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検査、手術、術後ケアの実際
知って安心を・日帰り白内障手術

大井町中村眼科

(品川区/大井町駅)

最終更新日:2020/07/17

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  • 保険診療

高齢化社会の中で、多くの人に起こる目の病気、白内障。視力が低下し、物がかすんで見えるようになり、日常生活に支障を来すようになると手術治療が必要になる。近年、白内障手術に必要な検査機器や、精密な手術機器が目覚ましく進化し、痛みや負担の少ない治療が可能になり、日帰りでの白内障手術も一般的になってきた。それだけに、自分や家族が白内障になったとき、安心して治療を受けるために、どんな検査を受けるのか、どのような準備や術後のケアが必要なのか、あらかじめ知っておきたいという人も多いことだろう。そこで、白内障日帰り手術を希望する患者が多数来院するという「大井町中村眼科」中村弘院長に、検査や手術、術後ケアまでその実際を取材した。ぜひ参考にしてほしい。(取材日2016年9月5日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q手術前の注意点を教えてください。
A

白内障は手術を受けるタイミングが大切です。水晶体(目の中のレンズ)の濁りが同じぐらいでも、煩わしさは個人差が大きく、不便を感じていない段階では手術による変化はあまり実感できません。一方、「手術は怖い」などと先延ばしにすると、白内障が重度に進行してしまったり体力が低下したりして、手術が難しくなることもあります。「かすんで見づらい、煩わしい」と感じるタイミングで手術を受けられるのが良いでしょう。また手術後は、翌日の診察まで眼帯をしていただくことになりますので、一人で歩かれるのは危険です。当院では、必ず付き添いをお願いしていますので、事前にご家族などと相談しておいていただければと思います。

Q白内障手術に痛みはありますか?
A

白内障手術の際は、ほぼ痛みは感じないと言っていいと思います。手術の際は、まず、最初に点眼麻酔を行います。手術そのものの時間は5分から10分ぐらいですから、ほとんどの方はご心配なく手術を終えることができます。一方、手術中に痛みを感じる場合は、途中で点眼あるいは注射の麻酔を追加します。局所麻酔ですから患者さん本人の意識はありますので、「痛い」と言ってもらえれば追加の麻酔をすることができ、その追加麻酔時の痛みもほとんどありません。患者さんの感覚としては、手術用顕微鏡の光が少々まぶしくて、目の周りに水が流れているなあと感じているうちに手術が終わるイメージのようですね。

Q手術後の生活について、何か気をつけることはありますか。
A

最も重要なのは、術後早期の細菌感染を防ぐことです。そのためには、水などを手術した目に飛ばさないこと、指示通りに術後の点眼をすることが大事です。眼球の中は細菌にとってとても快適な環境なので、目に入った水などから細菌が眼球内に入ると、急激に細菌が繁殖して強い充血や痛みが生じ、視力が出なくなってしまうことがあります。ですから、手術後1週間、特に最初の3日間は注意が必要です。洗顔は避け、絞ったタオルで拭く程度に。洗髪も避け、洗いたいときには美容院で顔を上に向けてタオルをかけてシャンプーしてもらってください。入浴はしても構いませんが、首から上にお湯がかからないように注意してください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診で自覚症状をチェックし、検査を受ける

まず問診で、「霧がかかって見える」「まぶしい」「眼鏡をかけても視力が出ない」「目がかすんで疲れる」など白内障の自覚症状をチェックする。次に視力検査を行い、診察用の顕微鏡で検査した後、瞳孔を拡げる目薬を点眼して水晶体(目の中のレンズ)の濁りを精査。合わせて眼底検査も行い、網膜に問題がないかも調べる。白内障以外の問題があった場合、白内障の手術を受けても、視力があまり回復しないこともある。

2検査結果を受けて、症状の説明や、治療の選択肢を聞く

検査の結果、白内障と診断された場合、手術を受けるか、薬を使って病気の進行を遅らせながら様子を見るか、本人の希望を考慮しながら治療方針を決定する。手術となった場合、眼内レンズの度数を決めるための眼軸検査、また全身の状態を確認するため、血液検査なども合わせて実施する。同院では、大きなモニターで目の状態を患者やご家族に見てもらい、患者本人が病状を把握し積極的に治療に臨めるようにしているとのこと。

3手術では水晶体の白濁を除去、人工の眼内レンズを挿入

まず点眼麻酔を行い、それでも痛みを感じる場合などは、必要に応じて追加の局所麻酔を行う。水晶体表面の透明なカプセルだけを残し、濁った中身の部分を超音波で砕いて外に吸い出し、袋状のカプセルの中に人工の眼内レンズを挿入する。手術そのものは5~10分程度で終了し、麻酔で痛みを感じることはほとんどないとのこと。術後は、院内でしばらく体を休め、落ち着いてから帰宅する。

4手術直後や、家庭でのケア

手術後翌日までは眼帯をしているので、足元に注意しながら慎重に動くように気をつける。家庭で気をつけたいことは、指示通りに点眼すること、目を押したりこすったりぶつけたりしないこと。術後専用の保護眼鏡を術後1週間ほどかけるのもお勧めだという。また、洗顔や入浴は医師の許可が出るまで避けること。激しい運動は避けたほうがよいが、運動の種類にもよるので相談してほしいとのこと。

5指示どおりに通院し、経過観察を受ける

原則として術後3日間は毎日通院し、その後は術後1週間後に診察を受ける。順調ならその後、2週間後、1ヵ月後、2ヵ月後、3ヵ月後、4.5ヵ月後、6ヵ月後に受診する。診察では視力検査や診察用の顕微鏡での検査を行い、合併症の有無や、見えるようになっているかを確認する。また視力低下や充血・痛みが生じた場合は、速やかに診察を受けることが必要だ。同院では、中村院長にすぐに連絡が取れるよう配慮しているとのこと。

ドクターからのメッセージ

中村 弘院長

白内障は高齢になると多くの方に起こる病気です。しかし、視力回復を目的とした白内障手術を受けることで、生活の質の向上が期待できます。手術そのものは、低侵襲(影響や刺激が少ないこと)で負担が軽く、80代以上の高齢の方でも全身状態が良ければ、手術を受けていただくことができます。さらに日帰り手術は手軽でご家族の負担も少ないので、開院以来、希望される患者さんが多く来院されています。今や、加齢によるかすみで見えにくいことを我慢する時代ではないのではないでしょうか。こうしたニーズに応えられるよう診療体制を充実させて、より多くの方に満足していただける治療をご提供したいと考えています。

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