ななこレディースクリニック

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新橋成直子院長

医療トピックス

女性の誰もが通る道
更年期障害の症状と治療法

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更年期は、卵巣機能が低下し女性ホルモンであるエストロゲンが徐々に減少することによって、さまざまな症状が現れる。ほてり、急な発汗、不眠、肩こり、関節痛などの症状のほか、気持ちが塞ぎ込む、イライラする、焦燥感など心にも変化があらわれ、症状が重い場合には日常生活がままならないことも。見た目にはわかりにくく、家族や周囲からの理解を得にくいことも症状が悪化しやすい要因になっている。個人差はあるが女性の誰もが通る更年期障害と上手に付き合うためにすべきことは何か。そこで、更年期全般を専門とし、同じ女性として患者の悩みを受け止めることで患者の体と心を支える「ななこレディースクリニック」の新橋成直子院長に、更年期障害の概要について聞いた。(取材日2019年6月3日)

症状は人それぞれ。数ある治療の中から自分に合った方法を選び、上手に付き合おう

更年期障害の主な症状を教えてください。

1 ▲御嶽山駅から徒歩2分の通いやすい立地 更年期障害は、卵巣機能の低下、本人の個性、家族や職場などの周囲の環境などが複雑に絡み合いさまざまな症状を引き起こすといわれています。具体的には、月経不順が続き体調が優れない、ホットフラッシュ、よく眠れない、関節の痛みなどのほか、疲れやすくなる、気分にムラがでて仕事や家事など今までできていたことができなくなる、したくないということも。晩婚化に伴いお産をする年齢が高年化してきたことで、更年期の入り口である40代半ばでも育児の真っ最中という人が多いのが現状です。休みたいなと思っても休めない、親も高齢で頼れないと1人でいろいろ抱えてしまうことも、一つの要因といえるのではないでしょうか。

更年期に起こるこれらの症状はすべて更年期障害なのでしょうか?

2 ▲更年期全般を専門としている新橋院長 例えば、動悸がする場合は内科で心臓に異常がないか確認を、めまいや耳鳴りは耳鼻科を受診し、ほかに病因がないかを確認して、更年期障害を疑うことになります。疲労感や気力の低下は甲状腺機能低下症、よく汗をかく人は甲状腺機能亢進症がかくれていることもあるので、一度は専門の診療科にかかることをお勧めします。逆に、症状が固定されず変動する場合は更年期障害の可能性が大きいです。またこの時期は、骨密度の低下や、中性脂肪・悪玉コレステロールの上昇など脂質代謝が悪くなってくる時期でもあるので、定期的に健康診断でセルフチェックはしていただきたいと思います。

どのような治療法がありますか?

3 ▲話を聞いて患者とコミュニケーションを取ることを大切にしている まずはお話をよく聞いてから、生理の有無や不規則かどうか確認します。そして血液検査をし、主に貧血、甲状腺機能や卵巣のホルモンを調べて状態を確認します。副作用が比較的少なくて始めやすいのは漢方薬です。閉経している方や症状が多数ある方は、ホルモン補充療法も勧めています。また、プラセンタ注射も治療の一つです。さまざまな治療法の中から、症状に合わせて自分の軸になる治療法を決めて、症状が増えたり、変化するようであれば、他の治療法を追加、変更するのもよいですね。また、定期的に運動する人は症状が比較的軽いといわれています。無理のない範囲での適切な運動や、サプリメントの服用などを生活習慣に加えるのもお勧めです。

ホルモン補充療法には副作用があると聞いたことがあります。

4 ▲ひとりで抱え込まないでほしいという 肌に貼るタイプは皮膚がかぶれてしまうことがあります。また、ホルモン剤は、生理を起こすことも起こさないこともできます。まだ卵巣機能が不安定な時期は、慣れるまで予期せぬ不正出血や経血の量が多くなったり、生理痛がつらいというケースもあります。治療開始にあたっては、月経周期が安定するまでは慎重に診ていく必要があります。また乳がんのリスクも話題になりますが、症状緩和のために5年未満をめどにホルモン剤を服用するのであればリスクは少なく問題はないといわれています。ただ、定期的に乳がん検診を受けることは大切です。

がん検診の啓発にも力を入れているそうですね。

5 ▲便利なインターネット予約も可能 婦人科に限ったことではありませんが、がん検診は年に1回でよいので必ず受診しましょう。40歳を過ぎて少しずつ卵巣機能が乱れ始めてくると、生理が不順になり、止まりにくくなることが時々あります。毎年検診を受けて異常がなくても、年1回はかかりつけの婦人科の医師と気になることは相談しておくとよいと思います。大田区は毎年、子宮がん検診を受けることができます。検査自体には時間があまりかかりませんので、忙しい人もぜひ受診してほしいと思います。

料金の目安

プラセンタ/保険適用以外の場合1アンプル1,000円〜(税別)

ドクターからのメッセージ

新橋成直子院長

更年期障害は多かれ少なかれ皆が通る道です。子育て、家事、仕事と女性は忙しい人が多く、自分の身体と向き合う時間が少ないと思います。つらい時期は「やりたくないときはやらなくていい」というくらいの気持ちで、自分のことを最優先してあげてください。婦人科の受診は敷居が高いかもしれませんが、毎回内診をするわけではありませんし、生理のときは受診できないということもありません。診察に抵抗があれば、そのときはお話だけということもできます。また、インターネット上には正しい知識もそうでない情報もあふれていますが、更年期症状は一人ひとり違いますので、ネットの情報は気にせず、気軽に受診してご相談ください。

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