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池田 賢一 院長の独自取材記事

いけだ歯科クリニック

(さいたま市大宮区/大宮駅)

最終更新日:2023/07/31

池田賢一院長 いけだ歯科クリニック main

大宮駅西口から徒歩3分、デパートのすぐ裏というアクセス至便な場所にある「いけだ歯科クリニック」。池田賢一院長は、大学院で根管治療の研究に取り組み、大学病院で講師を務めたこともある経験豊富な歯科医師で、虫歯や歯周病治療などの一般歯科から、根管治療、審美面も配慮した治療まで幅広く日々の診療に携わっている。デジタルマイクロスコープの導入など設備面の充実も図り、より精密な根管治療や予防ケアのクリーニングにも力を入れている。「丁寧な治療を積み重ねて患者さんから信頼を得るのが何より大切」と話す池田院長に、同院の特徴や専門の根管治療について話を聞いた。

(取材日2022年9月2日)

丁寧な説明を心がけ、患者が納得いく治療を提供

クリニックではどのような診療をしていらっしゃるのでしょうか。

池田賢一院長 いけだ歯科クリニック1

当院では、一般的な歯科治療から審美性にこだわった治療、スポーツ用マウスガードの作製まで幅広く行っています。私は、大学時代に根管治療について研究して、大学院で同治療における博士号も取得し、特に根管治療は得意としています。最近は患者さんの歯に対する意識が高まってきており、治療における審美的なご要望も増えてきました。当院でも金属ではなくセラミックの詰め物にも対応させていただいています。その日のうちにセラミックの詰め物やかぶせ物を作ることができるCAD/CAMシステムも導入しており、技工物の製作を外注せずに済むことから、自己負担となるセラミックの詰め物やかぶせ物も、比較的費用に配慮して提供することができます。スポーツ用マウスガードでは、歯の破損や脳震とうを防ぐための細かい基準やノウハウがあるので、外注ではなく自分で製作をしています。

先生の治療方針を教えてください。

患者さんの意見を必ず取り入れて治療することを心がけています。一つの治療を行うにも方法はたくさんあります。私はできるだけ多くの治療方法を提示させていただき、患者さんに選んでもらえるようにしています。かぶせ物をするのにも保険適用のものから自費治療のものまでさまざまです。それぞれのメリットやデメリットを伝えた上で選んでもらうことで、より納得した治療を進められるのではないかと思うからです。治療ももちろん大事ですが、説明も重視していて、30分の治療枠の中で15分ほど話していることもあるくらいです。とにかく患者さんには笑顔で帰っていただきたいので、写真を見ながら現在の状態やどういう治療が適切かを説明し、ご納得いただいた上で治療に入ります。

患者さんが痛みを感じないようにどのような工夫をされているのでしょうか。

池田賢一院長 いけだ歯科クリニック2

患者さんはどのような症状からくる痛みかわからないと不安になると思うので、まずは病巣がどのような状態であるかをできるだけ丁寧に説明することが必要だと考えています。例えば、神経を取った後にまだ痛いという場合は、神経ではなく周囲へのダメージで痛んでいる場合もあります。そういったさまざまなケースに応じて痛みが止まらない理由を納得していただけるまでお話しします。処置前であれば麻酔薬の注入方法をゆっくりと時間をかけてお伝えし、処置後であれば麻酔が切れた後はどうなるか、どういう痛みが発生してどれくらい続くかなど、これから起こり得ることも説明します。自分自身の状態がわかると不安が軽減され、痛みに耐えやすくなると考えています。

マイクロスコープとCTを活用した根管治療に注力

ご専門の根管治療についてはどのように取り組まれているのでしょうか。

池田賢一院長 いけだ歯科クリニック3

根管治療とは、一般的に歯の根っこや神経と呼ばれる根管を治療することです。根の中は、歯科医師でもなかなか見ることができない場所で、ばい菌を取り残してしまう可能性があるため、時間をおいて何度も通院していただかないといけません。そこを面倒がって回数を減らしたり手を抜いてしまうと、かぶせ物を入れた後に悪くなり、後々に患者さんの負担が大きくなってしまいます。大学院では、こうした根の治療を確実に行う方法を研究していました。昔治療したところが再発し、根っこの先に膿を持っているなど治療が難しいケースの患者さんでも当院では対応させていただいております。クチコミではるばる遠方より来てくださる患者さんも増えているので、さらに精度を高めた根管治療ができるようにしていきたいと思っています。

