長 なかやま矯正歯科3

当院では「目立たない矯正」を大切にしています。勤務医の時代からずっと裏側矯正を中心にやってきたので、目立ちにくい裏側矯正がメインになっていますが、マウスピース型装置での矯正も力を入れています。表側矯正でも審美ブラケットと呼ばれる白い矯正装置しか基本的には使いません。せっかく、きれいな歯並びになりたいと思って来院された方に、金属の装置をつけるようなことはしたくありませんから。裏側矯正は装置が見えないので、周囲の目が気になって矯正治療をためらっておられる方にお勧めの矯正法です。ただ、表側に装置をつける場合とは歯に対する力のかかり方が異なります。予想外の動きをすることもあるので技術的に難しく、大学病院などで学べる手法でもないので、専門的にやっている医師はまだ少ないのが現状です。

マウスピース型装置での矯正を選ぶメリットは何ですか。

大きなメリットは取り外しできることです。食事の際に外して自分の歯で食事を楽しむことができ、歯磨きも違和感なく行えます。また、マウスピース型装置は透明なので、装着していても目立ちません。マウスピース型装置を用いた矯正を希望される場合は、最初にシミュレーションを行って、でき上がりの状態を患者さんに見ていただきます。あくまで完成予想なのですが、これによって治療開始の段階で仕上がり状態についての患者さんの希望をお聞きすることもできます。1日あたりの装着時間などを守って正しく使っていただければ、他の矯正法よりも通院の間隔を長くすることができるので、忙しい人にも適しています。

診療の流れを教えてください。

中山陽介院長 なかやま矯正歯科4

初診時は、問診の後、顔と口の中の写真を撮り、それを見ていただきながらカウンセリング室で治療の方法や見込みなどについてお話しします。矯正法や器具についてのご要望もお聞きするとともに、私のほうからもその患者さんのライフスタイルや状態に適した方法をご提案します。もちろん、すぐに決められることではありませんから、納得いくまで考えていただいて結構です。ここまでの初診には費用はかかりません。治療を希望されるという方には、検査を受けていただきます。歯の型採りと写真撮影、レントゲン、大人の場合は妊娠中などでない限り、骨の状態とか歯の根っこの長さなどより正確なデータが取れる歯科用CTの撮影も行います。型採りして装置ができ上がるまではおよそ1ヵ月ぐらいです。特に裏側矯正の装置はオーダーメイドのようなものなので、でき上がるまで時間がかかります。

より魅力的な笑顔になれるような矯正治療をめざす

治療に要する期間はどれくらいですか。

中山陽介院長 なかやま矯正歯科5

個人差はありますが、矯正前に歯を抜いていない人で1年半ぐらい、抜いている場合は2年〜2年半くらいが目安です。通院は表側矯正でも、裏側矯正でも1ヵ月に一度が基本で、効率よく矯正が進むように器具のワイヤーなど調節して、矯正の度合いを見るために定期的に写真も撮影します。また、器具がついていると歯磨きがしにくいので、クリーニングして口腔内をきれいに保ちます。マウスピース型装置での矯正の場合は、矯正の進み具合のチェックがメインになりますね。

平日の夜は7時半まで、土曜日も診療しておられ、体調管理が大変ですね。

開業するにあたって体力をつけるため、マラソンを始めました。靴さえあれば手軽にできますから。やり始めると楽しくて、大阪マラソンなどの大会にも出て、タイムは自慢できませんが完走しています。完走した時の達成感がいいし、走っていると余計なことを考えないので気持ちがすっきりする反面、一人の競技なので走りながら考えごとをすることもできます。最近はジムにも通い出して、週に2〜3回は走っています。後は、家には6歳と4歳の男の子、2歳の女の子がいるので、休みの日に一緒に遊ぶのも私にとっての癒やしです。

患者さんにメッセージをお願いします。

中山陽介院長 なかやま矯正歯科6

勤務医として仕事に携わり、いろいろなことを学ぶうちに矯正治療が楽しいと思うようになりました。虫歯などのマイナスを治してゼロにする一般歯科も大事な仕事ですが、矯正することでプラスにしていく、その人をより魅力的にするという前向きなところに惹かれたのです。矯正歯科を開業した今も、歯並びにコンプレックスがあって思うように笑えなかった人が、いい笑顔を見せてくれるようになると本当にやりがいを感じます。矯正歯科というと、高い、痛い、長くかかるなどのイメージがあって、なかなか踏み出せない人が多いと思います。でも、今は装置もかなり改善され、裏側矯正など見ために配慮した方法もあります。ある程度の費用はかかりますが、歯は一生の財産になります。相談は無料なので、どうぞ気軽に話を聞きに来てください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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