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伊藤 嘉康 副院長の独自取材記事

伊藤しあわせクリニック

(名古屋市南区/鶴里駅)

最終更新日:2019/08/28

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地下鉄桜通線鶴里駅より徒歩5分。住宅街の中にひときわ目を引く「伊藤しあわせクリニック」のオレンジ色の看板が見える。同じオレンジ色でまとめられた院内にはキッズスペースも完備。子ども連れでも気兼ねなく通院できる気配りがされている。今回お話を聞いた副院長の伊藤嘉康先生は、「すこやかな女性をはぐくみたい」というスローガンのもと、デリケートな問題に悩む数々の女性の相談に対応してきた。その思いはクリニック名にも込められ、伊藤先生の元には、近隣住民ばかりではなく遠くから通院してくる患者も少なくない。朗らかで優しい笑顔と明るい話し口調が印象的な伊藤先生に、クリニック名の由来や患者への思いなどを聞いてきた。
(取材日2016年5月25日)

女性の悩みを解消し、楽しい人生を送ってほしい

患者層や主訴をお聞かせください。

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月経が始まる頃から、ご高齢の方まで年齢層は幅広いですね。主訴もさまざまですが、多いのは、一般の婦人科検診(乳がん検診や子宮がん検診)、妊婦健診のほか、生理痛、生理不順、尿失禁、更年期障害などです。また当院では腸内洗浄療法を行っています。患者さんは近隣住民の方が多いのですが、この腸内洗浄療法は扱っているクリニックはあまりありませんので、南区の他、緑区、天白区、熱田区、瑞穂区など少し遠方から通院してくださる方もいらっしゃいます。

珍しいクリニック名ですが、由来を教えてください。

院長である私の父が、1975年に「伊藤産婦人科」を開業しました。今年でちょうど40年になるので、新しい感じを出したいと思ったんですが、改装となると時間も限られ難しかったので、まずは名前をリニューアルしようと決めました。とても悩んだのですが、私はいつも、日常生活に支障が出るほどの痛みや不快感を取り除いてあげることで、女性の皆さんに明るく幸せな生活を送ってほしいと考えているので、その思いを込めて「伊藤しあわせクリニック」と名付けました。一般的に、女性にとって「産婦人科」の敷居は高いかもしれませんが、「しあわせ」という広がりのある言葉を使うことで、少しでも気軽に受診していただければとの思いもあります。

医師になったのは、やはりお父さまの影響があったのですか?

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父の背中を見て育ちましたからね。医師になろうと意識したというよりは、当たり前に医師になるぐらいに思っていました。父は古い世代の医師ですが、学生の基礎で習うような基本的なこと、例えば問診や触診を今も大事にしています。最近は、いろんな検査機器が出て、病変の発見や正しい診断ができるようになっていますが、経験豊かな父が行う診療でも十分病変の発見や診断ができるのを見ると、とても勉強になりますね。新しいものを駆使して、さまざまな検査を行うことは大事です。私も乳がん発見のためのマンモグラフィの読影技術でA評価を受けていますので、見落としがないような検査技術は身に着けています。ただそれだけではなく、しっかりと自分の目で見て、触診で患者さんに触れて、しっかり話を聞くことでわかることもたくさんあります。両方のいいところを取り入れて、患者さんにとってより良い方法を選択していきたいです。

さまざまな治療を導入し、患者の悩みを改善

がん検診にも積極的に取り組まれていますね。

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20歳以降の方には子宮頸がん検診を、30歳以降の方には乳がん検診を受けていただきたいと思います。これまでも、ご自身が若くしてがんになるということが想像できずに来院が遅れ、その後大変辛い思いをされた患者さんを見てきました。内診台に乗ることへの抵抗などもあるかもしれませんが、いきなり内診台に乗ってもらうことなどないですし、患者さんのお気持ちも汲みますので、一度ご相談いただければと思います。名古屋市は、子宮頸がんについては、20歳以上の方は自己負担金500円で2年ごとに、また乳がんについても40歳以上の方は同額で2年ごとに検診を受けられます。名古屋市の30歳代の方は乳がん検診の対象ではないため、視触診や超音波検査をお受けいただけるとよろしいです。また、所定の年齢の方は名古屋市から検診のクーポン券が送られてきますので、無料でお受けになれます。この機会を大切にしていただきたいと思います。

