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復帰から再発防止まで見据えた
スポーツリハビリテーション

B&Jクリニック お茶の水

(千代田区/御茶ノ水駅)

最終更新日:2022/03/25

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  • 保険診療

ケガや不調に悩むスポーツ選手らの大きな支えとなるスポーツリハビリテーション(アスレチックリハビリテーション)。一般的にリハビリとは、ケガや病気後に「日常生活に戻ること」を目的として行うもの。一方でスポーツリハビリは、患部や周辺の機能の回復を図り、以前と同じ状態でスポーツができるコンディションの獲得が目的。さらに運動時のフォームや筋力不足、生活習慣などもチェックし、再発予防までを視野に入れたリハビリを行う。そのため医師の専門性や経験、スポーツに対する理解などが問われる分野だとされる。今回はスポーツ整形外科とスポーツリハビリに力を入れる「B&Jクリニック お茶の水」の院長で、数々のスポーツ選手をサポートしてきた経験を持つ洞口敬先生に、スポーツリハビリの特徴や具体的な流れなどを聞いた。

(取材日2022年2月26日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qスポーツリハビリは、通常のリハビリと何が異なるのですか?
A

捻挫や骨折、靭帯や筋肉を損傷した場合、ギプスやサポーターで固定し局所の安静を保つことで、患部は回復に向かい日常生活レベルの痛みはなくなっていきます。しかし安静期間中に周辺の筋肉が衰え、モーターコントロールといって、運動するのに必要な身体の動作調整機能が低下してしまいます。患部を元の状態に戻すだけでなく、その周辺と連動機能の回復を図りスポーツに復帰するところまでお手伝いするのがスポーツリハビリです。当院では、同じことの繰り返しにならないよう再発防止も視野に入れています。体に負担がかかりにくいフォームを指導し、筋力が足りない場合は筋力トレーニングを組み込み、生活環境改善からのアプローチも行います。

Qこちらのクリニックのリハビリの特徴を教えてください。
A

当院のリハビリは、理学療法士がマンツーマンで行います。一般的に決められたリハビリの時間は一単位20分ですが、当院では40分程度かけて対応することを基本にしています。個々の症状に応じた運動療法をメインに、必要に応じて電気刺激や超音波刺激などを用いた物理療法を追加し、セルフケア、自主トレーニング指導などを行います。患部や全身を客観的に評価するツールも用いながら、潜在的な機能不全症などを洗い出します。また、理学療法士とドクターが経過を追って密に情報交換をすることで、リハビリと医師の行う治療の相乗効果が十分に引き出されるよう努力しています。

Q学生や若い選手へのサポートで重視していることはありますか?
A

学生さんは限られた期間でスポーツをしているため、ケガや不調が理由で大切な大会に出られなくなるのはつらいですよね。当院ではそんな患者さんの心情に配慮し、学年や時期に応じて痛みを和らげながらなんとか試合に出られるよう、リハビリ含めサポート的治療を行うこともあります。もちろんその逆で、「今は休むべき」とアドバイスすることもあり、患者さんと十分に話し合い理解していただいた上で方針を決めていきます。そのスポーツを学生の間にしかしないのか、卒業後も続けてプロをめざすのかなど、将来のことまで考慮して考えます。また当院では夜間診療時間帯を設け、学校や部活に忙しい学生さんも通院しやすいよう工夫をしています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1まずは問診で痛みの原因や症状を詳しく伝える

リハビリを受ける前に、まず問診を受ける。同院の問診では患部だけでなく、痛みが起こる動作や具体的な痛みの場所など細かく問診を行う。患者一人ひとりの背景をくみ取ること、そして触診も交えて正確な診断を行うことを心がけているという。他院で受けた手術後のリハビリにも対応。過去のケガを庇っていることで別の部位に痛みが起こっている可能性もあるため、過去のケガに関してもヒアリング。

2正確な病態把握のために検査を行う

状態を詳細に評価するために画像検査を行う。スポーツによるケガは痛む部位と別の部位に原因が潜んでいることや、エックス線画像だけでは診断できないことも多いという。同院ではエコーやMRI、CTなどを用いて詳細に評価。「大きな病院の整形外科は肩や膝などパーツごとに専門化されていることも多いですが、当院は患者さんの全身をトータルに評価し、発痛源やその原因を探っていきます」と院長。

3検査結果をもとに診断し、リハビリ計画を相談

検査結果をもとに再度医師による診察を受けて、一緒にリハビリ計画を考えていく。同院では患者の状態や気持ちも理解した上で、方針を決定していくことを強く意識しているという。リハビリに進む場合は、受付にて予約を取る。リハビリではなく手術が適していると判断された場合は、近隣大学病院などを速やかに紹介。連携している日本大学病院であれば、院長自身が執刀している。

4リハビリテーション開始

当日はリハビリ開始時刻の5~10分前に受付を済ませ、更衣室で着替えをして待機する。同院では理学療法士がマンツーマンで指導。患部のケアだけでなく、隠れている動きの悪さを見つけ出す評価を行ったり、体に負担がかかりにくいフォームを身につけたり、不足している筋力の増強などを図り再発予防も重視。患者が自身の体の特徴や癖を知り、自己管理ができるようになることを目標に進める。

5復帰が見えたらリハビリ終了

リハビリを終了するタイミングは個別に判断される。「日常生活ができるようになる」レベルで終わりではなく、スポーツ時に希望のパフォーマンスが発揮できるまで回復できるようにサポートするのがスポーツリハビリ。同院は、患者が復帰できるまでしっかり見守るのがポリシー。リハビリ終了後に、必要であれば数ヵ月後に再受診をして様子を見ることも。

ドクターからのメッセージ

洞口 敬院長

スポーツによるケガや痛みは、適した保存療法とリハビリを受けることができれば、手術をせずとも改善を望める可能性は十分にあります。当院では理学療法士による専門的なリハビリに加え、「積極的な保存療法」を実践しています。先進的な医療技術も積極的に導入し、手術以外の方法で患者さんをサポートする医療の実践をめざしています。痛みはないけれど機能不全が隠れていたり、自分では意識していないけれどフォームに問題があったり、患者さんが気づかないような部分にも目を向けてサポートいたします。

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