根管治療のために歯科用CTやデジタルマイクロスコープも導入されていると伺いました。

根管治療は歯の根という非常に細かい部分を診る治療になるため、マイクロスコープを導入している歯科医院が増えてきていますが、当院でも使っております。一般的にマイクロスコープは接眼レンズをのぞきながら治療することが多いと思いますが、当院で導入したのは、拡大画像がそのままモニターに映し出されるデジタル機器になります。レンズではなく口の中とモニターを見ながらできるので、施術側も違和感なく治療ができますし、歯科衛生士も同じ画像を見ながら治療ができるのが良い点です。また、根管治療はエックス線撮影だけではどうしてもわかりにくいところがあるので、より詳しく検査ができる歯科用CTも導入しています。歯科用CTは立体で見ることができますから、より適切な根管治療を行うために活用しています。

予防歯科についてはいかがでしょうか。

池田賢一院長 いけだ歯科クリニック4

最近は予防歯科への意識も高まってきているのか、3ヵ月に1回定期的にメンテナンスに通っていただける方が多くなりました。予防歯科の患者さんは基本的に歯科衛生士に診てもらっていますが、スタッフにもできるだけ多くの症例や経験を積んでもらうように、常にその場で僕自身が教え、スタッフが自分で考えられるように育成してきたつもりです。今では逆に、治療が芳しくない患者さんについて歯科衛生士のほうから「ここに問題があると思うので検討してください」と言われることもあるんですよ。頼もしいでしょう(笑)。歯科衛生士がクリーニングを行う際にもデジタルマイクロスコープを使っていますので、より精度の高いメンテナンスができているのではないかと思います。

要望に真摯に応え、信頼を得られるよう努力を怠らない

先生が歯科医師を志した理由を教えてください。

池田賢一院長 いけだ歯科クリニック5

両親ともに歯科医師で、父も母もそれぞれが独立して働いていました。僕がこの仕事を選んだのも、その影響であることは間違いないと思います。実は高校時代までは弁護士になりたくて勉強をしていましたが、受験した法学部は全部落ちてしまいまして、歯学部に進むことになりました。親の仕事が歯科医師で、母方の親戚はみんな歯科医師でしたし、父の実家は酒屋を営んでいましたから、会社員の世界は想像がつきませんでした。結局、歯科医師になるのが自然な成り行きだったんでしょうね。実際、僕も歯科医師になってみると、やっぱり弁護士よりこっちのほうが向いているなと感じることが多かったです。

大宮で開院されて12年がたちましたが、患者さんの変化で感じられていることはありますか?

12年前と比べるとマンションなどが増えてきたので、若い世代が増えているように思います。以前は悪いところだけ治ればいい、と考えている人が多かったのですが、最近はせっかく治すのだからその状態を長く保たせて、審美的にもよく見える治療を希望する方が多くなってきていますね。また、感染症流行の影響でテレワークが多くなってきた時には、頭痛や肩凝りなどの不調を訴える方が増えました。口の中を見て見ると噛み合わせが悪かったり、食いしばりの跡が見られたりすることが多々あるので、歯科医師としてアドバイスできる、口の中から始まる全身の健康についてお話しさせていただくこともありました。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

池田賢一院長 いけだ歯科クリニック6

デジタルマイクロスコープや歯科用CTなどの機材の充実や精度の高い治療の提供をめざすのはもちろんですが、まずは患者さんに信頼してもらえるよう一人ひとりに丁寧に向き合う姿勢が何よりも大事だと考えています。ありがたいことに、当院では、受診控えが増えた2020年頃も、患者さんの来院はそれほど途切れませんでした。もちろん、換気に十分気をつけ、空気清浄機を2台設置、口腔外バキュームの数を増やすなど、感染症対策に力を入れていることもあるかもしれません。それと同時に、どんな時でも「ここの歯科クリニックなら大丈夫」という安心感を与えられてきたからかなと思い、うれしかったです。読者の皆さまには、口の中で気になることがあったら気軽に相談に来てくださいとお伝えしたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた補綴/3万8000円~
インプラント治療/30万円~
ホワイトニング/1万5000円~
スポーツ用マウスガード作製/8000円

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