尿失禁の治療について詳しくお聞かせください。

高齢になると子宮が下に下がり、膀胱を圧迫することで尿失禁が起こってしまう方が多くなります。尿失禁の治療は薬の服用が効果的なのですが、薬で効果がなかった方や、副作用で喉の渇きがひどく治療が困難になってしまう方もまれにいらっしゃいます。そういった方には磁気治療器を使用した治療を行います。磁気で骨盤底の神経を刺激して、筋肉を鍛えることで尿失禁に効果が出るというもので、着衣のまま装置に座って行います。尿失禁があるとどうしても煩わしく、出かけるのも億劫になってしまいがちです。女性の皆さんには、年齢を重ねても活動的でいていただきたいので、気になっている方は積極的に治療していただきたいと思っています。最近は尿漏れ用のおむつなども出ていますが、下着に漏れないようにするもので、尿失禁自体を起きないようにするものではありません。尿漏れ自体を根本的に治療したいという方は一度ご相談ください。

腸内洗浄療法についても詳しくお願いします。

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例えば「昔から便秘なんです」と、多くの患者さんから便秘の相談があったことから、2001年にコロンハイドロセラピーという腸内洗浄療法を導入しました。愛知県で導入しているところが少ないようで、岡崎や豊橋から来られる方もいらっしゃいます。薬剤などは使わず、ろ過・殺菌した温水を肛門から注入し腸内を洗浄する療法です。数回受けていただいて、合わせて食生活や生活リズムなども見直していただくことで、だんだん便秘症状が改善されていきます。便秘の程度に合わせて、一度では効果が表れない場合は数回通院していただく必要があります。便秘の原因はさまざまですが、食事を含めた生活習慣を少し意識するだけでもだいぶ違います。腸内洗浄療法と合わせて、これからの生活習慣についてもご相談ください。

本音を出してもらえるコミュニケーションが大事

先生が日々の診療で気をつけていることは何ですか?

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患者さんには、どんな形であろうと最終的に心から納得して帰ってほしいと思っています。ですから、とにかく患者さんが今困っていることは何なのか、どうしてほしいのか、どんなことを考えているのか、という患者さんの本音を意識しながらお話をしています。そのために、私もあまりカチッとしすぎないように、何でも聞いてもらえるような接し方を意識していますね。本心がわかると「本当はそこを悩んでいたのか」とわかって、良いアドバイスや治療ができますからね。また、わかりやすく伝えることも大切ですね。例え話を交えて、なるべくわかりやすいよう、理解していただけるようにお話しすることを心がけています。そこまでいくと、患者さんも納得して帰ってくださると思います。

コミュニケーションを大事にされているのですね。

クリニック名の由来でもお話ししましたが、女性の幸せを願っていますので、そのためにできることは何かといつも考えています。白衣を着ないのもそうですし、名札に趣味や血液型を入れたのも、患者さんに威圧感を与えず、話しやすいきっかけをつくりたくて始めました。胸の名札には、私含めスタッフ全員が趣味などを記載しているので、採血や検査前に患者さんと趣味のことを話すこともあります。その方が、緊張がほぐれるかと思いますし、何でも話しやすい雰囲気がつくれればいいなと思っています。

最後にドクターズファイルの読者へメッセージをお願いします。

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最近は社会で活躍する女性が増えていて、一口に女性特有の悩みと言ってもさまざまだと思います。一人で悩んでいても解決しないので、何でも相談してみて下さい。育児に関してですが、当院では予防接種にも対応しています。予防接種の種類もすごく増えているので、お母さんが日程を計算するのは大変です。当院では、お子さんの生年月日に合わせて接種のスケジュール表をお作りしています。もちろん、実際の接種日は、お子さんの体調やご家族のご都合に合わせて修正ができます。育児書や周りに言われたとおりに育児をしなくてはいけないなどと悩まないで、当院の乳児健診を受診してみて下さい。新生児科という専門の医師が診てくれますので、安心できますよ。どんな些細なことでも気軽に相談して、明るく元気に生活していただけることを願っています。

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