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大井町中村眼科

大井町中村眼科

中村弘院長

医療トピックス

40歳以上5%、70歳以上1割
緑内障は早期の発見・治療が大事

大井町中村眼科

保険診療

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日本における視覚障害の原因で最も多い緑内障。その有病率は、40歳以上の20人に1人、70歳以上では10人に1人と高い。しかし、その高い有病率にもかかわらず、自覚症状に乏しいため、緑内障があるのに気づかずに過ごしている人が全体の8割とも9割とも。一方、最近の緑内障の診断と治療の進歩は目覚しく、以前のような「緑内障=失明」という概念は古くなり、早期発見・早期治療によって失明という危険性を少しでも減らすことができる病気となってきた。そこで、日米で長らく緑内障を中心とした研究に取り組み、豊富な診療経験もある「大井町中村眼科クリニック」中村弘院長に、緑内障の診断や治療について聞いた。緑内障が心配な人、検査を受けようかと迷っている人は、ぜひ参考にしてほしい。(取材日2016年9月5日)

日米で緑内障の研究に取り組み、緑内障についての共著もある中村弘院長に聞く、緑内障の診断と治療

緑内障の検査の方法について教えてください。

1 ▲眼底検査など、精密検査を行ってから治療を行う 一般に緑内障は眼圧が高いというイメージがありますが、眼圧が正常範囲の緑内障も多く、一方では眼圧が高くてもまったく問題ない場合もあります。また、急激に発症するものや、他の眼病から生じるタイプもあります。ですから、緑内障については眼球全体を丁寧に調べることが必要です。眼圧検査、顕微鏡検査、眼底検査を行い、緑内障が疑わしい場合には、OCT(光干渉断層計)検査、視野検査などを追加します。眼圧は朝高い人、昼や夕方に高い人など様々ですので、時間をずらしながら複数回検査し、眼圧下降治療の際参考にします。OTC検査や視野検査では、緑内障の障害程度が分かるとともに、進行具合や治療の有効性の判定にも役立ちます。

治療の方法とリスクについて教えてください。

2 ▲点眼薬の使用についても指導を行う 緑内障では病気の進行を止める、遅くすることに主眼がおかれ、眼圧を低くすることが有効です。まず点眼薬を使いますが、種類がいろいろあるので、患者さんに合った組み合わせを見つけます。リスクは各点眼液にいろいろな副作用があることです。時に強い角膜障害やアレルギーを起こすことがあり、その際は点眼を中止、変更します。点眼では眼圧が十分下がらず、視野障害が進行する時には手術を考えます。緑内障手術のリスクで大きなものは細菌による眼内炎で、術後しばらくたっても起こり得るので注意が必要です。当院では緑内障手術は行っていませんが、信頼できる施設にご紹介するとともに、手術後のサポートも責任を持って対応していきます。

緑内障視神経乳頭についての書籍も共著されていますね。

 ▲中村院長は緑内障についての共著を出している 緑内障では視神経乳頭という部位に萎縮が起こるのですが、いろいろなパターンがありとっつきにくい分野です。10年ほど前若い医師を指導していた時、写真で具体的に萎縮を学べるよう、緑内障臨床に携わる先輩先生方に「本を書いてほしい」と頼んだ際「君がまとめなさい」と言われまして。膨大な数の写真を提供していただき、2-3人で4-5ヵ月ぐらいかけてざっとまとめ、その後複数の先生に分担執筆をお願いし、8名の医師で「どう診る? 緑内障視神経乳頭」を出版することができました。OCTが普及して網膜や視神経の異常を検出し易くなりましたが、OCTでの異常がすべて緑内障ではなく、萎縮のパターンを熟知しておく必要があります。

大井町中村眼科で受けられる治療や特徴について教えてください。

4 ▲患者への説明はパネルなどを使い丁寧に行う 眼圧は常に一定ではないため、治療前に複数回眼圧測定を行います。眼圧を30%下げると治療効果が高いので、必要なら数種類の点眼薬を使います。緑内障は一生付き合っていく病気ですので、点眼薬は効果とともに副作用の少なさも考慮にいれて選択します。全緑内障患者さんのうち、未発見な方が8割とも9割とも言われてますので、当院にかかる全ての患者さんに緑内障が隠れてないかチェックをしています。緑内障性変化を時系列で比較検討できる高機能OCTがありますので、視野異常の無い疑い患者さんや極初期の患者さんも、進行程度を確認しながら診療することができます。定期的な通院が必要ですから、通院しやすい環境もメリットです。

緑内障の研究や治療に関わっていらした思いを教えてください。

5 ▲緑内障治療の経験が豊富で造形が深い 多くの緑内障は自覚症状が無いため、ゆっくりと知らないうちに進行し、患者さんが自分で気づいた時にはほとんど失明寸前ということも起こりえます。また、緑内障と診断されても治療効果を実感できず、治療を中断してしまう方も少なくありません。日本とアメリカで緑内障の研究に取り組み、また緑内障患者さんが多く受診する専門病院でも緑内障診療を手がけてきましたが、常々緑内障は難しい病気だと考えております。当院では、基本に忠実なしっかりとした診療を行うとともに、知識と技術のアップデートを忘れないようにしようと思います。また、一般の方にも緑内障の早期発見・早期治療の重要性を知っていただくために努めたいと思っています。

ドクターからのメッセージ

中村弘院長

緑内障では、痛んでしまったところは元に戻りませんので、早期発見・早期治療が肝要です。しかし、自覚症状がないことが多いので、誰かに見つけてもらう必要があります。勤務先などに眼科検診がある場合は受けることを強くお勧めします。家族に緑内障の方がいるなど、気になる方は進んで検診を受けましょう。緑内障と診断された際は「早く見つかってよかった。病気と上手に付き合っていこう。」と前向きに考えていただければと思います。点眼治療中の方は、日々の点眼と定期的な通院を頑張って続けてください。手術を受けた方は、手術方法によっては日常生活で気をつけることがありますので、しっかりと理解して実践していくことが大事です。

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